あすなろ通信第69号(1312)

あすなろ通信第69号(1312)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い(別紙)、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について 第5報
2ご寄付のお知らせ
3販売部の販売品価格のお知らせ
4パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(12月号)をお届け致します。

  ・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について 第5報
 昨年からこの無料鍼体験会を行っておりましたが、今回は初めてこの体験会で体験された患者さんがあすなろ鍼治療院ー水前寺ーを治療のために訪ねていただくという予約をいただきました。まだこのように小さな効果しか上がってはおりませんが、喜ばしい結果を会員の皆さんと共に喜びたいと思いこのあすなろはり無料体験会の第5報を書かせていただきました。来年からも関係者一同頑張ります。
 会員各位のご支援をよろしくお願い致します。

2ご寄付のお知らせ
 最近、本会会員の碇さんから葉書のご寄付をいただきました。ここに記してお礼を申し上げます。有り難うございます。

3.あすなろ支援会販売部の販売品価格のお知らせ
 同品の価格一覧を掲載致します
 皆さまのご利用をお願い致します。

 ・あすなろ販売部価格一覧201310
はり すり下ろし ミルキーウェイ 医交社風
             50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー     1箱 税込み 1000円
   この郵送料は複雑ですが少し書いてみます。実際に郵送での注文をなさる場合には事務局にお尋ね下さい。
   1箱140円、3箱まで240~300円、ゆうパックなら手渡しで500円4箱入る。
はり筒           1本   1300円
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1800円
ペーパータオル       1包み  130円

4.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
 ・本会役員氏名
 藤川和代:庶務係、販売係
 木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
 嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
 堀江照俊:本会事務局長
 才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

  ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、ひいては心の根幹に触れる体験談を交えてあずにゃん(山部梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第22号(2013.12)
掲載お休みのお詫び
あずにゃんがたぶん多忙で原稿が届きません。
今回のお休みを編集の才田がお詫びします。会員の皆さん申し訳ありませんでした。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:46(2013年12月)

アメリカ国民諸君、
国家が諸君のために何をなしうるかを問うのではなく、
諸君が国家に何をなしうるかを考えよ。

米国史上最年少の大統領(就任時43歳)、ジョン・F・ケネディ氏の就任演説の一節です。
とても有名なスピーチですので、ご存じの方も多いかと思います。
今年はケネディ大統領が暗殺されてからちょうど50年目に当たります。

私がこの一節に共感する点は、【権利】の前提として、まず明確に【義務】を求めている点です。
日本の戦後教育は、本来不可分である【権利】と【義務】を引き離し、【権利】ばかりに焦点を当てている気がします。
私の小学校時代の担任教師(4年生から6年生まで)は、ケネディ大統領の功績を認めながらも、「このスピーチだけは理解できない…。」と教壇で語っていました。
理由は「国民に【権利】を説く前に【義務】を求めるのは、【軍国主義】だ。」という、当時小学生の私から見ても安易なものでした…。

私の小学生時代:昭和48年~53年(1973-1978)は、70年安保闘争の直後で、成田闘争(1971-1978が中心)や浅間山荘事件(1972年)など、まだ学生運動の余韻が残っていた時代です。また「ベトナムに平和を!市民連合」(略称:べ平連)を中心としたベトナム反戦運動(1965-1974)のまっ最中でもあり、※「日教組(にっきょうそ)」が大きな発言力を持っていました(当時の日教組の組織率は60%弱で、昨年度:2012年の25.8%の実に2倍以上です!!)。

今から思えば、私の担任教師は戦前の日本を全否定した「日教組」の「戦後教育」(GHQの占領政策の柱の一つです)を信じ込んだ「理想主義者」で、熱心な「日教組」組合員だったのだと思います。校長・教頭が体育館の壇上の国旗(日の丸)に一礼することを批判していましたし、国歌(君が代)斉唱の際も着席したままでした。
またストライキによく参加していて、両隣のクラスで授業が通常通り行われている日に、私のクラスだけ自習ということもままありましたので…(当時も勿論公務員にはストライキ権は認められていません)。

確かにシナ事変から大東亜戦争の敗戦に至る過程で、日本は数々の大きな過ちを犯しました。
イタリア、ドイツと同盟し(日独伊三国軍事同盟)、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、(ソ連)etc.を相手に、緒戦の勝利に酔って勝てる見込みのない戦争に突入し、講和の落とし所も考えず、戦域をアジア全土へ拡大しました。
その結果、「玉砕」や「特攻隊」に代表される兵士の人命を無視した戦術を採り、徒に兵士の命を無駄にしました…。
また沖縄陥落の際には戦禍のなかで多くの民間人が犠牲となりました…。
その後全国にアメリカ軍の無差別空襲が始まり、民間人が大量殺戮されても、政府は「一億玉砕」を叫んで講和の道を探らず、広島・長崎へ原子爆弾を投下されてようやくポツダム宣言を受諾、敗戦を受け入れました…。

これらの責任の大半が当時の日本の軍部 = 軍国主義に在ることは、私も否定しません。
しかし第二次世界大戦は、18世紀から始まった欧米の「植民地主義」=「 帝国主義」=【軍国主義】の矛盾を総括するべく起こった、歴史の必然的パラダイムシフトと言える側面があるのも事実だと思います。
欧米列強という一握りの帝国主義国が、世界各地(アフリカ、南アメリカ、アジアetc.)の多数の国を植民地化して搾取するといういびつな構造、これを是正・解消するための必要悪だったと言えるかもしれません。
事実、第二次世界大戦が終結した1945年以降の10年間で、数多くのアジア・アフリカ諸国が植民地からの独立を果たし、独立国となっています。

歴史のそういう二面性を直視せず、「戦争」=「悪」、【軍国主義】=「悪」、という単なるレッテル貼りに終始してしまえば、そこで思考停止してしまいます。
するとそこから導き出される結論は、実に空虚で現実離れした極端な理想論に他なりません。
善悪は抜きにして、当時は欧米列強を中心とする世界が「帝国主義」=【軍国主義】の時代であったことを「歴史認識」として捉えること、それが歴史から学ぶべき姿勢だと私は思います。
(現代の「モノサシ」で、歴史を図らないこと。)

前置きが長くなりましたが、ケネディ大統領のスピーチは、あすなろ支援会に置き換えても全くおかしくありません。

「あすなろ支援会会員の皆さま、支援会があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが支援会のために何が出来るかを考えてください。」
この一文を読んで【軍国主義】を想起される方は、まずいないでしょう。
ケネディ大統領はアメリカのリーダーとして、アメリカ国民に当たり前の気構えを説いたに過ぎない、と私は思います。
皆さまはこのケネディ大統領のスピーチ、いかが思われますか?

※今回はかなり政治的な話しとなり、あすなろ通信で私の政治信条を主張すべきかどうか、かなり迷いました。
最終的に私という人間を、皆さまによりご理解して頂くことを目的に、掲載に踏み切りました。ご容赦ください。

※「日教組(にっきょうそ)」は、日本教職員組合(日本の教員・学校職員による労働組合の連合体)の略称。

①授業における思想・歴史認識の強制:日教組は、国旗国歌の掲揚などについては「思想の強制」として批判を展開している。
②指導者・幹部による北朝鮮礼賛:1971年から1983年まで委員長だった槙枝元文氏は1972年4月の「金日成誕生60周年」に際して訪朝し、同国の教育制度を絶賛した。槙枝氏は、最も尊敬する人物として金日成をあげ、1991年(平成3年)には北朝鮮から親善勲章第1級を授与されている。
③ストライキの実施:日教組は教育行政に関する文部省や教育委員会の決定の多くに反対してきたが、その手段としてストライキを用いることがある。地方公務員である教職員は、地方公務員法第37条により、いかなる争議行為も禁止されているにもかかわらず…。

などなど、日本の子どもたちに「反日教育」を行っていると言われても仕方ない、何ともおかしな組織です。
(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年12月号は終わりです。
 やがて来る来年をわくわくしながら待ちつつ、お互いにその立場立場で来年の支援会の発展のための構想を練って楽しみましょう。

あすなろ通信第68号(1311)

あすなろ通信第68号(1311)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について 第4報
2販売部の品物価格の改定のお知らせ
3パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(どちらも11月号)をお届け致します。
 今月のあずにゃんと今月の言葉はどちらも生き方の根幹に関わる問題を筆者の生きるスタンスをのぞかせながら書いていらっしゃいまして、どちらも編者の心に強く迫るものを覚えました。
 皆さまご期待下さい。

・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について 第4報
 昨年から始めておりますが、第2回として今年は本会会員の堀江先生の「あすなろはり治療院ー味噌天神ー」で10月20日に行いました。
 以下簡単に内容を紹介します。

   ・あすなろ鍼無料体験会開催
 《場所》
あすなろ鍼治療院 ー味噌天神ー
熊本市中央区大江5-16-11 第18プリンスマンション 1F
企画進行:代表堀江照俊

 《日時》
平成25年10月20日(日曜)
午前:10時~12時
午後:1時~3時
※ベッド2台×4時間=8名
はり体験の時間:1人40分
この日は8人が来院され、好感想で終了しました。

2.販売部の品物価格の改訂のお知らせ
 販売部の価格が変わったり、品の種類が増えたりしておりますので、販売部の品の価格一覧を掲載致します
 皆さまのご利用をお願い致します。

 ・あすなろ販売部価格一覧201310
はり すり下ろし ミルキーウェイ 医交社風
             50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー     1箱 税込み 1000円
           この郵送料は1箱140円
         3箱まで240から300円まで
    ゆうパックなら手渡しで500円4箱入る
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1800円
ペーパータオル       1包み  130円

3.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
 ・本会役員氏名
 藤川和代:庶務係、販売係
 木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
 嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
 堀江照俊:本会事務局長
 才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

4.支援事業によるあすなろはり学習会の支援について
 あすなろはり治療院では毎月鍼の学習会が行われております。9月の学習会の終わったあと、冷蔵庫のビールを楽しそうに味わっている人たちを見て、これで学習や会に対する意識の高まりを強めることができれば支援会としても力を割いても良いと思いつき、最近山都町に引っ越しをされたあずにゃんのお宅を訪問することにして、支援会からも車を出したりして応援することにしました。
 その折、本会の会員さんのお一人は別の車で同行していただき、色々と皆さんの手助けをいただきました。その方に感謝しここに記してお礼を申し上げます。
 あずにゃんの家の前には小川があり、そこであずにゃんのお嬢さんが遊んだりされるそうです。
 参加された皆さんの雰囲気も良かったので、来春もあずにゃん宅を伺おうかと検討中です。

・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、ひいては心の根幹に触れる体験談を交えてあずにゃん(山部梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第21号(2013.11)
 皆さん、こんにちは。朝夕、寒さが増して来ました。山都町の寒さを無事越えられるか今から心配です(笑)。とは言え、冬に向けての楽しみもあります。冬野菜は美味しいし、とくにほうれん草!燻製作りも楽しみです。
 子供たちも学校で稲刈りをしました。出来たお米は学校給食になるそうです。栗拾いにも行ったし、今度はうちの畑に里芋を皆で堀りに来ます。学校の中でも、大根を育てたりと山都町に来てから、私だけではなく子供たちも楽しんでいます。
 私がいつもお世話になっている有機農業を長年されている方(Wさん)が「ニワトリを潰すから」と言われ、「それは行かなきゃ!」と一つ返事で付いて行きました。
 前から一度は 見ておかなければいけない事と思っていたからです。
 分かってはいるものの、それはショッキングな事でした。もちろん私は付いて行ったところで見てるだけといった感じでしたが。。。 ニワトリの羽と脚を紐で縛り、羽を足で押さえつけ、首を手で持ちナイフを入れていくという流れでした。
 それから、熱いお湯をニワトリにかけて紐で逆さまに吊し上げ、毛を抜いて行きます。
 さっきまで生きていたはずのニワトリはもうぐったりと動かず、死んでいます。それから、さばいていって、私たちの見慣れたスーパーで売られている姿にやっとなりました。
 その一連の流れの作業を躊躇なくこなしていくWさんが、なんだか美しく見えました。
 私もお手伝いしながら、昔の話をいろいろ聞きました。Wさんが若い頃、同じように鶏を潰していると、「そんなことして!」と悪く言う人もいたそうです。しかし、Wさんは、「なんもせんで、食べるほうがまだ悪か」と言いました。納得です。「命を頂く」とは、まさにこの事でした。そして食べるまでにはこんなに大変なのだと知りました。
 私は帰ってから子供たちにこの事を話し、みんなで感謝して頂きました。
日常で口にしているものの大切さ、ありがたさを、生きている間に何度か思うだけでも違うと思います。子供たちにもそれが伝わればと願いました。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

ごあいさつ
 2009年11月から執筆させて頂いております「今月の言葉」が、おかげさまで今月で5年目に入ります。
 今春、病気入院により一時休載させて頂きましたので、お届けする「言葉」は今月で「45」です。
限りなく私の「独りごと」に近いと思われる、この「今月の言葉」ですが、皆さまの温かいご感想を頂戴し、ここまで書き進めることが出来ました。
 私の中で今では「今月の言葉」は、仕事に次ぐ「ライフワーク」となっております。
 私が皆さまにお伝えしたい言葉が、いつ枯渇するか分かりませんが、この場をご提供頂いた才田先生並びにあすなろ支援会の皆さまに深謝し、今しばらく「語り部」として参画させてください。
 ありがとうございます。 
(2013.09.12 自宅にて  坂田 勇)

今月の言葉:45(2013年11月)

誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。
(中略)
記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、上手くいかなかったことなんです。

今年8月21日、日米通算4000本安打を達成したイチロー選手(現ニューヨーク・ヤンキース)が、記者会見で述べたコメントの一節です。
野球では「3割バッターでも、7割は失敗している。」とよく言われますが、4000本安打達成時点でのイチロー選手の通算打率は、それをはるかに上回る3割3分0厘。
まさに3分の1の確率でヒットを放っています。
それでいて「4000のヒット」=「上手く行ったこと」より、「8000回以上の悔しい思い」=「上手くいかなかったこと」のほうが記憶に残っている、というこのコメント…。
まさに孤高の天才、プロスポーツ界の頂点に立つアスリートの世界観なのだと感じました。
(私は過去の数えるくらいの成功体験にしがみつき、それを「プライド」に生きています…。)
これまでにもイチロー選手は8年連続首位打者(日米通算)、10年連続シーズン200本安打、シーズン最多安打(262安打:J・シスラーの1920年の記録を実に84年振りに更新)、守備でも17年連続ゴールデングラブ賞(日米通算)など、輝かしい記録の数々を打ち立てて来ました。
しかしそれに対するコメントはたいてい淡々としたものが多く、そのせいかイチロー選手を評してよく「ストイック」という表現が用いられますが、それだけではとても彼の偉業を説明することは出来ないと思います。
実はイチロー選手の裸眼視力は両眼ともに0.4前後と、トップ・アスリートとしては信じられないくらいの近眼です。
メジャー移籍した01年の春季キャンプではコンタクトレンズをテストしたそうですが、結局効果がなく、着用をとりやめ、現在も使用していないそうです。
オリックス時代、専門家の検査を受けた際、イチロー選手は人とは違う力の存在を知ったと語っています。
「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいいらしいんです」。ちょうどサッカー選手がドリブルしながら瞬時に前方のスペースを察知するのと同じ「空間察知力」。当時の球界の常識を覆した振り子打法をはじめ、投手方向に動きながら打てるのも、そのたぐいまれな能力によるものだったのです。
この天性の「空間察知力」と、日々の努力の賜物である「鍛え抜かれた肉体」、そして「メンタル面の強さ」、この3つが相まって初めて、イチロー選手は走攻守に渡り、数々のスーパー・パフォーマンスを発揮しているのだと思います。
前述の数々の記録を持つ打撃(超広角打法)のみならず、俊足を生かした絶妙の盗塁、守備でもホームラン性の大飛球をジャンピング・キャッチしたり、外野フライをいわゆる「レーザービーム」で本塁へ返球して走者を刺したり…。
また2000年シーズン(日本でプレーした最終シーズン)には、3割8分7厘3毛という驚異的な通算打率を記録していますが、その際も、
『僕は決して「打率4割」とは言わないんです。6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです。』
というコメントを残しています。
やはりイチロー選手にとっては、「上手くいかなかったこと(=8000回以上の悔しい思い)のほうが記憶に残っている。」ようです。
凡庸な私には何とも羨ましい限りです。
皆さまはイチロー選手のこの言葉、いかが思われますか?
(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年11月号は終わりです。
 やがて来る厳しい冬の前に、もうしばらくありますなごりの秋を皆さまと共に楽しみたいと思います。

あすなろ通信第67号(1310)

あすなろ通信第67号(1310)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について 第3報
2支援事業について
3販売部の品物価格の改定のお知らせ
4パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(どちらも10月号)をお届け致します。
皆様、どうか生活の合間合間に最後までお読み下さいますように。

・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について 第3報
昨年から始めておりますが、第2回として今年は本会会員の堀江先生の「あすなろはり治療院ー味噌天神ー」で行います。
会員の皆様もどうか知り合いの方をご紹介下さいませ。
その時の開催要項を別紙にして同封します。

2.本会支援事業について
 以前の通信にもお伝え致しておりますが、なかなか支援事業対象者が見つかりませんでしたが、このほどようやく決まりました。それは新しく支援する人もないので、また始めから振り出しに戻って支援していくということです。そこで毎年2名の枠の内、今年はすでに1名は「あすなろはり治療院ー大矢野ー」が対象者になっていますので、あと1名を「あすなろはり治療院ー山﨑ー」に決定しました。

3.販売部の品物価格の改訂のお知らせ
はりの治療に用いる綿花を非常に割安で販売部でこれまで多くの人にご利用いただきましたが、この度卸しの会社の都合で少し仕入れ価格が上がりました。それに伴って当販売部ではおよそ7パーセント100円の値上げをさせていただきます。
 この値段でも量が多いために割安の価格には変わりませんので、皆さまのご利用をお願い致します。
 従って先月販売部の価格一覧を掲載致しましたばかりですが、価格がこの綿花だけですが新しくなりましたので、このあとに価格をまた貼り付けてみます。

価格一覧2013
はり すり下ろし医交社風 50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー 1箱(100本入り) 税込み 2010円
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1800円

4.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
・本会役員氏名(50音順)
木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
堀江照俊:本会事務局長
才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第20号(2013.10)
 私は8月の終わりに、熊本市内から山都町へ引っ越ししたのですが、引っ越しした家が築100年近く経ってるんじゃないかと思う様な家です。
 玄関からすぐに客間の続きの部屋があり、縁側があったり、きっと昔は土間だったのだろうと思われるところがあったり、屋根裏に登れるようになっていたり。。。なかなか面白い家なのですが、私の引っ越しは、昔住んでいた人の物を片付ける事から始まりました。
片付ければ片付ける程、散らかっていくような作業が続く中、何十年前の物が山のように出てきました。
 それをひたすら片付けているうちに、ここに住んでいた人の人格や性格、昔の暮らしが見えてくるようでした。
 田舎ですから、きっとお葬式や結婚式も家でやっていたのでしょう、たくさんの数えきれない程の食器やお盆がありました。
 ひとつひとつ、新聞紙や紙に包まれていたりして、あ~、几帳面な人だったんだろうなと感じ、はたまた納屋を片付ければ、何十年前の瓶やら空き缶やら、何に使われていたのかわからないような大きなトランクがゴロゴロと出てきます。
 私の勝手な想像で、これは旦那さんのだなとか、捨てられない性格だったなと思いながらひたすらまた片付け、片付け片付けです(笑)
 そんな事を毎日繰り返して悟った事は、やっぱり物を持ちすぎるのは良くないと言う事です。
ずいぶん前ですが私が旅先で出会った友人は、キャンプをしながら沖縄を旅していました。そのキャンプの旅が終わってから、その友達がいいました。「人はこのリュックひとつのキャンプ道具で生きていけるという事がわかった」と。
ちょっと極端な気もしますが、私もその頃、西表島にしばらく住んでいたのでその意見には同感でした。
 この引っ越しで、人の物ではありますが、捨てるというのを続けていると、だんだん気持ちの中に罪悪感が生まれてきます。地球環境にも悪いよな~とも感じます。
そして、やっぱり無駄に物は持たないで無駄に買わない方がいいと強く思った、私の引っ越しでした(笑)。
 農業の話しとは関係がないようですが、「暮らし」はやはり「農」とは切り離せないものだと思います。

・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:44(2013年10月)

「信用は一瞬にして崩れる」

信用は自分の商売、自分のつとめを日々大事に果たしていく積み重ねの中から、はじめて生れ高まってくる。
ところがそのようにして長年かけてようやく築き上げた信用も、崩れるときは一瞬である。一刻の油断も許されない。

パナソニック(旧社名:松下電器産業)の創業者、松下幸之助氏の言葉です。
「商売」・「経営」の「神様」、と称された氏は、いくつもの名言を残されており、当然ながら公式な「名言集」も数多く存在します。
しかし意識的に「名言集」の類いを見ないようにしている私の姿勢が、日本の実業家・発明家の第一人者である松下幸之助氏の「言葉」をこれまで紹介せずに来ていました。

今回私が紹介した言葉は、私の行きつけのタイヤショップのレジカウンターの後の壁に張られていたものです。
タイヤ交換を終え、レジカウンターに支払いに行った際、この言葉が目に飛び込んで来た瞬間は、まさに衝撃的でした。
「当たり前」のことなのですが、「うーん、さすが!」と深く頷き、会計もそこそこに、店員さんに「メモしてもいいですか?」と了解を求め、その場でメモし、しばし見入ってしまいました…。

実生活の中で、この言葉の重みを実感された事のある方も多いのではないでしょうか?

私自身、営業職という仕事柄、この言葉は痛いほど身に沁みます。
あすなろ鍼治療院の先生方も、患者さんと接するうえで同様のことを感じられていると思います。

「信用」というものは積み木と同じで、得るためには地道に一つひとつ積み上げるしかありません。近道は一切ありません。
しかし、それを失うときはまさに一瞬です。
「嘘」や「言い訳」はもちろん、不誠実な対応があれば相手は瞬時にそれを見抜き、何十年間掛けて築いてきた「信用」も、積み木の如く一瞬で崩れ去ってしまいます…。
まさに松下幸之助氏の結びの言葉通り、「一刻の油断も許されない」、厳しいものです。

このことは逆に、自分が「お客様」の立場となった場合には、やはり無意識に厳しい目で相手(お店・営業マンなどのサービス提供者)を観ていることからも理解できます。
私はお店(書店、飲食店、家電販売店、ガソリンスタンド、自動車ディーラー、病院などどこでも)に行く時、
①「挨拶」がきちんとしているか?
②店内(院内)はきれいに清掃されているか(特にトイレ)?
(営業マンの場合は、身だしなみがきちんとしているか?)
③まずこちらの要望を聞いてくれるか?
の3点を、そのお店(営業マン)が「信用」できるか否かの重要な基準として捉えています。

その3点を満たしていないお店には、まず2度と足を運ぶことはありません。
またその3点を初めて訪れた際に満たしたお店であっても、2回目以降も常に満たしていなければ「常連」にはなりません。
そうして常にそのお店を「信用」できると感じて「常連」になるまでには、最低でも2,3年はかかっていると思います…。

自分が「お客様」の立場となった際には、無意識にこれだけ厳しい目で相手を観ている私ですが、自分が「営業マン」としてお客様に接している際には、常にその3条件を満たしているかと自問してみると、心許ない限りです。
そういう私の姿をお客様は厳しく採点されていて、何か落ち度があった際、対応が悪いと一気にクレームとして爆発されるのだと思います。

このように本当に難しく、厳しい「信用」を如何にして得るか?
答えは中盤でも触れましたが、松下幸之助氏の結びの言葉の通り、「一刻の油断も許されない」という気持ちを持ち続け、常に誠実に相手に接するほかないと思います。
口先、小手先で得られるものではありません。
とても厳しいことですが、人間関係の基本である「信用」の重さを、改めて松下幸之助氏に教えられた気がします。

あすなろ支援会も、まさに「信用」の連鎖のうえに成り立っている組織です。

皆さまは松下幸之助氏のこの言葉、いかが思われますか?

(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年10月号は終わりです。
 私は膝を痛めて坂道の訓練が休みになっていましたが、それも復活しました。
 いつかまた良くなったら坂道の訓練は再開できるからと自分に言い聞かせて、小さな目標を達成しつつ動機付けを繰り返していて良かったなと思いました。
 小さな目標とは私の場合、はりの治療を研修生にやってもらう他に、毎日膝の温灸をして痛みを取る、痛くない範囲で膝を動かす。この2つのやり方を続けながら、日常生活の動作ができるようになることです。
 この小さな目標を毎日続けました。
 例えば階段を降りる時、悪い方の足からしか降りられなくなっていたのを良い方からも降りられるようにする。寝返りする時、膝に痛みを感じなくするなどです。
 皆さん、物事がうまくいかない時、細やかな目標を作って大きな目標に立ち向かいましょう。そして個人個人の前向き加減(プラス思考)を高めて、その集団でありますあすなろ支援会の総力を高めて、会の目標であります鍼の普及が一層進むために頑張りましょう(編者)。

あすなろ通信第66号(1309)

あすなろ通信第66号(1309)
あすなろ支援会会長才田覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について
2販売部の品物価格のお知らせ
3パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(どちらも9月号)をお届け致します。
皆様、どうか生活の合間合間に最後までお読み下さいますように。

・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について
昨年から始めておりますが、第2回として今年は本会会員の堀江先生の「あすなろはり治療院ー味噌天神ー」で行います。
会員の皆様もどうか知り合いの方をご紹介下さいませ。
その時の内容を開催要項として下に貼り付けてみます。

あすなろ鍼無料体験会要綱
日時:
平成25年10月20日(日曜)
  午前10時~12時
  午後1時~3時
ベッド:2台、4時間8人
  ※もし希望が多すぎるような時は、あと1時間追加の予定
予約(電話):先着順で、受け付け開始は2週間前の10月7日(月曜)から
駐車場:2台分と近くのコインパーキング
  パーキングの費用は主催者負担
  ※予約の時に駐車場が必要かを確認して、どこを利用してもらうかはその時お伝え致します。
はり体験の時間:1人40分の予定

皆様のご予約をお待ちします。

2.販売部の品物価格のお知らせ
昨年本会に販売部が作られ、次第に形をなしつつあります。今回はその価格をお知らせしてみます。

価格一覧2013
はり すり下ろし医交社風 50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー 1箱(100本入り) 税込み 2010円
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1700円

3.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
・本会役員氏名(50音順)
木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
堀江照俊:本会事務局長
才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第19号(2013.09)
 皆さま、こんにちは。 今月も最後までお読み頂けたら幸いです。
 先月の「今月の言葉(100人の村のたとえ)」を読ませて頂いて、私も強く共感させられました。
「恵まれている」という事を感じ、実感し、解るという事が日常の中でどれほどの人が感じているのでしょうか? 戦争を知らない私たちの世代。そして今の子どもたち。
 私が小学生の頃ですが「はだしのゲン」というアニメを学校の体育館で全校生徒を集めてスクリーンで観せられました。そのアニメは戦争の話で、アニメですがとてもリアルに描かれていました。被爆した人や体にウジ虫がわいている人、親を目の前で亡くしてしまう場面などがあり、子どもだった私はその映画を観た夜は、目を閉じるとその場面を思い出し怖くてとても眠れませんでした。
 なんとも言い様のない怖さと不安と、それが本当の話だという事、もし自分だったらと考えると恐怖でした。そしてその戦争で親を亡くし、幼い子どもが生きて行かなくてはならない現実はとても心が痛く、いろんな場面できつかったろう、辛かったろうと思います。想像を絶する事だろうと思います。少なからず私たち世代はそう感じる事ができるのも、それを観たり、話をきいたりしたからです。しかし、今の小学生は「はだしのゲン」を知りません。最近では外国の元兵隊だった方が観て「はだしのゲンを戦争に行く前に観ていたなら、自分は戦争には行かなかっただろう」と、ある番組の中で言っているのを見ました。
 戦争を語り継いでいくのもこれから大切な事なのだなと感じます。

・今月の言葉
今月の言葉担当坂田勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:43(2013年9月)

「ならぬことはならぬ」

これは今年のNHK大河ドラマ:「八重(やえ)の桜」(綾瀬はるかさん主演、幕末の※会津藩を舞台とした物語りです)に、出てくる言葉です。
現代語で言えば、「駄目なものは駄目」、「してはいけないことは、してはいけない」というような簡単な言葉ですが、ドラマの中で主人公:八重(やえ)を筆頭に、会津藩士のみならず、会津人の「在り方」(生き方)の中心にある価値観として、重要なシーンでたびたび登場します。

会津藩士の子弟(男子)は、10歳になると会津藩の藩校:日新館へ入学し、武士としての教育を受けるのが通例でした。
その日新館入学前の6歳から9歳までの子どもたち(男女問わず)は、「什(じゅう)」という10名前後の組織に所属し、基礎教育を受けていました。その教育の基本が「什(じゅう)の掟」と呼ばれる下記のもので、子どもたちは毎朝集まってこの「什(じゅう)の掟」を唱和していたそうです。

什(じゅう)の掟
 一、年長者の言ふことに背いてはなりませぬ
 二、年長者には御辞儀をしなければなりませぬ
 三、嘘を言ふことはなりませぬ
 四、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ
 五、弱い者をいぢめてはなりませぬ
 六、戸外で物を食べてはなりませぬ
 七、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ

 ならぬことはならぬものです。

一から七の「掟」の教えもさることながら、結びの「ならぬことはならぬものです。」という言葉がとても鮮烈です。
前述の通り、現代語で言えば「駄目なものは駄目」、「してはいけないことは、してはいけない」というような簡単な言葉ですが、全てに「悪平等」が浸透し、何かを規制するためにはその理由を詳細に説明しなければならない現在からすると、本当に胸がスッとします。

年長者の言うことを聞くこと、嘘をつかないこと、弱い者いじめをしないこと、屋外でものをたべないこと、………。
これは礼儀作法について、子どもに分かりやすく説いた社会常識であり、「躾け」の範疇に他なりません。
6歳から9歳といえば、現在では幼稚園の年長から小学校3年生にあたります。
会津藩は子どものその大切な時期に、「してはならないこと」を理屈抜きで徹底して教え込んでいたのです。

幕末の戊辰戦争で、会津藩は徳川幕府の親藩であったために「朝敵」の汚名を着せられ、薩摩・長州を中心とした西洋の最新兵器で武装した圧倒的兵力を誇る「官軍」に、領内へ攻め込まれます。時の藩主:松平容保(まつだいら かたもり)は、これに対し徹底抗戦の構えを取り、領内の若松城において約1ヶ月における壮絶な籠城戦(会津城籠城戦:1868年10月8日 – 1868年11月6日)を展開の後、降伏しましたした。
この厳しい籠城戦を1ヶ月も耐え抜いた背景には、会津人の「ならぬことはならぬ」という精神があったと推察されます…。

「当たり前」のことを「当たり前」だと、なかなか言えない、倫理・道徳感が廃れてしまった今の日本の様々な事件・現象を見るにつけ、「ならぬことはならぬ」という「什(じゅう)の掟」の結びの言葉に郷愁を感じざるを得ません。
皆さまは、いかが思われますか?

※会津藩(あいづはん):会津郡を中心に現在の福島県西部と新潟県の一部を治めた藩。藩庁は若松城(現在の会津若松市)。徳川一門である大名:会津松平氏が治めた親藩で石高は23万石(実質的には40万石程度あったそうです)。
(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年9月号は終わりです。
 朝、家内のお蔭で江津湖の坂道を歩いております。最近は少し涼しさを感じるようになりました。
 皆さん、やがて来る本格的な秋を楽しみに待ちましょう。

あすなろ通信第65号(1308)

     あすなろ通信第65号(1308)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

   ・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862ー0941
   熊本市中央区出水8丁目19ー24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い、事務局からとして、
1 今年度も支援事業始まる
2 パソコンの学習について 第3報
 新入会者の紹介、それからあずにゃん、今月の言葉、どちらも8月号をお届け致します。
 皆様、どうか生活の合間合間に最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から
1.支援事業について
 本会の最も重要な事業であります支援事業のその後をお伝えします。
 今年の被主支援者の1名は上天草市の「あすなろはり治療院ー大矢野ー」で、前回お知らせしましたカーテンの設置の工事は終わりました。

2.高柳さんによるパソコンの指導を今年も始めていただきました 第3報
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
  ・本会役員氏名(50音順)
木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
嶋田 裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
堀江照俊:本会事務局長
才田 覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

これを書いているのは7月7日ですが、今日はあすなろはり治療院で鍼の学習会をしましたが、その後に二人の支援会の会員さんが熱心にパソコンを2時間ぐらい習っていらっしゃいます。

   ・新入会者紹介
 今回は珍しく新入会者を紹介できることを皆様と共に喜びたいと思います
 上野富江さん:平成25年6月28日維持会員として入会
 私(編者)と上野さんとの出会いは昨年の夏でした。熊本市の国際交流会館で私の鍼の話を聞いた上野さんは、あすなろの鍼の学習会に毎月来るようになりました。そしてそのあすなろ学習会で私が話した「週1回研修に来るとプロになれるよ」を聞いてあすなろはり治療院ー水前寺ーに研修に来るようになりました。そしてその中で支援会の話を聞き、「私も会に入って応援します」と言っていただいて、本会への入会となりました。
 積極的でやる気満々の上野さんの今後の活躍に期待します。

  ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第18号(2013.08)
 暑い夏がやって来ました。皆さまいかがお過ごしでしょうか?
 私はこの間TPPについて考えると言うものに行って話を聞いてきました。
 私も食べ物を育てているひとりとしてTPPについてはやはり考えさせられます。
 もし日本が参加するとなれば、問題はたくさん出てきますが、中でも「食」の事から考えれば、遺伝子組み換え商品、農薬問題、種の問題などがあります。
 私たちにとって一番重要で大切な種が今危ないです。
 遺伝子組み換えは、品種改良と違って、遺伝子を組み換えるわけですから、組み換えた後のその作物の成長と言っていいのかわかりませんが、その後は組み換えをやった人間にさえどうなるかわからないのです。そうやってできた作物、特に今はトウモロコシや大豆が多いのですが、それを餌として3ヶ月間飼育されたマウスは4ヶ月目にはみんな大きな腫瘍が喉やお腹にできていました。
 今、スーパーに行って商品の裏に書いてある表示をみると、「遺伝子組み換えでない」と言うのをよく見かけます。しかしあれにも、範囲があり、原料に遺伝子組み換えを使っていても5%(確か、わたしの記憶によれば。。。)以下ならば表示しなくて良いとなっているらしいのです。そうとなればもう、ほとんど避け様がない状態です。それを食べた、飲んだからと言って、すぐに病気になったり死ぬわけではないですが、これから先の将来のある今の子どもたちやまたその子どもたちへと、遺伝子を通じて繋がっていくわけです。そう思うとなんと恐ろしい事かと思うのです。
一方では、小さい子どもを持ったお母さんたちや、震災で九州に避難してこられている家族の方たちは放射能、農薬に敏感です。安全な食べものがどんどん減っているのです。何が正しいとは一概には言えませんが、私たちの体は食べものから作られている事は紛れもない事実です。
 そしてもっと大事な事は、これからもその命が続いていくのだと言う事だと思います。
 敏感になりすぎるのも問題ですが、そのバランスを自分の中で保っていくこともこれから大切になるなと感じました。
「いのち」と言うものが、軽視されているような気がしてなりません。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:42(2013年8月)

世界がもし100人の村だったら

世界には63億人の人がいますが、
もしそれを100人の村に縮めると
どうなるでしょう。

100人のうち
61人がアジア人です
13人がアフリカ人
13人が南北アメリカ人
12人がヨーロッパ人です

52人が男性で
48人が女性です

70人が有色人種で
30人が白人

70人がキリスト教徒以外の人たちで
30人がキリスト教徒

6人が全世界の富の60%を所有し、
その6人全員がアメリカ国籍

80人は標準以下の居住環境に済み
70人は文字が読めません
50人は栄養失調に苦しみ
ひとりが瀕死の状態にあり、
ひとりは今、生れようとしています

ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け
そして、ひとりだけがコンピューターを所有しています。

2001年発行に発行された「世界がもし100人の村だったら」(マガジンハウス)の全文です。
12年前の書籍ですが、この一文を読んだ時、とても衝撃を受けたことを覚えています。
お読みになられた方、お聞き覚えのある方もいらっしゃるかと思います。
この「世界がもし100人の村だったら」は、もとはインターネット上で広がった、現代のうわさ、いわゆる都市伝説の一種であり、「ネットロア(=インターネット上の民話)」と呼ばれています。

このあすなろ通信を読まれている皆さまは(もちろん私もですが)、「世界がもし100人の村だったら」、コンピューターを所有している「たったひとり」の存在であることになります。
日本国内もそうですが、世界はこの12年の間にもっと格差社会が広がっています。

私はこの一文を読むとき、普段は不満だらけの自分の日常が、世界的に見れば奇跡的に恵まれた状況であることに気付き、深いため息とやるせなさを感じます…。
皆さまはこの一文を読まれてどのような感想をお持ちになられますか?

                                                        (文責:坂田)

 いつも素晴らしい言葉を坂田さんは紹介して下さいます。
 私はいつも楽しみにしております。
 この素晴らしい言葉にはコメントをつけてはならないといつも書きたいことを我慢しておりますが、今回は以下を書いてしまいました(編者)。

 言葉の中に次があります。

ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け
そして、ひとりだけがコンピューターを所有しています。

私はこの一文を読むとき、普段は不満だらけの自分の日常が、世界的に見れば奇跡的に恵まれた状況であることに気付き、深いため息とやるせなさを感じます…。
皆さまはこの一文を読まれてどのような感想をお持ちになられますか?

 これまで坂田さんは素晴らしい言葉を紹介して下さいましたが、その言葉の中にいつも大変だという危機感に満ちたものを私は感じておりました。そこに行きますと、今回はなんと自分の境遇は感謝に満ちあふれたものであり……ということを言外に述べておられます。

ひとり(そう、たったひとり)は大学の教育を受け
そして、ひとりだけがコンピューターを所有しています。

 我々はこのようなものと全く同じ境遇ではありませんが、世界に比べれば恵まれっぱなしの我々には違いありません。
 私はこれまでマイナスの面を見すぎておりました。
 我々鍼師は社会的に恵まれず、もっと鍼をメジャーな治療として発展させなければとばかり思ってきた私に、この今月の言葉の100人の村のたとえは鍼のプラスの面をもっと見るように教えつつ、感謝とやる気を与えていただいた一文となりました。
 これからはもっと鍼のプラスの面を強調して、鍼の普及が主な目的でありますあすなろ支援会の活動を続けてまいります。
 坂田さん有り難うございます。

 これで支援会通信の平成25年8月号は終わりです。
 やがてまいります旧のお盆を過ぎるとすぐ秋になります。
 皆様、どうかお互いに楽しい夏を元気で過ごし、そして涼しい秋を待つことに致しましょう。