あすなろ通信第28号(1007)

  あすなろ通信第28号(1007)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼や健康に関することを皆様に知っていただき、それによりまして会員間の一体感を高め、会の発展を期すために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 皆様こんにちは。さて今月は会員募集についてのお願い文同封について、新入会者の紹介、会員情報:安達さんの臨床鍼師としての取り組みについて、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・会員募集についてのお知らせ文同封について
 本会では従来より会員の募集を行ってまいりましたが、この「あすなろ支援会通信」でもその「会員募集」のお知らせ文を必要に応じて同封することに致しました。皆様におかれましては1度お読みいただいて、知り合いの方への入会の働きかけをお願いいたします。

   ・新入会者について
 高畠將通(タカハタ マサミチ)さんが入会されました。
 平成22年6月24日入会。
 高畠さんは明治鍼灸大学で鍼師の資格を獲得され、先月から才田鍼専門治療院で臨床の研修を始められました。
 高畠さんは心のキャッチボールが巧みで、良い臨床家になられることだと思います。また一方あすなろ支援会でも、多分教育の面で我々のために力を尽くしてくださるのではないかと今から期待しております。

   ・会員情報
 平成22年の4月から本会会員の方々の情報をお伝えしております。今回もその一つをお伝えします。
  安達春香さん(鍼師)
 3年前から鍼の臨床の研修を続けられて、その研修も最終の段階に入り、パソコンでのカルテの管理の研修が今月から始まる予定です。

  ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

   目の疲れを取るには
ララは目は見えませんが、なぜか時折目が疲れることはあるのです。
そんな時、冷やしたほうがいいのか、それとも温めたほうがいいのか、迷うことがあります。
ということで、調べてみました。

□ショボショボ目には

長い時間読書をしたり、パソコンやテレビの画面に見入った後は、《ショボショボ目》になったりしませんか。
ショボショボするのは、目の血管が血行不良になってしまった合図なのだそうです。
こんなときは、熱めのお湯でしぼったタオルで目を覆うようにパックするのがGoo。
目の周りの血管が広がり、血行がよくなり、ショボショボ感が取れます。
熱すぎて、やけどしないように注意してくださいね。

□充血した疲れ目には
充血は、眼が炎症を起こしている状態です。
こんなときは、冷やすのが効果的とのこと。
氷水で絞ったタオルで目を覆うようにパックします。
水で絞ったタオルを冷蔵庫で冷やしておいてもいいですね。

□ショボショボして、充血してたら
上記の冷・温パックを交互にやるといいのだそうです。

どうぞ、お試しあれ。

目の疲れを取るには( 続)
今回は、目の疲れを取る体操をご紹介します。

□クルクル体操
(1)一度目をギュッと閉じて、パッと開ける
(2)頭を動かさないようにして、黒目を右へ動かす
(3)同じように左へ黒目を動かす
(4)次に上へ動かす
(5)最後に下へ動かして、(1)へ戻る

□ギュッパッ体操
(1)一度目をギュッと閉じて、パッと開ける
(2) 頭を動かさないようにして、意識しながら、黒目を八方を見るようにグルッと回す
(3)右回り、左回りを交互に繰り返します
(4)これを1~2分行います

□パチパチ体操
(1)まず、温パックで、目を温めて血行をよくしておきます
(2)好きな音楽をかけてみましょう(3分間くらい)
(3) 目をパチパチと音楽にあわせて、開いたり閉じたりします
(4) 音楽が一曲終るまで繰り返します。
(5) 終ったら目を閉じてしばらく目を休ませます

□ピント合わせ体操
(1)近くのものを10~20秒見つめる
(2)次に、なるべく遠くのものに目を移し、5分間ぼんやりと眺める
(3)これを数回繰り返します

ララも、ギュッパッ体操をやってます。
この中から、自分に合うと思うものをやってみて、気持ちのよいものを組み合わせて行ってみてくださいね。

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させて頂いている坂田と申します。熊本市在住、43歳の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介致します「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

今月の言葉⑧(2010年7月)

プロというのは
寝ても覚めても
仕事のことを考えている。
生活すべてが仕事。
そこがアマチュアとの
絶対差だ。

これは平成6年に相田みつをさんが、月刊誌の取材の際に語られた言葉です。

やんわりと温かく人を包み込んでしまうような、相田みつをさんの文字と言葉の数々…。
今、この瞬間にも、多くの人が相田みつをさんの作品に勇気づけられたり、励まされたりしていることと思います。
しかし、その作品を生み出すために相田さんは全身全霊で仕事に打ち込んでいたことが、この言葉から窺い知れます。
「仕事を始めると私も妹も決してアトリエには近付きませんでした。足を踏み入れると、恐ろしくなるような雰囲気がありました」とは、ご子息:相田一人さんの話です。
静まり返ったアトリエに響く、墨を硯で研ぐ音、まっさらな紙に力強く筆を入れられていく音は、「まるで刃物を扱っているような音でした」とも、ご子息は述べられています。

先月ご紹介した「そのときの出逢いが~」という詩(書)に代表される、相田みつをさんの作品の優しさの裏側には、ここまで徹底的なプロ意識があってのものなのだなぁと思い知らされました…。

そして次に私の頭に思い浮かんだのは、「飯よりも、何よりも、鍼が好き」と公言される才田先生の姿でした。
「プロフェッショナル」を自覚、自負される方には、この裏付けがあるものなのだと、しみじみと思いました。
その才田先生の下から、技術のみならず、「あすなろ鍼法」の志しを受け継いだ若い先生たちが、次々と独立開業されていることは、この「あすなろ通信」等で皆さま周知のことと思います。

そして、今、私は自分の「仕事」に対して、どれだけの自負と覚悟があるのだろうかと自問しています。
「アマチュアとの絶対差」を身に付けるべく、心新たに「自分の仕事」に専心している今日この頃です。
皆さまは「プロフェッショナル」を如何に捉えられていますか?
(文責:坂田)

 それではあすなろ通信の今月号はこれで終わります。
 皆様、季節は巡って酷暑まっただ中となろうとしています。今しばらくがまんして爽やかな秋をお迎え下さい。

                        会員募集についてのお願い

 当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
 次の特徴を持つこの鍼の担い手を育てるために皆様も会員になってこのあすなろ支援会を盛り立ててみませんか。
 この鍼の特徴
1.打撲や捻挫は湿布と薬よりも早く治る。
2.現代医学の理論を基礎の理論としている。
3.鍼をする時の痛みがほとんどない。

 問い合わせや入会を希望される方は、私、才田までご連絡下さい。
電話 096ー371ー1234 
才田鍼専門治療院気付 あすなろ支援会事務局

あすなろ通信第27号(1006)

  あすなろ通信第27号(1006)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼や健康に関することを皆様に知っていただき、それによりまして会員間の一体感を高め、会の発展を期すために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 皆様こんにちは。さて今月は会員募集についてのお願い文同封について、会員情報1.堀江先生の治療室、役員会で補正予算決定、あすなろ支援会のホームページについて、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・会員募集についてのお知らせ文同封について
 本会では従来より会員の募集を行ってまいりましたが、この「あすなろ支援会通信」でもその「会員募集」のお知らせ文を必要に応じて同封することに致しました。皆様におかれましては1度お読みいただいて、知り合いの方への入会の働きかけをお願いいたします。

   ・会員情報 1.
   堀江先生の治療室
 先々月から本会会員の鍼師の先生方の開業の情報をお伝えしております。今回もその続続報をお伝えします。
 堀江先生の治療室「あすなろ鍼治療院 味噌天神」を先月の役員会の前に見せてもらいました。
 中は2台の診察台が余裕をもって置かれていて、床は足丈が短く安定した歩きができる敷物が敷かれていました。
 最近の治療室らしいややゆったりした部屋に出来上がっていました。
 先月から紹介いたしております木之田・堀江の両先生には、どうしても治療院の経営に成功していただき、後に続く者の目標になってもらえるように、皆さんで会の総力を使って応援していきたいものです。

 今一度、堀江先生の治療室のデータをここに書きますので、皆さんのご支援をお願いいたします。

「あすなろ鍼治療院 味噌天神」
〒862ー0971
熊本市大江5ー16ー11
第18プリンスマンション1F
電話096ー202ー4015

   ・役員会で補正予算決定
 先月入会の安達さんを一般被支援者に追加したいと考えて、そのための補正予算を決定するために役員会を30日に開催しました。
 そこでの決定事項は安達さんを一般被支援者に認定しその事業費5万円を補正予算としてくむことになりました。

 支援の内容はカルテ管理ソフトを使ってのカルテの記入のための学習指導者の提供、カルテ管理ソフトの提供、パソコンの能力増強作業の提供です。

   ・あすなろ支援会のホームページについて
 今回は先月号と重なる部分もありますが、ホームページ充実のために皆様のご理解とご支援を頂くためにあえて書いています。

あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 上のアドレスにアクセスがありますと、一般の方が支援会のことや鍼のことを検索される時に支援会のホームページが検索の順番の上位に並ぶようになりますので、支援会会員の先生方の鍼治療院の検索結果の順番も上位に移り、これにより会員の治療院の繁栄につながります。
 どうかこのことをお考えいただきまして、あすなろ支援会のホームページへの1回でも多いアクセスをお願いいたします。

  ☆会員の皆様の各ホームページをあすなろ支援会のページ内にリンクさせました。
 これで支援会のホームページから会員の先生方の治療室のホームページに飛んでいくことができるようになりました。

  ☆あすなろ支援会のホームページをケイタイで見やすくしました。
 https://asunaro-hari.jpn.org/
 ケイタイでも上のアドレスでホームページに入りやすくなり、ケイタイでも登録をしておくと我々のホームページが見やすくなりました。
 会員の皆様はどうかこのことを世間に知らせてください。

  ☆あすなろ支援会ホームページの将来に向けて修正し始めたこと
 あすなろ支援会のホームページ内の地図上に記された治療院の目印をクリックするとその治療院のホームページに飛んでいけるようにする作業を始めました。現在この地図は熊本市内に限られていますが、将来は熊本県全体…と次第に広げる予定です。

  ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

   無理なくできるガン予防法
2010年5月23日 (日)
ガンを予防するには、どんなことに気をつければいいのでしょうか?
まだまだわからないことが一杯なガンですが、とりあえず、以下のようなガンの予防法を試してみましょう。

□禁煙
タバコは吸わない。吸っていたら、今すぐ止めましょう。
また、伏流煙を吸わないように気をつける。

□お酒は適量
適度のアルコールは血管を拡張させる効果がありますが、度を越えれば害のほうが大です。
適量を保って、楽しいお酒に。

□バランスの取れた食事
塩分、糖分は控えめに、かたよりのない食生活を。
熱すぎる飲食物は冷ましてから。

□運動の習慣
激しい運動をたまに行うよりも、軽めの運動を毎日行う。

□適正な体重
自分にとってベストな体重を維持する。

□肝炎
肝炎から肝硬変、さらに肝ガンへと。
肝炎ウイルスに感染していないかを調べ、感染していれば治療。

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させて頂いている坂田と申します。熊本市在住、43歳の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介致します「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

今月の言葉⑦(2010年6月)

その時の出逢いが
その人の人生を
根底から変えることがある
よき出逢いを

数多い相田みつをさん(故人)の詩(書)の中で、私が一番好きな詩(書)のひとつです。
今ではすっかりメジャーになられた相田みつをさんですが、私がこの詩(書)を知った12,3年前はまだそれ程の知名度はなかったような気がします。
ただこの詩(書)を初めて目にしたとき、何とも表現の出来ない暖かさ、心地よさのようなものを感じたことをハッキリと覚えています。
1990年前後、バブル景気が崩壊したあと、日本全体がいわゆる「失われた10年」に入り、暗いニュースが多く殺伐とした世相・時代となったことで、多くの日本人が「癒し」を求めるようになり、相田さんの詩(書)は広く親しまれるようになったのだと思います。

この詩(書)の言葉についての説明は不要でしょう。
相田さんがまだ無名の頃(家族4人で貧しい生活をされていたとき)に書かれた、その時の心情を偽りなく吐露された詩(書)だと思うからです。
私自身もこれまでの43年の人生のなかで、「人生を変えるような出逢い」が数回ありました。

そして、このあすなろ支援会は、まさに様々な人々の「出逢い」の連鎖によって成り立っている会だと思います。
才田先生の鍼に師事して「出逢った」鍼師の先生方はもちろん、私のように患者として「出逢った」方、またそれ以外に色々な形で「出逢った」方、などなど…
人は1人では生きていけません。家庭から始まり、学校、仕事、趣味など、あらゆる場面に「出逢い」があります。
「出逢い」は偶然であり、また必然でもあると私は思っています。
限られた人生のなかで、多くの人に多くの「よき出逢い」が訪れ、1人でも多くの方が心豊かな人生が送れますよう、心より祈念致します。

来月も相田みつをさんの「言葉」紹介する予定です。
その「言葉」は今月の「言葉」とはかなり違うものですので、どうか今月の「言葉」と見比べてみてください。
相田みつをさんの人物像、輪郭が、少し違った角度から見えてくると思います。
(文責:坂田)

 それではあすなろ通信の今月号はこれで終わります。
 皆様、季節は夏の前の梅雨となりました。この時期を健やかに通り越されて、暑くはありましても楽しい夏をお迎え下さい。

あすなろ通信第26号(1005)

  あすなろ通信第26号(1005)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼や健康に関することを皆様に知っていただき、それによりまして会員間の一体感を高め、会の発展を期すために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234

あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 皆様こんにちは。さて今月は会員募集についてのお願い文同封について、新入会者紹介、会費納入のお礼とお願いについて、会員情報、支援事業について、あすなろ支援会のホームページについて、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・会員募集についてのお知らせ文同封について
 本会では従来より会員の募集を行ってまいりましたが、この「あすなろ支援会通信」でも今回からその「会員募集」のお知らせ文を必要に応じて同封することに致しました。皆様におかれましては1度お読みいただいて、知り合いの方への働きかけをお願いいたします。

   ・会費納入のお礼とお願い
 本通信でここ数回は会費納入のお願いを致しておりますが、ほとんどの皆様から会費が届きました。ここに記してお礼を申し上げます。
 納入がまだの方は、前回お送りいたしました振替用紙をお使いの上、納入をお願いいたします。また振替用紙が届いていなかったり紛失なさった方にはお送りいたしますので事務局の才田までお問い合わせお申し込みをお願いいたします。電話 096-371-1234
 尚、上記振替用紙には会費の金額を含めて必要事項を書き込んでおりますので、そのまま郵便局へこの振替用紙と会費をお持ちいただいてお支払い下さい。
 会費は維持会員は5千円、賛助会員は3千円となっております。

   ・新入会者紹介
 今回も有り難いことに新しい会員の方を紹介することができることを皆様と共に喜びたいと思います。
 安達春香さん:4月26日入会
 私の治療院で今年の2月から鍼の仕事を手伝ってもらっている人で、毎日の仕事を楽しくこなしている人です。物事に前向きに取り組む姿勢があり、将来に希望のもてる人柄が感じられます。きっと支援会に対しても活躍してくれることと今から楽しみです。

   ・会員情報 1
 先月から本会会員の先生方の開業の情報をお伝えしております。今回もその続報を、それから会員の方の移動についてお伝えします。

  本会会員の二人の先生が開業
 先月もお知らせしましたが、本会会員の木之田先生が呉服町で先月から開業されました。
 4月11日に治療院を見せてもらいましたが、待合室・治療室・準備室の3部屋からなる立派な物でした。仕事も次第に増えているようです。
 お近くに知り合いがいらっしゃる方にはお知らせ下さい。
 治療院の名称は「あすなろ治療院 呉服町」です。
 治療室の電話番号は 096-356ー9552

 また堀江先生も5月10日に鍼治療院を開業されました。
 治療院の名称、電話番号などは次の通りです。
 これをお読みの方は周りの人への紹介をお願いいたします。

「あすなろ鍼治療院 味噌天神」
〒862ー0971
熊本市大江5ー16ー11
第18プリンスマンション1F
電話096ー202ー4015

 今月末の役員会の前に治療室を見せてもらおうと計画しておりますが、今から楽しみです。

 これで仲間の治療室が7箇所となりましたので支援会のホームページを使って更なる支援会の発展と充実を図るためのスケールメリットを生かすための作業を始めました。この内容については後で「ホームページについて」の所で書きます。

   ・会員情報 2
 本会会員の船岡さんが千葉県に移られました。
 いよいよ支援会の会員の皆様も関東の千葉から九州までの広い範囲で活動なさっていることになります。

   ・会員情報 3
 盲学校の2名の先生方にご入会いただきました。入会日は5月8日です。
 2名とも、これまで支援会の基となる鍼の学習者の育成についてご尽力を頂いた方々です。これからは会員としてもご指導ご助力を頂けることとなり、あすなろ支援会も次第に力を増していくことが期待されます。
 最後になりましたが、先生方のお名前を順不同、敬称は「さん」でご紹介いたします。
 新城重之さん 茂村宏さん

   ・支援事業について
  ☆主支援事業の部
 本通信でも先月、今年度の支援事業が始まったことを書きましたが、今日は本会が今年度応援しております2名の主被支援者の内の木之田先生からお礼状が届いておりますのでここで紹介いたします。

  あすなろ支援会の皆様へ
木之田真帆
 あすなろ支援会の皆様、こんにちは。
 今年の主被支援者の一人の木之田でございます。
 今回、このようなご支援をしていただき、本当に有り難く、言葉が見つからないくらい感謝いたしております。
 その内容を領収書により簡単にご説明いたしますと、「看板(シャッター)文字入れ工事代」です。
 シャッターを降ろすと、治療院の名前と電話番号、受付時間が1m80cmくらいの幅で現れます。「これなら、受付時間外でもアピールになりますよ!」とある方から助言を戴き、作ってもらいました。
 ドアに治療院名をいれる時も、ドアの高さと文字のバランスを建築士さんと看板屋さんに相談。お蔭で、丁度良い大きさになりました。
 毎日、入口の治療院名を見るたびに「私も支援会のため、後輩のために頑張ろう!」と元気が出てきます。
 改めて、あすなろ支援会の皆様に心からお礼を申し上げます。
 有り難うございました。

  ☆一般支援事業の部
 今回の入会者の安達さんを一般被支援者に追加したいと考えて、今そのための作業を始めました。
 支援の内容はカルテ管理ソフトを使っての、カルテの記入のための学習指導者の提供、カルテ管理ソフトの提供、パソコンの能力増強作業の提供です。今月末に役員会を開き、そこで必要な補正予算の話を進めたいと思っております。
 このことは上にも書きましたように補正予算を伴いますので、来年の総会の折、決算の承認の所で会員の皆様にご了解を頂こうと考えております。

   ・あすなろ支援会のホームページについて
アスナロ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 上のアドレスにアクセスがありますと一般の方が支援会のことや鍼のことを検索される時に支援会のホームページが検索の順番の上位に並ぶようになりますので、支援会会員の先生方の鍼治療院の検索結果の順番も上位に移り、これにより会員の治療院の繁栄につながります。
 どうかこのことをお考えいただきまして、あすなろ支援会のホームページへの1回でも多いアクセスをお願いいたします。

 ここまであすなろ支援会のホームページを作ってまいりましたが更に充実を図る意味で色々な作業を始めました。これからそれを折に触れて紹介いたします。会員の皆様もどうかアクセスを頂きまして、お気づきの点、事務局までお寄せ下さい。

  ☆会員の皆様の各ホームページをあすなろ支援会のページ内にリンクさせました。
 これで支援会のホームページから会員の先生方の治療室のホームページに飛んでいくことができるようになりました。

  ☆あすなろ支援会のホームページをケイタイで見やすくしました。
 https://asunaro-hari.jpn.org/
 ケイタイでも上のアドレスでホームページに入りやすくなり、ケイタイでも登録をしておくと我々のホームページが見やすくなりました。
 会員の皆様はどうかこのことを世間に知らせてください。

  ☆あすなろ支援会ホームページの将来に向けて修正し始めたこと
 あすなろ支援会のホームページ内の地図上に記された治療院の目印をクリックするとその治療院のホームページに飛んでいけるようにする作業を始めました。現在この地図は熊本市内に限られていますが将来は熊本県全体…と次第に広げる予定です。

  ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を今月も先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり施術師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 可能な方はどうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

    《慢性疲労症候群》
 《慢性疲労症候群》という病気があります。
これは、単に疲労が慢性的になったものではなく、ちゃんとした(!?)疾患なのです。

慢性疲労症候群は、重篤な疲労が6ヶ月以上の長期間にわたって続き、日常生活に支障をきたすほどになってしまう病気なのです。
Chronic Fatigue Syndromeという英語名からCFSとも呼ばれています。
日本でも報告が増えてきている病気です。
原因はいろいろと言われていますが、はっきりとしたことは不明です。

その代表的な症状として、以下のようなものがあげられます。
□微熱
平熱より0.5~1.5度程度高い熱が半年以上にわたって持続します。
また、一旦熱が下がっても数日のうちに再び発熱したりして、解熱鎮痛剤などを用いても熱があまり下がりません。
□全身の倦怠感
日常生活に支障をきたすほどの全身の疲労倦怠感が引き起こされます。
ぐったりして、やるべきことに手をつけられなくなります。
原因がはっきりしている場合の疲労は「慢性疲労」であって、慢性疲労症候群ではありませんのでお間違えなく。
□筋肉痛
腰、肩、腕、脚、背中などの全身または特定の部位に筋肉痛を起こします。
風邪などの場合によく現れる関節痛とは異なり、激しい運動をした後のような筋肉痛が現れることが特徴です。
動くことができないほどの痛みに襲われることもあるそうです。
□睡眠障害
寝付けない、眠りが浅い、早く目が覚めてしまう等の不眠の症状が現れることがあります。
反対に、一旦眠ってしまうと朝なかなか起きられない、昼間に異常な眠気に襲われ眠らずにはいられなくなるといった過眠の症状が現れることもあります。
この症状は同時に出ることもあります。
□気分障害
うつ病に似た症状が出て、精神活動が妨げられることがあります。
憂うつ感や気分の落ち込みが続き、仕事に出られないほどまでになる場合もあります。
やる気が低減して何も手につかなかったり、行動を中断しなければならない状態に陥ることもあります。
□注意力の低下
注意力や集中力が散漫になることがあり、うつ病の症状とよく似ています。
もの忘れがひどくなり、最近起きた物事をよく覚えていられないという認知症のような症状が出る場合もあります。
□喉の痛み
風邪を引いたときのような喉の痛みを伴い、咳が止まらなくなることがあります。
これにはリンパ節の腫れを伴うことが多くあります。
また、それまでになかった頭痛がするようになることがあります。
□過敏性
光や明るさに対して過敏になったり、化学物質や食物に対するアレルギーがひどくなる場合があります。
□多汗症状
熱が出て悪寒がする場合もありますが、逆に暑く感じて汗をよくかくようになる場合があります。
とくに就寝中、朝起きたときに寒くなるほどの寝汗をびっしょりとかいてしまうことがあります。

実は、数年前のララには上の症状のほとんどが当てはまる時期がありました。
身体がだるく、寝汗をびっしょりとかき、眠りは浅い等々。
実際、「慢性疲労症候群」ではないかと疑ったことがあるくらいです。
この病気には、軽い運動を行うことが効果的なことがわかっていますので、ララの場合、マイ・アイメイトとの毎日の散歩がよかったのかもしれませんね。
今でも、たまに脱力感に襲われることはありますが、あの時ほどの気だるさはありません。
この病気は、専門医が少ないこともあり、ほかの病気との鑑別を難しくさせています。
また、はたから「怠けている」との誤解を受けることもあり、なかなかに大変な病気のようです。
もしも、罹ってしまったら気をラクにして、気長に療養するのがよさそうです。
投稿時刻 17:26

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させて頂いている坂田と申します。熊本市在住、43歳の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介致します「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

今月の言葉⑥(2010年5月)

その船を漕いで行け
おまえの手で漕いで行け
おまえが消えて喜ぶ者に
おまえのオールを任せるな!!

シンガーソングライター、中島みゆきさんの歌:「宙船(そらふね)」(2006年リリース)の一節です。
この歌は中島みゆきさんご自身の他に、ジャニーズ事務所のアイドル?グループ「TOKIO」に楽曲として提供され、また2007年3月の第79回選抜高校野球大会(春の甲子園)の開会式入場行進曲に選ばれたことで、ご存じの方もいらっしゃることと思います。

この4節の言葉(歌詞)は歌い出しのフレーズであるとともにサビであり、曲中で5回繰り返されます。
「宙船(そらふね)」と題されたこの歌の詩は、全篇を通じて、生きることに対する凄まじい情念と迫力を持った言葉で綴られています。
そのなかでも私はこの4節の言葉の中に、「おまえ」という二人称で逆説的に表現された、ストイックなまでに「己の立ち位置」を自問する作者:中島みゆきさんの姿が思い浮かびます。
デビューから35年、オリコンで4つの年代に渡ってシングルチャート1位を獲得した(1970年代:わかれうた、1980年代:悪女、1990年代:空と君のあいだに、2000年代:地上の星)、唯一のアーティストであり、大ベテラン歌手でありながら、未だに「自分のオール」にこだわり続け、第一線で自分のメッセージを発信し続ける中島みゆきさん…。是非2010年代にもシングルチャート1位となる名曲を期待せずにはいられません。

私事ですがこの曲がリリースされた2006年は、私が16年間のサラリーマン生活にピリオドを打ち、現在の事務所を立ち上げた年でした。
そのためこの曲・詩を最初に聴いた瞬間、全身に鳥肌が立ち、イナズマで打たれたような衝撃を受けました。
そして、私も「自分のオール」を任せられる人間を見極めること、それと並行して任せられる人間を育てること、が必要だと痛感した次第です。

既にあすなろ鍼法は、この「あすなろ支援会」を中心として、着実に「自分のオール」を受け渡していく組織作りを進められています。
私にできることはこの場で「言葉」を紹介することぐらいですが、それが皆様の一助になればと願っております。
(文責:坂田)

 それではあすなろ通信の今月号はこれで終わります。
 皆様、季節は春からやがて初夏へと巡り行きます。どうかこの素晴らしい時期をお楽しみ下さい。

あすなろ通信 過去記事

通信を発行しています。
以下はその2010年4月以前の記事へのリンクです。

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あすなろ通信第25号(1004)

  あすなろ通信第25号(1004)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼や健康に関することを皆様に知っていただく事により、会員間の一体感を高め、会の発展を期すために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234

あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 皆様こんにちは。さて今月は、会則同封について、会費納入のお礼とお願いについて、会員情報、今年の支援事業始まる、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

  ・会則同封について
 あすなろ通信の先月号でお知らせいたしましたように総会で会則改正がなされました。それで皆様に新しい会則をこの通信に同封してお届けします。どうぞお手元にて保存なさってください。
 メールでこの通信をお届けしている方で印刷された物を希望される方は、事務局の才田までご連絡下さい。(電話 096-371-1234)

  ・会費納入のお礼とお願い
 前号で総会欠席の方へ会費納入のお願いを致しましたところ、皆様から会費が届き始めました。ここに記してお礼を申し上げます。
 納入がまだの方は前回お送りいたしました振替用紙をお使いの上、納入をお願いいたします。また振替用紙がなかったり紛失なさった方にはお送りいたしますので、事務局の才田までお問い合わせお申し込みをお願いいたします。電話 096-371-1234
 尚、上記振替用紙には会費の金額を含めて必要事項を書き込んでおりますので、そのまま郵便局へこの振替用紙と会費をお持ちいただいてお支払い下さい。
 会費は維持会員は5千円、賛助会員は3千円となっております。

  ・会員情報
 先月から本会会員の2名の方の開業の情報をお伝えしております。今回もその続報をお伝えします。
 本会会員の木之田先生が呉服町で今月から開業されました。
 4月11日に開業のお披露目をするということでしたので、私も見せていただきに仲間と伺うつもりです。
 お近くに知り合いがいらっしゃる方にはお知らせ下さい。
 また堀江先生もただいま鍼治療院の開業のための工事中で、やがて開院の予定となっております。
 これで仲間の治療室が7箇所となります。今後はホームページによるスケールメリットの生かし方などを話し合えたらと考えています。

  ・今年の支援事業始まる
 先月、今年度の総会が開催され、そこで支援事業の予算化がなされましたので、本会で最も重要な支援事業を今月から始めました。
 今年度は二人の主被支援者がありましたので、その内、先に開業された木之田先生に連絡を取りまして支援の内容を相談しました結果、1つの看板を中心にあすなろ支援会で支援することになりました。
 4月4日から具体的な予算措置にかかります。

  ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を今月も先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり施術師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 可能な方はどうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

ポリフェノール
2010年3月28日 (日)
《ポリフェノール》という言葉を聴いたことがあるかと思います。
赤ワインに多く含まれ、フランス人が動物性脂肪を多く摂るにもかかわらず、動脈硬化や心臓疾患が少ないのは、このためではないかと騒がれました。
さて、そこでこの《ポリフェノール》についてちょっと調べてみました。
ポリフェノールは、植物が光合成でつくる糖分の一部が変化したもので、種類は約300種もあるのだそうです。
抗酸化作用をはじめとした多くの効能がありますが、ポリフェノールの効果が発揮されるのは約3時間ほどしかなく、多量に摂取しても体内にたくわえることはできないのです。
毎日、少しずつ摂取するのがGoodのようですね。

ポリフェノールにはこんな効能があるといわれています。
□脳梗塞や動脈硬化の予防効果
□活性酸素の抑制効果
□血中のコレステロールを抑制する効果(高血圧の予防)
□肝機能の向上効果(肝機能が向上することにより脂肪を分解する機能も向上)
□ホルモン促進作用
□殺菌効果
□糖尿病の改善効果
□抗酸化作用(細胞の老化を防ぐ)
□がん予防(消化器系)の効果
ポリフェノールを多く含む食べ物には次のようなものがあります。
□カテキン → 緑茶、紅茶、カカオ豆、りんご
□イソフラボン → 大豆胚芽(豆腐、納豆などの加工製品も含みます)
□リグナン → ごま
□フラボノイドなど → 赤ワイン、ココア、そば、玉ねぎの皮、かんきつ類の袋
□アントシアニン → ブルーベリー、赤しそ、ぶどう
□フェノール酸 → コーヒー
□クルクミン → ウコン
□エラグ酸 → イチゴ
□クマリン → さくらの葉、パセリ、もも
ほとんどの野菜や果物には含まれていますが、効能を目的に摂るのではなく、ひとつの食品を多く摂るよりも、あくまでもバランスのとれた食生活をめざしてくださいね。

このブログを始めたのが、昨年の3月15日でした。
つまり、それから一年経ったのですね。
このブログが、少しでもみなさまのお役に立っておりましたら幸いです。
これからも地道に、コツコツと書いていこうかなぁと思っています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

 この健康一口メモの内容ですが、どうか「こんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
               今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させて頂いている坂田と申します。熊本市在住、43歳の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介させて頂く「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞよろしくお願い致します。

今月の言葉⑤ (2010年04月)
「温故知新」(おんこちしん)
私たち日本人にとってこの言葉は、もっともなじみの深い「論語」の言葉ではないでしょうか?
私も「論語」と言えば、まずまっさきにこの言葉が思い浮かびます。
「故(フル)キヲ温(タズ)ネテ、新(アタラ)シキヲ知(シ)ル」
~歴史をしっかり学んで新しい時代に対処しなさい、そうすれば新しいことも正しく理解できる~
歴史を学ぶことの意義を未来への思考として捉えなさい、そういう意味の言葉でとてもシンプルな言葉だと解釈していました。
ところが………
2年ほど前に阿川弘之さんのエッセイを読んでいましたら、この「温故知新」という言葉、そんなに簡単な意味ではないということが分かりました。
以下、阿川弘之さんの著作「大人の見識」から、その部分の抜粋です。

「温故知新」の四文字そのものは、墨書して額に収めたのが、学校の講堂なんかによく飾ってあったから、大ていの人が知っている。
「温」は訓読みすると普通「オダヤカ」「アタタカイ」「アタタメル」になる。稀に「尋」の字と同じに使われて「タズネル」と訓(よ)む場合があり、「温故知新」はその一例です。
じゃあ論語で「尋」を使わずに「温」としたのは何故か?
「古キヲタズネル」んだけど、ただ尋ねるのではなく「アタタメタズネル」んだよと、孔子は言いたかったらしい。
「温とは、肉をとろ火でたきつめて、スープをつくること。歴史に習熟し、そこから煮詰めたスープのような知恵を獲得する。その知恵で以て新シキヲ知ル」---。
まさに東洋古代のwisdom(智恵、叡智)そのものではありませんか。肉を煮つめていい味のスープを取ろうと思ったら、強火でやっちゃいけないんだ。歴史を学ぶのも、にわか勉強で手早く片付けようとしたのでは駄目だよ、孔子はそう言いたくて「温」の字を使ったんだと思いますね。

この文章を読んで、自分の不見識に気付き、まさに目からウロコが取れた感じがしました…。
うーん、さすが御年88歳(大正9年生まれ)の阿川さん!!と、しばし深い感慨にひたり、言葉が出ませんでした。
それから2年、今年90歳となられる阿川弘之さんはまだまだご健在です。
阿川弘之さんのこの著作「大人の見識」、私は文庫本で読んだのですが、装丁の帯の言葉がまた凄い………
「軽躁なる日本人へ ~ 急ぎの用はゆっくりと 理詰めで人を責めるな 静かに過ごすことを習え… ~ 」
ご本人は序分で「老文士の個人的懐古談として読んで、自分たちの叡智を育てる参考にして下されば幸いです」と書かれていますが、本当に奥行きのある素晴らしい見識をお持ちの方だと思います。
阿川弘之さんから見れば、43歳の私などまだまだ「鼻垂れ小僧」程度なのだろうなぁ、としみじみ思います。
(文責:坂田)

 それではあすなろ通信の今月号はこれで終わります。
 皆様、季節は春からやがて初夏へと巡り行きます。どうかこの素晴らしい時期をお楽しみ下さい。