あすなろ通信第18号(0909)

  あすなろ通信第18号(0909)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 初秋の候。皆様、やがて訪れつつあります本格的な秋に向かって、お元気でお過ごしのこととお慶び申し上げます。
 さて今月は、合同役員会について、ソフトの購入が終わる、本会ホームページの内容、健康一口メモなどをお伝えいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

  ・合同役員会開催について
 昨年からホームページ作成に木之田委員長を中心に同委員の皆様に取り組んでいただいておりましたが、本会のホームページもほぼ完成し、後は細かなツメをするだけになりました。
 そこでこの秋に、このホームページの制作委員会と本会役員とで合同の役員会を開催し、ホームページ完成のツメに向けての作業の手順を話し合いたいと考えております。このことにつきまして、これから折に触れて皆様に色々とご協力をお願いすることがあるかと思いますが、その時にはどうか皆様のお力をお貸し下さいますようにお願いいたします。

  ・ソフトの購入が終わる
 数ヵ月前からこの通信でお知らせいたしております本会の作業に必要なソフトの購入が終わりました。本会の事務局長と長井さんがお骨折り下さいまして、補助金を使うことができたので、会費の使用は6千円弱で、全て購入に関する作業が終わりました。今お届けいたしております通信からこのソフトを使って作っております

  ・本会ホームページの内容について
 2009年3月からシリーズ的にこの通信で本会ホームページの内容をお伝えしております中で、2009年5月からはホームページの中のQ&Aを、長いので何回かに分けてお届けしております。今回もその続きです。

  ・あすなろ鍼法についての“Q&A”
   鍼の適応症
Q .8 ハリの適応症には、どのような病気があるのですか?
A .ハリ科学は、広い適応範囲を持っています。その中でも日ごろよくお見かけする病気をご紹介しましょう。
自律神経失調症
多汗症 冷え症
ホルモン及び新陳代謝疾患
糖尿病 痛風 肥満症 更年期障害

心の病気など
うつ傾向の症状 頭痛 偏頭痛 不眠症

筋肉・関節・運動器の病気
肩こり 腰痛 関節炎 ねんざ、打撲、骨折の後遺症 ふくらはぎのひきつり

耳・鼻・口腔の病気
メ二エル病 めまい 耳鳴り 難聴
外耳炎 中耳炎 口内炎 鼻炎 副鼻腔炎

目の病気
結膜炎 角膜炎 網膜炎 白内障の予防

呼吸器の病気
扁桃腺炎 喉頭炎 咽頭炎
急性、慢性の気管支炎

アレルギー及び、自己免疫疾患(慢性関節リウマチ) 花粉症
アトピー皮膚炎 じんましん 気管支ぜんそく

心臓及び、循環器の病気の一部のもの
 高血圧 低血圧 息切れ 不整脈

消化器の病気
胃炎 胃及び十二指腸潰瘍(かいよう)

泌尿器の病気
腎う炎 腎臓炎 尿道炎 膀胱炎 前立腺炎

婦人科の病気
生理痛 
(妊娠中に起こった不眠、かぜ、その他の病気にはハリは副作用がなく胎児のためにもよいものです。特につわりには効き目が分かりやすくお勧めします)。

小児のハリ
夜泣き 夜尿症 下痢 便秘 かぜ 食欲不振 虚弱 ひきつけ その他の小児の疾患にはハリが大変よく効きます。小さいころは反射作用が強く、皮膚の知覚神経を軽く刺激するだけで、アンバランスを起こしていた体の機能が整い、調節され正常な機能に戻ります。生後すぐの乳児から安全に治療することができ、全く副作用はありません。病気の治療はもちろん、予防や健康の保持増進のために有効です。

  日ごろ、病名のつけようのない体調不良に苦しんでおられる方へ
体調が悪いにもかかわらず、検査の網にもかからす、病名も付かず治療法もなく困っている人によく遭遇します。
症状があれば、私たちのハリ科学の触診では悪いところを把握することができます。必ず触れると異常があり、それをハリで取り去ることによって、症状の改善をはかることができます。検査で分からず、何をしても治しようがないと半ばあきらめていた病気がハリで案外簡単に良くなって、患者さんと共に喜び合うことがあります。
お気軽にご質問、ご相談下さい。

 ホームページの紹介は今月はここまでですが、このホームページの内容で、もっとこんな事も載せたらとか、これはいらないとか、皆様からのご意見をお待ちします。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を今月も先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり施術師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。本田鍼治療院 TEL096ー369ー6892

  2009年8月 2日 (日)
  双極性障害について
今、ララは、『私のうつノート』(読売新聞生活情報部編・中央公論新社刊)を読んでいます。

これは、読売新聞の記者の一人が実際に双極性障害、いわゆる躁うつ病に罹り、その闘病記をまとめたものです。
本の題名には、「うつ」とありますが、実際は双極性障害、躁うつ病です。
患者だけではなく、その家族や会社での同僚、また友人等からの聞き書きも加えています。
「うつ病」については、最近よく聞かれる病気です。
症状の一覧を見ると、ララも思い当たる症状の一つや二つ、あるいはそれ以上あったりしますし、こういう人を見かけることも珍しくありません。
なかなかに健康と病気との境界線は不明瞭です。
日常生活を送ることが困難になるというのが、病院に行くきっかけでしょうか。

ところで、「双極性障害」は、「うつ病」とは異なる病気であることが、まずいえるかと思います。
この本を読んで、少なからず誤解していた部分に気がつかされました。
この病気は、躁とうつが交互に繰り返される病気です。
「うつ」が正常な状態にないことはすぐに理解できるかと思いますが、「躁」の場合は、一見やる気があって、本人も気分が高揚しているので、自分が病気であることに気がつかなかったりします。
しかし、いつまでもハイテンションでいられるわけがありません。
いずれガス欠になって、今度はうつ状態におちいってしまうことになります。

治療の主眼としては、気分を安定させることにあります。
ややこしいのは、躁状態にありながら抑うつ的だったりする混合型というのもあり、患者本人だけでなく周囲のものまで巻き込んでなかなかに分かりづらいものになっているようです。

どの病気でもそうかもしれませんが、自らの病気を受け止めて、病気のことを知っていくこと。
また、周りの者の理解とバックアップも必要になります。
辛抱強く、あきらめず、対処していくことが大切なようですね。
ララも今回、たいへん勉強になりました。

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私才田までお寄せ下さいませ。電話096ー371ー1234

 それでは今号はこれで終わります。
 皆様、これからの秋の好季節、御身ご自愛の上お楽しみ下さい。