あすなろ通信第69号(1312)

あすなろ通信第69号(1312)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い(別紙)、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について 第5報
2ご寄付のお知らせ
3販売部の販売品価格のお知らせ
4パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(12月号)をお届け致します。

  ・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について 第5報
 昨年からこの無料鍼体験会を行っておりましたが、今回は初めてこの体験会で体験された患者さんがあすなろ鍼治療院ー水前寺ーを治療のために訪ねていただくという予約をいただきました。まだこのように小さな効果しか上がってはおりませんが、喜ばしい結果を会員の皆さんと共に喜びたいと思いこのあすなろはり無料体験会の第5報を書かせていただきました。来年からも関係者一同頑張ります。
 会員各位のご支援をよろしくお願い致します。

2ご寄付のお知らせ
 最近、本会会員の碇さんから葉書のご寄付をいただきました。ここに記してお礼を申し上げます。有り難うございます。

3.あすなろ支援会販売部の販売品価格のお知らせ
 同品の価格一覧を掲載致します
 皆さまのご利用をお願い致します。

 ・あすなろ販売部価格一覧201310
はり すり下ろし ミルキーウェイ 医交社風
             50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー     1箱 税込み 1000円
   この郵送料は複雑ですが少し書いてみます。実際に郵送での注文をなさる場合には事務局にお尋ね下さい。
   1箱140円、3箱まで240~300円、ゆうパックなら手渡しで500円4箱入る。
はり筒           1本   1300円
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1800円
ペーパータオル       1包み  130円

4.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
 ・本会役員氏名
 藤川和代:庶務係、販売係
 木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
 嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
 堀江照俊:本会事務局長
 才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

  ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、ひいては心の根幹に触れる体験談を交えてあずにゃん(山部梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第22号(2013.12)
掲載お休みのお詫び
あずにゃんがたぶん多忙で原稿が届きません。
今回のお休みを編集の才田がお詫びします。会員の皆さん申し訳ありませんでした。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:46(2013年12月)

アメリカ国民諸君、
国家が諸君のために何をなしうるかを問うのではなく、
諸君が国家に何をなしうるかを考えよ。

米国史上最年少の大統領(就任時43歳)、ジョン・F・ケネディ氏の就任演説の一節です。
とても有名なスピーチですので、ご存じの方も多いかと思います。
今年はケネディ大統領が暗殺されてからちょうど50年目に当たります。

私がこの一節に共感する点は、【権利】の前提として、まず明確に【義務】を求めている点です。
日本の戦後教育は、本来不可分である【権利】と【義務】を引き離し、【権利】ばかりに焦点を当てている気がします。
私の小学校時代の担任教師(4年生から6年生まで)は、ケネディ大統領の功績を認めながらも、「このスピーチだけは理解できない…。」と教壇で語っていました。
理由は「国民に【権利】を説く前に【義務】を求めるのは、【軍国主義】だ。」という、当時小学生の私から見ても安易なものでした…。

私の小学生時代:昭和48年~53年(1973-1978)は、70年安保闘争の直後で、成田闘争(1971-1978が中心)や浅間山荘事件(1972年)など、まだ学生運動の余韻が残っていた時代です。また「ベトナムに平和を!市民連合」(略称:べ平連)を中心としたベトナム反戦運動(1965-1974)のまっ最中でもあり、※「日教組(にっきょうそ)」が大きな発言力を持っていました(当時の日教組の組織率は60%弱で、昨年度:2012年の25.8%の実に2倍以上です!!)。

今から思えば、私の担任教師は戦前の日本を全否定した「日教組」の「戦後教育」(GHQの占領政策の柱の一つです)を信じ込んだ「理想主義者」で、熱心な「日教組」組合員だったのだと思います。校長・教頭が体育館の壇上の国旗(日の丸)に一礼することを批判していましたし、国歌(君が代)斉唱の際も着席したままでした。
またストライキによく参加していて、両隣のクラスで授業が通常通り行われている日に、私のクラスだけ自習ということもままありましたので…(当時も勿論公務員にはストライキ権は認められていません)。

確かにシナ事変から大東亜戦争の敗戦に至る過程で、日本は数々の大きな過ちを犯しました。
イタリア、ドイツと同盟し(日独伊三国軍事同盟)、アメリカ、イギリス、フランス、オランダ、(ソ連)etc.を相手に、緒戦の勝利に酔って勝てる見込みのない戦争に突入し、講和の落とし所も考えず、戦域をアジア全土へ拡大しました。
その結果、「玉砕」や「特攻隊」に代表される兵士の人命を無視した戦術を採り、徒に兵士の命を無駄にしました…。
また沖縄陥落の際には戦禍のなかで多くの民間人が犠牲となりました…。
その後全国にアメリカ軍の無差別空襲が始まり、民間人が大量殺戮されても、政府は「一億玉砕」を叫んで講和の道を探らず、広島・長崎へ原子爆弾を投下されてようやくポツダム宣言を受諾、敗戦を受け入れました…。

これらの責任の大半が当時の日本の軍部 = 軍国主義に在ることは、私も否定しません。
しかし第二次世界大戦は、18世紀から始まった欧米の「植民地主義」=「 帝国主義」=【軍国主義】の矛盾を総括するべく起こった、歴史の必然的パラダイムシフトと言える側面があるのも事実だと思います。
欧米列強という一握りの帝国主義国が、世界各地(アフリカ、南アメリカ、アジアetc.)の多数の国を植民地化して搾取するといういびつな構造、これを是正・解消するための必要悪だったと言えるかもしれません。
事実、第二次世界大戦が終結した1945年以降の10年間で、数多くのアジア・アフリカ諸国が植民地からの独立を果たし、独立国となっています。

歴史のそういう二面性を直視せず、「戦争」=「悪」、【軍国主義】=「悪」、という単なるレッテル貼りに終始してしまえば、そこで思考停止してしまいます。
するとそこから導き出される結論は、実に空虚で現実離れした極端な理想論に他なりません。
善悪は抜きにして、当時は欧米列強を中心とする世界が「帝国主義」=【軍国主義】の時代であったことを「歴史認識」として捉えること、それが歴史から学ぶべき姿勢だと私は思います。
(現代の「モノサシ」で、歴史を図らないこと。)

前置きが長くなりましたが、ケネディ大統領のスピーチは、あすなろ支援会に置き換えても全くおかしくありません。

「あすなろ支援会会員の皆さま、支援会があなたのために何をしてくれるかではなく、あなたが支援会のために何が出来るかを考えてください。」
この一文を読んで【軍国主義】を想起される方は、まずいないでしょう。
ケネディ大統領はアメリカのリーダーとして、アメリカ国民に当たり前の気構えを説いたに過ぎない、と私は思います。
皆さまはこのケネディ大統領のスピーチ、いかが思われますか?

※今回はかなり政治的な話しとなり、あすなろ通信で私の政治信条を主張すべきかどうか、かなり迷いました。
最終的に私という人間を、皆さまによりご理解して頂くことを目的に、掲載に踏み切りました。ご容赦ください。

※「日教組(にっきょうそ)」は、日本教職員組合(日本の教員・学校職員による労働組合の連合体)の略称。

①授業における思想・歴史認識の強制:日教組は、国旗国歌の掲揚などについては「思想の強制」として批判を展開している。
②指導者・幹部による北朝鮮礼賛:1971年から1983年まで委員長だった槙枝元文氏は1972年4月の「金日成誕生60周年」に際して訪朝し、同国の教育制度を絶賛した。槙枝氏は、最も尊敬する人物として金日成をあげ、1991年(平成3年)には北朝鮮から親善勲章第1級を授与されている。
③ストライキの実施:日教組は教育行政に関する文部省や教育委員会の決定の多くに反対してきたが、その手段としてストライキを用いることがある。地方公務員である教職員は、地方公務員法第37条により、いかなる争議行為も禁止されているにもかかわらず…。

などなど、日本の子どもたちに「反日教育」を行っていると言われても仕方ない、何ともおかしな組織です。
(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年12月号は終わりです。
 やがて来る来年をわくわくしながら待ちつつ、お互いにその立場立場で来年の支援会の発展のための構想を練って楽しみましょう。