あすなろ通信第40号(1107)

あすなろ通信第40号(1107)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員間の一体感を高めて本会を発展させることにより鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は、事務局から、義援金を送っています、あすなろ関連はり治療院が一つ増えます、会員情報、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から
1.変更届のお願い
 先月も書きましたが、大切なことなので今回も続けて書いてみました。
 皆様が入会なさった時の申込書がありますが、その内容に変更がございましたら事務局まで変更の届けを出して下さいますようにお願いいたします。
 ここでその申込書の内容が分かるようにその内容を書いてみます。

   あすなろ支援会入会申込書

私は、1.維持会員2.賛助会員としてあすなろ支援会に入会いたします。

 年 月 日
氏名(フリガナ)印
郵便番号
住所
電話番号

2.パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これらによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

3.やがてあすなろ支援会の事務局が移転しそうです
 本会の事務局は今のところ才田鍼専門治療院内にありますが、やがて水前寺の電車通りの近くに移すように準備を始めました。
 今は見つかった会場でまず鍼の治療院を始めて、それで事務所が運営できそうになった段階で本会の事務所も移転することにしたいと考えております。

   ・義援金について
 本会からも東北大震災の義援金を送ることにしました。
 6月から始めましたが、具体的には本会のお助けウーマン(太田好子さん)にNHKに毎月少しの額を9月まで届けてもらうことにしています。

   ・会員情報
  堀口正直(しょうじき)さん
 今月のあすなろ通信の事務局からの中の「3.やがてあすなろ支援会の事務局が移転しそうです」というところにちょっと書きましたが、その鍼治療院のカーテンをお願いしようと本会会員の堀口正直さんにお兄さんを紹介してもらうつもりで電話したところ「兄はインテリアを今はしていないので自分がやってもいいですと」いう返事を頂きました。
 堀口さんと私とは、堀口さんが鍼を学ばれる学生の頃からの知り合いでしたが、当時聞いていた話は鍼の学校に入る前はさしもの大工の修行をなさっていたということでしたが、今度カーテンの見積もりをしてもらうために現場を見てもらって話を聞いて、堀口さんは何でもできる人だなと改めて感心しました。
 このように私たちのあすなろ支援会には色々な才能を持った方がいらっしゃって、これから先どんな素晴らしい会になるのかなと今から楽しみを感じているところです。

   ・あすなろ関連はり治療院が一つ増えます
 まだ準備の段階ですが、水前寺の電車通りの近くにあすなろ関連はり治療院がやがて一つ増えます。
 現在手続きを進めたり道具の準備をしたりしています。
 この準備には色々な会員の方に御協力を頂いています。特に嶋田さんご夫妻、堀口正直さん、木之田さんには大変お世話になっています。これらの方々にはここに記して御礼を申し上げます。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

  白湯のすすめ
   2010年11月14日 (日)
一度沸騰させたお湯をぬるく冷ましたのが、「白湯」です。
何だ、ただのお湯じゃないか、と思ったあなた。
とんでもない。
なんと「白湯(さゆ)」には、体質を改善させる効果があるのです。

□白湯は、温かいので胃腸にやさしい
起きてすぐにコップ1杯の水を飲むとよい、とはよく聞きますが、胃腸には刺激が強いので、とくに胃腸の弱い人、また、冷え性の人には白湯のほうが向いています。
□代謝が向上して、むくみの解消などにつながります
全身の血流を促し、体内にたまっていた老廃物を流して、代謝のアップにつながります。

体温より少し高いくらいの温度まで冷ましたお湯を、1日に3;4回飲みましょう。
朝、起き抜けに、また、空腹時、入浴後に飲むと吸収されやすく、効果が高まります。
さらに、白湯に薄切りのショウガを入れて飲むと、便秘の解消にもつながり、ダイエット効果もあるとのこと。
ショウガのもっとも大きな作用が利水効果。
体がむくみやすい人、とくに女性にはおすすめです。
ララも、朝起きて散歩に出かける前に、湯のみ1杯の白湯を飲んでから出かけます。
このときの白湯は、体全体に染みとおる感じがして、本当においしい!
マイ・アイメイトも、水(水道水)より白湯のほうが好きらしく、喜んで飲みます。
冬場、もっと寒くなるとショウガを入れて、ハチミツやメイプルシロップなど、自然の甘味料で甘味をつけていただくと、全身がホカホカしてきてあったまります。
どうぞお試しください。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑳(2011年7月)

ダスキン悲願

謙遜、懸命、剛健(けんそん、けんめい、ごうけん)の徳を養い
仕事の第一は人間をつくる事であります様に
働くことが楽しみであり
利益は喜びの取引から生れます様に
商いを通じて人と仲良くなり
経済をもって世界平和のお役にたちます様に  合掌

※会社の実名を出すべきかどうか迷いましたが、「○○悲願」ではこの言葉の素晴らしさが半減してしまうように感じ、あえて実社名を記載しました。

これは私がはじめて就職した会社、株式会社ダスキンの企業理念の一つです(創業者:故人鈴木精一氏の言葉です)。

(株)ダスキンには経営理念も別にあり、そちらも素晴らしい言葉なのですが、この「ダスキン悲願」は私が同社に5年間(平成2年~6年迄)勤めたのち、保険会社に転職し、その後保険代理店として独立した今でも、空で言えるくらいの私の「座右の銘」の一つです。

「仕事の第一は人間をつくる事であります様に」…シンプルな言葉ですが、行間に込められた鈴木社長の熱い「想い」が伝わってきます。

「利益は喜びの取引から生れます様に」…「企業」ですから利益追求は当然ですが、その源泉を「喜びの取引」だと言える企業は本当に稀だと思います。

「経済をもって世界平和のお役にたちます様に」…この壮大且つ崇高な理念は、戦争体験のある方にしか分からないものでしょう。

実は株式会社ダスキンの創業者:鈴木精一氏は、ダスキン創業の前にも掃除用品の販売会社(A社とします)の社長でした。

順調に業績を伸ばし、東証一部へ上場するまでの規模になったA社に、アメリカの同業社(B社とします)から業務提携の申し入れがありました。

少しでも日米の「お客様のためになれば…」という純粋な思いから、鈴木社長は快く業務提携を受け入れました。ところが………

鈴木社長のA社は、業務提携から1年弱の間にB社に公開株式の過半数を買い上げられて、B社に乗っ取られてしまいました(正確にはB社の日本法人となり、鈴木社長は無一文で放り出されました)。余談ですが、その会社は今でも存在します…。

B社は「業務提携」ではなく、初めから「M&A」(企業買収)が目的だったのです…。

M&A自体がビジネスとなっている今日と違い、当時の日本企業にとってB社によるA社の買収劇は相当ショッキングなものだったようです。

もちろん当事者である鈴木社長の失望と無念、やるせなさは、想像を絶するものだったそうです。

それでも鈴木社長の「ゼロからの再起にかける意気込み」は凄まじいものだったと語り継がれています。

米国企業に「騙された」鈴木社長は、アメリカのビジネスのあり方と新規事業のヒントを求めて、単身渡米、半年ほどアメリカの企業、産業、市場を研究して帰国しました。帰国後、約2年で(株)ダスキンを創業し、着実に売り上げを伸ばし、皆さまご存じの通り業界第1位の会社となりました。

しかしA社での失敗を肝に銘じ、(株)ダスキンは年商4000億円を越える株式会社でありながら、未だに株式を上場していません。

創業者:鈴木精一氏は私が入社した時には、もう故人でした。

しかし鈴木社長とダスキン創業をともにした部下たちが、鈴木社長の「想い」を忘れることなく、2代目、3代目、と社長職を引き継ぎ、現在の社長は5代目と聞き及んでいます。

そして今でも「ダスキン悲願」は、株式会社ダスキンの「魂」として全国の朝礼で毎日唱和されているそうです。
(文責:坂田)

 これであすなろ通信の今月号を終わります。
 皆様、これから季節は酷暑の夏に入ります。お互いに体調に心して健やかな秋を迎えましょう。

あすなろ通信第39号(1106)

あすなろ通信第39号(1106)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員間の一体感を高めて本会を発展させることにより鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は、新入会者紹介、事務局から、会員情報、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・新入会者紹介
 今回は先月から続けて3ヵ月も新しい会員の方を紹介できることを皆様と共に喜びたいと思います。

 清田文代さん
 平成23年4月21日入会
 清田さんは以前にはご本人、息子さん、ご両親とご家族3代で当院でのはり治療を続けていらっしゃった方で現在も悪い所がある時にはご本人と息子さんとで来院いただいている鍼の愛好者です。
 今回も先月足首の痛みで見えましたので、入会のお願いをいたしたところ快く会員になってくださった方です。
 このように鍼の効き目を本当にご理解いただいている方が会員になって下さることは何よりあすなろ支援会に取りまして力強いことで会の発展を思う時、益々我々役員一同頑張らねばと思わされている現在でございます。

   ・事務局から
1.変更届のお願い
 皆様が入会なさった時の申込書がありますが、その内容に変更がありましたら事務局まで変更の届けを出して下さいますようにお願いいたします。
 ここでその申込書の内容が分かるようにその内容を書いてみます。

   あすなろ支援会入会申込書

私は、1.維持会員2.賛助会員としてあすなろ支援会に入会いたします。

 年 月 日
氏名(フリガナ)印
郵便番号
住所
電話番号

2.パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これらによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

  もっと快適に梅雨を過ごすには

この記事は昨年のブログからちょうど時期的に適った物があったので掲載します(編集)。

シトシト、ジメジメ、時には雷雨。
梅雨ですねぇ。
今年(2010年)の梅雨は、ほんとによく雨が降ります。
そんな梅雨時の雨の一日を、皆さんはどのように過ごしていますか?
平日であれば、雨が降ろうと仕事に行くしかありません。
では、お休みの日はどうでしょうか?
雨は陰イオンをふくみ精神を沈静化させる効果があります。
とはいえ、毎日のように雨が降り続くと憂うつな気分になってしまいますけどね。
ララの雨の日のお奨めの過ごし方は次のいくつかです。
□規則正しい生活
朝、雨が降っていて、どんなにうとうとが気持ちよくても、とにかく1度起きて朝食を食べます。
自律神経を整えて、体のだるさを取ってくれます。
□体を動かす
この時期、体を動かすのも億劫になりがちです。
こんな時は、室内でもできる運動を行いましょう。
以前、ご紹介しました「片足立ち」や、「スクワット」や、それに「ラジオ体操」なんかもいいですね。
□体を冷やさない
湿度が高くなりますので、除湿をかけたりすると室内の気温も低くなってしまいます。
冷たい食べ物や飲み物は避けて、温かいものを摂りましょう。
夜は、シャワーではなく、ぬるめのお風呂に入ります。
□楽しいことを見つける
新しい傘、好きな音楽、なかなか読めなかった本等々。
自分にとって、気持ちのよいことを見つけて楽しみましょう。
□お掃除はこまめに
カビや、ばい菌が繁殖してしまうこの時期。
普段より丁寧にこまめにお掃除をしましょう。
すっきりして、精神衛生上もGoo。
□梅雨の晴れ間は活動的に
貴重な梅雨時の晴れ間です。
外に出かけたり、せっせと洗濯物を片付けたりして、体を動かしましょう。

この梅雨時の体調を整えて、来るべき夏の暑さに備えましょうね。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑲(2011年6月)
「トリアージ」

「トリアージ」とは、人材・資源の制約の著しい災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することです。語源はフランス語の「triage(選別)」から来ており、フランス革命後のフランス軍の戦場医療に由来するものです。

 現代の一般病院の救急外来での優先度決定も広義のトリアージであり、識別救急(しきべつきゅうきゅう)とも称します。判定は4色のマーカー付きカード(トリアージ・タッグ)で表示して、一般的に傷病者の右手首に取り付けます。

※日本では阪神・淡路大震災の教訓から総務省消防庁によってトリアージ・タッグの書式が規格として統一されています(同書式が国単位で統一されたのは日本が初めてとのことです)。以下、現今の日本のトリアージ(トリアージ・タッグ)の分類です。

黒:カテゴリー0(死亡群) … 死亡、救命が不可能なもの 
赤:カテゴリーⅠ(最優先治療群) … 重篤な状態で一刻も早い処置が必要で救命の可能性があるもの
黄:カテゴリーⅡ(待機的治療群) … 重篤な状態ではないが、早期に処置が必要なもの
緑:カテゴリーⅢ(保留群) … 軽度の病状および救急搬送の必要がないもの

私はこの「トリアージ」を仕事の優先順位付けとして活用?しています。
システム手帳に仕事の予定を書き込んだあと、即対応すべき案件に赤、優先して対応すべき案件に黄、時間のある時に対応すべき案件に緑、と上記のトリアージ・タッグと同じ色の蛍光ペンで予定を色分けしています。今すべきこと、今日中にはすべきこと、今週中にはすべきことが一目瞭然でとても効率的です。

小難しい話しとなりましたが、私が「トリアージ」を知るきっかけとなったのは、「ER」というアメリカのTVドラマ(シカゴ・カウンティ総合病院の【ER:救急救命室】を舞台としたヒューマン・ドラマ)です。

交通事故や自然災害など様々な事故現場でまず救急救命士が「トリアージ」して患者の搬送順位を決めて搬送し、病院に到着するとインターンやレジデントといったまだ勉強中の医師が再度「トリアージ」し、スタッフ・ドクターの指示のもとに治療に当たるシーンが毎回描かれています。

「トリアージ」がまさに患者の生死を分かつ重要なことになるのですが、時間との戦いの中で救命士も医師も瞬間的に「トリアージ」を迫られ、その結果、奇跡的に一命を救う場合もあれば、「トリアージ」を誤った場合(潜伏症状を見逃していた場合など)には、救えたはずの命を救えなかったりといったことが淡々と描かれています。

私の仕事は「人命」にかかわるようなシビアなものではありませんが、この「トリアージ」の応用で効率が群と良くなりました。

前日の夜からほとんど翌日の日程が把握でき、当日の朝に緊急の仕事(私の場合はほとんど交通事故です)が入っても、余裕を持ったお客様対応が出来るからです。

2000年代に入り、アメリカのTVドラマは「24(トゥエンティ・フォー)」という世界中で爆発的人気を誇る作品が登場し、その後、「プリズン・ブレイク」、「トゥルー・コーリング」、「サード・ウオッチ」、「CSI:科学捜査班」、「LOST」、「デッド・ゾーン」、「コールド・ケース」、「BONES」、「ドクター・ハウス」などなど、様々なジャンルの名作が数多く生れました(海外ドラマの鑑賞が趣味の一つですのでマニアックですいません…)。ハリウッド映画より巨額な予算で制作されているTVドラマも珍しくありません。

しかしそのブームの伏線となったのは、間違いなく、15年間(1995年~2010年まで)に渡り、シーズンⅠからシーズンXVまで続いた前述の「ER」です。

医師、看護師、救命士、患者とその家族を中心にそれぞれの立場から描かれるヒューマン・ドラマは、アメリカが抱える貧困や人種、エイズ、中高校生に蔓延するドラッグなどの身近な問題を浮き彫りにするとともに、同時にアフガン紛争やイラク戦争、テロ対策、「国境なき医師団」といったシリアスで厳しい現実・国際情勢を問題提起する、社会派ドラマでもありました。

救命士が現場で、医師たちが緊急外来(稀に現場)で、即座に「トリアージ」するシーンは、凄まじいスピード感とともに、彼らの仕事の責任の重さを痛感させられます。

皆さまは自分の仕事の中で、そういう優先順位付けが出来ていますか?
(文責:坂田)

 これであすなろ通信の今月号を終わります。
 皆様、これから季節は梅雨へと移っていくことでしょう。しかしお互いに体調に心して鍼の普及を一層頑張っていきましょう。

あすなろ通信第38号(1105)

あすなろ通信第38号(1105)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員間の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は、新入会者紹介、事務局から、会員情報、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・新入会者紹介
 今回は先月に続いてまたお一人の入会者を紹介できることを皆様と共に喜びたいと思います。

堀口雄生(ユウキ)さん
平成23年4月8日維持会員として入会
 堀口さんは20代です。
 若者の元気がない、やる気がないと言われて久しい最近ですが、我々の会にはこのように前向きに会を支えるために会員として活躍なさっている20代の会員の方が何人もいらっしゃることを心強く思います。
 堀口さんは入会いただく時に「私ははりのために元気になり仕事ができていることを感じています」と言ってくださいました。このように会員にはりのことを分かっていてくださる方がいらっしゃることは本会にとってきっと大きな力となっていくことでしょう。堀口さんのご活躍に期待いたします。

   事務局から
1.変更届のお願い
 皆様が入会なさった時の申込書がありますが、その内容に変更がありましたら事務局まで変更の届けを出して下さいますようにお願いいたします。
 ここでその申込書の内容が分かるようにその内容を書いてみます。

   あすなろ支援会入会申込書

私は、1.維持会員2.賛助会員としてあすなろ支援会に入会いたします。

 年 月 日
氏名(フリガナ)印
郵便番号
住所
電話番号

2.本会の庶務係の長井さんが都合により庶務係を引かれたので大矢野の藤川和代さんが後任を引き受けて下さいました。藤川さんの実直な人柄での活躍を期待しています。

3.パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

4.あすなろ学習会について
 本会のほとんどの方が参加していらっしゃるあすなろ学習会を今年度は3回青年等教室扱いにしていただきました。これにより学習会が多くの人に知られるきっかけになるように役員一同努力いたします。

   ・会員情報
 高畠將通(タカハタマサミチ)さん、結婚のため広島へ転居
 約1年間才田鍼専門治療院で臨床鍼師の研修を続けていらっしゃった本会会員の高畠將通さんは今年の4月からご結婚の準備のために広島へ転居されました。有り難いことには本会には会員として留まってくださることになりました。
 高畠さんの今後の鍼の学びがうまくいきますことを祈念いたします。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

    乾燥肌の対策
この冬は、乾燥肌にずいぶんと悩まされました。
いまだに、それを引きずっているのですが、それで今回は次の秋冬のためにも気をつけておきたいことを書いてみたいと思います。
まずは、肌の持つ役割ですが、
□体を細菌などの外的から守る
□体内に水分を保つ
□体温を一定に保つ

さて、日常生活のなかで注意しておきたいことは、
□部屋の湿度を保つ。
この冬も、毎日のように「乾燥注意報」が出てましたね。
そんな時に暖房をかけるわけですから、お部屋の湿度はますます下がってしまいます。
暖房のかけすぎはやめて、適度な換気を行い、濡れた洗濯物を部屋干ししたり、加湿器を使ったりして、湿度を補いましょう。
□過度な皮膚のこすりつけに注意
刺激を避けるためにも、下着や衣類はできるだけ綿製品を使用します。
□入浴の長湯は避けます
熱い湯温は皮膚の水分を奪います。
長湯も同じ理由からです。
30分程度にしておきましょう。
体を洗うときは、タオルでこすり過ぎないように泡で、過敏な部分は手のひらでやさしく洗います。
入浴後は、保湿剤を塗ります。
ララは、この冬は失敗しまして、皮膚科のお世話になりました。
次のシーズンではほんとに気をつけて、トラブルを起こさないようにしたいと思います。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑱(2011年5月)

「こころ」はだれにも見えないけれど
「こころづかい」は見える
「思い」は見えないけれど
「思いやり」はだれにでも見える

これは社団法人ACジャパン(旧公共広告機構)のテレビCMで流れている詩です(掲載メディアはテレビ、ラジオ、新聞、雑誌など、全国キャンペーンとのことです)。

東日本大震災の発生以降、企業が自社CMを自主規制するなか、その代わりにACジャパンが放送しているいくつものCMのうちのひとつです。
普段はあまり民放のテレビを見ない私ですが、今回の震災でNHKと民放4局の番組をチャンネルを変えながら見ているうちに、包み込むような優しいナレーションで語られる詩と、穏やかな映像(若い女性が電車で妊婦の方に席を譲るシーンと、男子高校生が階段を上るお婆ちゃんの背中を支えてあげているシーン)が印象的で、自然に眼と耳に入って来たCMであり、詩でした。

今回の東日本大震災、まさに想定外の規模の地震と津波による被害、そして原子力発電所の事故………。

同じ日本国内で、寒さと飢えに加え肉親の安否すら分からず、不安な生活を送られている何万人もの人たちがいるという現実を前に、何もできず、暖かい部屋の中でテレビを見ながら、いつも通りに温かい食事を取り、仕事をして、ベッドで眠っている自分の無力に打ちひしがれていたところに、(社)ACジャパンのCMの詩は、一紆(いちる)の希望を与えてくれました。

被災地の方々に直接の支援は出来ないけれど、毎日の生活の中で、自分に出来ることを心掛けるだけで社会はより「良くなる」のだと…。
インターネットで調べたところ、この詩は詩人:宮澤章二(1919年:大正8年生れ、2005年:平成17年3月11日逝去)さんの「行為の意味」という著書に掲載された詩の一節であることが分かりました。
宮澤さんは前述の著書「行為の意味」のなかで、「思いやりの気持ちを持っていてもなかなか行動に移すことは難しい。しかし、その美しい気持ちは、行為になってこそ、初めて意味があるということに気づいてもらいたい。」と述べられています。

なんと温かく、心が透き通るような言葉でしょうか…。

あすなろ支援会は、あすなろ通信に始まり、新規開業治療院の支援事業、ホームページの作成、治療院の紹介チラシづくりと、次々に具体的な「行為」を積み上げられています。本当に会員の皆様の「思いやりの気持ち」が「行為」となって現れている証左だと思います。
ひとりひとりの「気持ち」は小さくとも、その純粋な「気持ち」が輪となって繋がり、社会全体で大きな「思いやりの気持ち」が育まれてゆくことを祈念いたします。
(文責:坂田)

 これであすなろ通信の今月号を終わります。
 皆様これから初夏は益々その勢いを増し、そして夏の前の梅雨へと向かうことでしょう。
 ヨーロッパのように楽しや5月、モンゴルのようにカラッとした5月ほどではなくやや湿り気の多い5月の日本ですが、それでも鍼の普及はできます。皆さん頑張りましょう。

あすなろ通信第37号(1104)

あすなろ通信第37号(1104)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして会員間の一体感を高めて本会を発展させるために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月の通信は、新入会者紹介、事務局から、健康ひとくちメモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・新入会者紹介
今回は半年ぶりに、二人の入会者を紹介できることを喜びたいと思います。

嶋田金助さん
平成23年3月15日入会
  嶋田さんはおよそ80歳にしてはお元気で熊本の市内も車で出かけられます。
 猟銃など銃の修理が仕事で、我々鍼と共通するところは職人的な仕事と言うところではないのでしょうか。
 今回入会のお電話を頂いた折にも私達の気持ちをくみ取ってくださった上で「頑張ってください」と心からの応援のお言葉を頂きました。
 今後も会員として我々を励まし続けてくださることとご期待申し上げたいところです。

嶋田里美さん
平成23年3月15日入会
お仕事は不動産屋さんで我々の会員で、最近開業された方は皆お世話になっています。
 私もこの春から家探しでお世話になるつもりです。
全てのことで面倒見が良くきっと会のためにいろんな力になって下さることだと今から楽しみです。

   ・事務局から

1、あすなろ支援会総会開催について
 先月3月14日に熊本市の希望荘において、本会総会を開催いたしました。以下項目と簡単なコメントを書いて総会の様子をお伝えします。

第1号議案昨年度の報告とその承認
ここでは全て原案通り承認

①会務報告
 事務局長 堀江照俊

②支援事業報告
 会長 才田覚
ここでは昨年の報告と一緒にこれまでの支援事業の総括もなされていますのでここに引用してみます。

 次にこの機会を借りてこれまでの全体的なことを申し上げます
 平成8年と9年は本会の中心的な活動であります支援事業が、順調に推移しこれによる2名の主被支援者の方は開業が軌道に乗って参りました。
また昨年度の主被支援者の内1名も開業が軌道にのり、現在は合わせて3名の方が本会支援による開業者として活動されております。
 そしてこれまで一般支援事業として取り組みました3名の方もパソコンの操作、カルテ管理の方法などを取得され仕事に役立てていらっしゃいます。
また、この3名の仕事が軌道に乗った方々は現在本会会員として本会を支えていただいております。
 これで昨年度の事業報告とこれまでの事業報告の総括といたします。

③決算報告
 会計 嶋田裕
④監査報告
 幹事 平井孝明
第2号議案平成22年度の事業及び予算について

①2011年事業計画
 会長 才田覚
 今年もまた新しい治療院が開かれる予定があり、本会としてもその支援を行うことになりそうです。またこのことは折に触れてこの通信などで、ご紹介いたしますので皆様の御支援御協力をお願いいたします。
②2011年度予算について
 会計 嶋田裕
これらの第1号第2号議案は全て原案通り承認されました
議事終了

2、会員の皆様へのあすなろ関係鍼治療院のご案内無料配布について
繰り返してのお知らせですが上記ご案内を希望される会員の方には無料でお届けいたします。ご希望の方は事務局まで部数をご連絡下さい。

3、パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

歯周病の予防になるかも
以前、歯周病について書きましたが、歯周病の原因となるのが「歯垢」(プラーク)です。歯垢とは、歯のくぼみ、溝についている細菌のこと。歯垢や歯石がたまると、ここをすみかとして歯と歯肉の境や歯と歯の間、歯のくぼみなどに細菌が繁殖します。細菌は食べ物のかすを栄養源としています。そしてこの細菌たちが格好のすみかとしているところが、歯と歯肉の境、歯と歯の間や、歯のくぼみなどです。いわゆる歯周ポケットと呼ばれる箇所です。
そこで、ララが最近使用しているのが「M」という商品。あの「お口くちゅくちゅ」とかいうCMの商品です。歯磨きをした後に、これでお口くちゅくちゅをやります。購入したては、まったく信用していませんでしたが、これを使い始めてから歯茎の浮いた感じが取れました。歯垢の磨き残しのチェックでも、僅かですがパーセンテージが下がりました。もちろん、基本は歯磨きですから、ていねいにブラッシングを行ったあとにこれをやります。
ちょっと気になっている人は、試してみてもいいかもですね。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40歳代の自営業者です。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑰(2011年04月)

「柿は淡(たん)の毒」
戦国時代最大にして最後の合戦「関ヶ原の戦い」で、徳川家康率いる東軍に敗れた、敗軍(西軍)の将、石田光成の言葉です。

以下、真田増誉(さなだぞうよ)という僧侶の著作、「明良洪範(めいりょうこうはん)」が伝える、光成が敗残の身を檻に囚われて処刑場へ護送されて行く際、護送の兵士との逸話の現代語訳(訳は私の我流ですので、著作と若干ニュアンスが違うかも知れません)です。

光成:「のどが渇いた。さ湯をもらいたい。」

兵士:「この辺りに人家はなくそれは求めがたい。ここに柿を持ち合わせておるので、かわりにこれを食されるがよろしかろう。」

光成:「いや、柿は淡(たん)の毒じゃ。ごめん蒙(こうむ)る。」

兵士:「ハハハ。これから首を刎(は)ねられると申すに、淡(たん)の心配をして何になろうか。」

光成:「小人(しょうじん=小人物)には分かるまい。大義に殉じようとする者は、たとえ処刑される間際になっても、自らの命を惜し志を遂げようと心掛けるものなのだ。」と言い放ち泰然としていたという…。

「淡」は気管支が異物に反応して発するものであり、私たち現代人にとっては、取り立てるほどのものでもないと思います。

おそらく光成の言う「淡」は、逆流性食道炎(・酸や十二指腸液の逆流による食道の粘膜にびらん・炎症を引き起こす疾患)のことだと思います。

逆流性食道炎の一番の原因は、ストレスや過度の飲酒とされています。

私は戦国武将の中で、石田光成はあまり好きではないのですが、この逸話を読んだ時は、光成も「さすが戦国武将」と敬服しました…。

敗軍の将として檻に囚われ、処刑場まで市中引き回しという、武将としてこのうえない「屈辱」を受けながらなお、この言葉…。

主君:秀吉の死後、秀吉の嫡男:秀頼はまだ幼く、ほとんどの武将が次の天下人となるであろう家康になびき始めたなかで、最後まで豊臣家への忠節を貫いた光成。自らの命が惜しいのではなく、本当に首を刎ねられる最期の瞬間まで、豊臣家の再興を思い続けていたのでしょう…。

世俗的にはこの言葉、「いかにも光成らしい負け惜しみだ」という解釈が一般的なようですが、私はこの言葉から石田光成という武将の、愚直なまでの不器用さが偲ばれてなりません…。

「今月の言葉」というより、よもやま話になってしまいましたが、「命より大切なもの(=大義)がある」人間の生き様に、一抹の羨望を感じずにはいられません。

皆さまは、いかが思われますか?

(文責:坂田)
 
 これであすなろ通信の今月号を終わります。これから春は次第にその勢いを増し、暖かく楽しい季節となります。皆様どうぞこの好季節をお楽しみ下さい。

あすなろ通信第36号(1103)

あすなろ通信第36号(1103)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして会員間の一体感を高めて本会を発展させるために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ


 
 さて、今月の通信は事務局から、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読みくださいますように。

   ・事務局から

1、総会開催について
 この記事は先月の初旬に書いています。やがて今月、総会を開催します。ここで今年度の予算と事業が決定されます。
 今年もまた新しい治療院が開かれる予定があり、本会としてもその支援を行うことになりそうです。またこのことはおりに触れてこの通信などでご紹介いたしますので皆様の御支援御協力をお願いいたします。
2、会員の皆様へのあすなろ関係鍼治療院の御案内無料配布について
 繰り返してのお知らせですが、上記御案内を希望される会員の方には無料でお届けいたします。御希望の方は事務局まで部数を御連絡ください。
3、パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

点眼のコツ
ララは、結膜の乾燥を防ぐ目薬を、眼科から処方されさしています。
目薬をさすって、意外と難しいですよね?

そこで、点眼方法について書いてみます。
1、上の方を向き、下の瞼を指で引っ張ります。
2、目薬を1滴だけさす。
3、薬が全体に行き渡るように、目を軽く閉じて、しばらく待ちます。目薬が鼻に抜けないように、そちら側の目頭を指で押さえるとよいでしょう。
4、余分な分をティッシュでふき取ります。
目薬をさす時に、どうしても目を閉じてしまう人のために、点眼補助具というのもあるらしいですよ。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40歳代の自営業者です。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑯(2011年03月)

日の輝きと暴風雨とは
同じ空の違った表情にすぎない
運命は
甘いものにせよ
苦いものにせよ
好ましい糧として
役立てよう

ドイツの詩人:ヘルマン・ヘッセ(1877年7月2日~1962年8月9日)の詩です。この詩は私の高校の卒業アルバムの最期のページに記されていたものです。ヘルマン・ヘッセは主に詩と小説で知られる作家で、1946年にノーベル文学賞も受賞した、20世紀前半のドイツ文学を代表する文学者です。

実はこの詩のことはすっかり忘れていました。今年の正月に実家へ行った際に、母から「あんたのアルバムだけん、持って行きなさい。」と言われ、家に持ち帰って高校時代の友人たちの顔を懐かしく眺めながら、当時(1985年卒業です)のことを思い出しました。巻末の主だった出来事のページをめくると、1982年はフォークランド紛争、1983年は大韓航空機撃墜事件、1984年はロス・アンゼルス:オリンピックでアメリカのカール・ルイス選手が陸上男子で四冠達成、といった出来事が記されており、本当に懐かしく思い出すとともに、それから26年、まさに「光陰矢のごとし」と、しばし感慨にふけりました…。そして冒頭の詩が、最後のページにモノクロの山並みと雲の写真を背景に記されていました…。

卒業時にも間違いなくこの詩を観たはずなのですが、恥ずかしながら当時18歳の私には、このヘッセの簡潔ながら深遠な詩を理解することが出来なかったのでしょう、全く記憶にありませんでした…。おそらくこの詩は当時の先生たちが話し合い、これから成人し、社会人となっていく私たちへの「贈り物」として選ばれ、最後のページにひっそりと記されたのだと思います。今改めて、人生の「岐路」に立つとき、この詩はとても「勇気」と「希望」を与えてくれる詩だと思いました。

あすなろ支援会は、あすなろ通信、独立開業される先生への支援作業、ホームページの作成、治療院案内のチラシ作りと、「岐路」を着実に進まれています。私も負けないよう、自分の人生の「岐路」に対して、真正面から取り組んで行こうと思いを新たにしました。今後ともよろしくお願い致します。
(文責:坂田)

 これであすなろ通信の今月号は終わります。
 これから春は次第にその勢いを増し、暖かく楽しい季節となります。皆様どうぞこの好季節をお楽しみください。