あすなろ通信第44号(1111)

     あすなろ通信第44号(1111)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス
http://asunaro-hari.jpn.org/

さて今月の通信は、事務局から、、鍼治療無料体験模擬会について、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から
1.「あすなろ鍼治療院ー水前寺ー」に熊本市の指定が取れたことについて
 先月号では当院の熊本市の指定をとるための事務作業が進んでいることを書きましたが、この度熊本市から指定番号を安達先生の名前でいただくことが出来ました。
 これから事務員の方に実際の保険請求の仕事を覚えてもらう段階になりました。現在は当院の実務をまず始めていただき余裕が出来たら他院の請求事務も引き受けることが出来たらと今からビジョンを温めているところです。

2.あすなろ鍼治療院開業記念会が開催されました
 忙しさにかまけてとうとう今になりましたが多くの方に支えられて開業したのでお礼を申し上げようと開催いたした記念会は、ささやかの中に前向きで温かな雰囲気の内に終わることが出来ました。ご来席くださった方には、それからこの記念会以外でも応援してくださった方にも、このあすなろ支援会の会員の皆様にも、お礼を申し上げます。
 今後、軌道に乗るまで今一層の努力をいたしますので皆様のご支援をお願いいたします。

   ・鍼治療模擬体験会について
 この通信で以前に役員会で鍼治療体験会を実施することが決められたことを書きましたが、今それを行うための私達担当をする者の訓練のために、模擬体験会を企画しようとしております。11月のあすなろ学習会の時に話し合いがもてたらと企画中です。

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:24(2011年11月)

「ナンクルナイサ」

これは沖縄の方言?で「どうにかなるさ」という意味の言葉だそうです。
熊本市健軍にある「S」という沖縄料理店(スタッフ全員が沖縄出身者です)の店長:Kさん(20代半ば)がよく口にする言葉です。
お店が忙しく、なかなかオーダーを頼めないようなときに「Kさん、急がないけど、注文いいですか?」というと、Kさんはニコニコして「ナンクルナイサ」と言いながら、2,3の仕事を片付けてオーダーを聞きに来られます。
ちなみにこのお店「S」は健軍で成功し、熊本市篭町通りに2号店をオープンしています(Kさんは今は2号店の店長です)。

それにしてもこの「ナンクルナイサ」という言葉、琉球王朝時代の南国のおおらかさが残る、何とも耳障りのいい言葉だと思いませんか?
明日に向かって繰り出そうとする力が、無理せずに自然と湧いてくる魔法の呪文のようです。この言葉を聞いていると、不思議と心が穏やかになり、人に優しくなれます。
「投げやり」でもなく、単なる「楽観主義」とも違う、「未知の広い世界(宇宙的規模?)から見れば、私やあなたの存在なんて小さなことだよ」、と励ましながら諭されているような気分になります。

日本語(標準語)にも、熊本弁にも的確な訳語が思い浮かびません。
ゆったり、のんびりとした、沖縄(琉球)文化全てを一言で代弁しているかのような言葉です。
安土桃山時代に薩摩の侵攻を受けてその支配下へ置かれ、明治初期に琉球藩となり、続く廃藩置県で沖縄県へ移行した歴史を考えれば、琉球文化はやはり日本から独立した
文化・文明と考えるのが妥当でしょう。

大東亜戦争末期、日本本土で唯一の日米軍の地上戦の地となったことから、日本の特攻隊や住民の集団自決、ひめゆり部隊など、大東亜戦争の「負」の側面が凝縮されて伝えられ、その後のアメリカによる占領統治時代を経て、戦後66年経った今でも米軍基地等の問題で、独自の根強い「感情」を持ち続ける多くの沖縄県民…
その県民感情に対し、アメリカの沖縄返還時にまだ5歳だった私がどうこういうことはおこがましいことですが、心の底では同情と同時に若干の引け目を感じていたことは事実です。

しかし「ナンクルナイサ」という言葉は、そうした私の沖縄に対するもやもやとした感情を、たった7文字で消し去ってくれました。
勿論それは、私の勝手な解釈に過ぎませんが、それすら「ナンクルナイサ」と言われているように思えてなりません…。
この不思議な言葉「ナンクルナイサ」、皆さまはいかが思われますか?
(文責:坂田)

 皆様も同じだと思いますが、今月の言葉は編者も毎月感銘深く読んでいます。
 うわさでは今回ご入会いただいた櫛山さんのご入会のきっかけにもなっているようです。この言葉の筆の力は編者が思うに次のことが関係しているようです。
 言葉を通信に載せるために探してくるのではなくて、自然体で暮らしている内にどこかで作為的ではなくて自然に出会って感動した言葉を取り上げる。この筆者の感動がそのまま読み手に伝わってくる。
 今後も自然に、しかし時々は強く感動する通信、またはあすなろ支援会でありたいものです。

 これであすなろ通信の今月号は全て終わります。
 季節は絶え間なく進み、また今年も厳しい冬を迎えようとしております。皆様この冬も乗り切って楽しい春に出会いましょう。