あすなろ通信第45号(1112)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。
あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
熊本市出水8丁目19-24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス
さて今月の通信は、事務局から、鍼治療無料体験模擬会について、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。
・事務局から
1.あすなろ鍼治療院ー水前寺ーの国民保険請求事務について
先月号では当院の熊本市の指定が取れたことを紹介しましたが、その請求事務は才田鍼専門治療院に委託することになりました。今後は社会保険取り扱いの獲得について頑張ることにいたしております。
2.義援金の取り扱いについて
以前にこの通信で支援会の名前で義援金の送付を行ったことを書きました。その財源はあすなろ学習会のテキスト代から出しておりましたが、この度嶋田副会長から「支援会から出してはどうか」と提案がありましたので、この1万2千円を役員会と総会で補正予算として承認してもらうことといたします。そしてこのお金はあすなろテキストに返すところですが、あすなろ学習会の会計には販売品関係の会計があります。そこに入れようかと考えております。
・鍼治療模擬体験会について
先月の13日にあすなろ鍼治療院ー水前寺ーで鍼治療模擬体験会を行いました。
患者さんは各あすなろ関連治療院の方を数名ずつ依頼してもらい、主催側の担当は全て会員の方で行いました。
敬称略で担当者名を紹介します。
嶋田里美:受付担当
嶋田 裕:施術担当
堀江照俊:施術担当
安達春香:施術担当
才田 覚:企画運営担当
また今回は細田さん(研修中の学生)の見学があり、熱心に膝や腰の所見(鍼をするための腫れやしこりのこと)に触れて喜ばれていました。
次にお弁当を担当者と見学生の分を嶋田裕副会長が寄付して下さいました。ここに記して感謝します。有り難うございました。
最後に短い時間、お茶を飲みながら今後の鍼治療体験会のことを話し合い次のような話が出ました。
1.来年暖かくなったらいよいよ体験会を行おう
2.このあすなろ鍼治療院ー水前寺ーが終わったら他のあすなろ関連はり治療院で行おう
3.開催する時の運営はその治療院の院長に中心になって行ってもらいたい
・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
今月の言葉:25(2011年12月)
名刀のように
出逢いの一瞬で
すべてはきまる
だから
その時のために
心を磨いておくのだ
名刀のように
仏教詩人:坂村真民さんの詩です。おかげさまで「今月の言葉」も今月で25回となり、3年目を迎えました。本当にあっという間の2年間でした。
限りなく私の独り言に近いと思われる「今月の言葉」ですが、拝読頂いたうえに、時折り「感激しました。」というありがたいご感想を頂くことがありました。
実は「2年:24回で一区切りつけよう」と思っていたのですが、思いの他、温かいご感想を頂戴致しましたので、もう少し「語り部」の役を続けさせて頂くことにします。どうぞよろしくお願い致します。
第1回の「今月の言葉」は、仏教詩人:坂村真民さんの下記の詩でした。
眼は澄んでいなければならぬ
川は流れていなければならぬ
頭は冷えていなくてはならぬ
心は燃えていなければならぬ
この詩はとても凄まじいインパクトがあり、第1回目の「今月の言葉」で紹介させていただくとともに、私の本業(保険業です)のお客様への「バースデイカード」(1年毎に、私がその前年に一番感動した「言葉」を「お誕生日おめでとうございます」のメッセージに添えてお贈りしています)でも紹介させて頂いたのですが、物凄い反響がありました。
「こんなすごい人が熊本県にいたの?」、「仏教詩人って、初めて聞きました!!」、「いい言葉を教えてくれてありがとう。」などなど、私の携帯電話にわざわざお礼のお電話を多数頂きました。私自身、今でも事務所のデスクマットの右上に挟んで毎日眺めています。
才田先生との「出逢い」から、偶然「出逢った」坂村真民さんですが、インターネットで検索していると「仏教詩人」という肩書を持つ唯一の詩人であり、2006(平成18)年12月に97歳で大往生されていたことを知りました。私が才田先生と坂村真民さんの詩が掛けてある居酒屋さんへ伺ったのは、2008(平成20)年4月でしたので、まだお亡くなりになられて1年5ヶ月だったのです…。
すっかり坂村真民さんのファンとなった私は、インターネットで詩集やカレンダーを購入しました。そこに綴られた「言葉」は、時に厳しく、時に優しく、まさに「人生」に真正面から向き合った、真民さんの「命」の言葉の数々でした。
記念すべき3年目の「今月の言葉」に選ばせて頂いた「名刀のように」と題された上記の詩は、真民さんの日めくりカレンダーの20日目に記されています。
毎月一度、必ず20日の朝にめくって見るのですが、毎回必ずドキッとさせられます、私にそれだけの気概と胆力、心構えがあるだろうかと………
この「あすなろ通信」も「あすなろ支援会」も、すべて才田先生と皆さま1人1人の(もちろん、私もですが)「出逢い」の連鎖によって生れて来たものです。
真民さんほどの「名刀のような」気概には及ばないとしても、これだけ「あすなろ支援会」、「あすなろ鍼治療院」が広がっているという事実は、才田先生を中心に着実に「あすなろ」の根が大地に根を張り続けていることの証左だと思います。
私に出来ることは、この場を借りて「言葉」を紹介することぐらいですが、それが「あすなろ支援会」に集う人の「心」を少しでも潤すことになるのであれば、もうしばらく「語り部」として参画させてください。
(文責:坂田)
これで今月の、そして今年のあすなろ通信は終わります。
今年は支援会にとって大きな出来事がありました。支援センターの始まりです。
まだその体は小さく歩みも遅いものです。しかしこれまで会員の皆様がセンターに色々なものをご寄付いただいたり、行事の時は荷を運んだり、色色な面で心温まるご支援を頂きました。来年はこの我々に与えられた素晴らしい場所をみんなの力でしっかりした歩みにしていきたいと願わされています。
そしてここからあすなろ関連はり治療の輪が広がっていくことを望んでいます。
私たち役員も頑張ります。どうか皆さんよろしくお願いいたします。