あすなろ通信第34号(1101)

あすなろ通信第34号(1101)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することにご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして会員間の一体感を高めて本会を発展させるために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 皆様、新年明けましておめでとうございます。昨年末にはあすなろ関連鍼治療院の統一ご案内(パンフレット)も完成しまして、今年からは益々本会の活動に弾みがつくことが期待されます。
 このような中、会員各位におかれましてはご家族の皆様お揃いの内に穏やかな初春をお迎えのことと役員一同お慶び申し上げます。
 本年も益々役員一同本会のために精一杯活動を続けて参ります。会員の皆様におかれましては、昨年にも増しての御協力、御支援をお願いいたします。
 さて、今月の通信はあすなろ関連鍼治療院のご案内(パンフレット)完成について、事務局から、会員情報、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・あすなろ関連鍼治療院のご案内完成について
 これまで数度にわたりましてこの通信でご案内(以前はリーフレット)についてお知らせして参りましたが、昨年末に第1号といえるものが完成いたしました。
 そこで早速各治療院で希望の部数を買っていただき、来院患者さんに配布を始めていただきました。
 この配布が少し進んだ段階で、ご案内第2号ともいえるものの作成にかかる予定にいたしております。

   ・事務局から

1、会員の皆様へのあすなろ関連鍼治療院のご案内無料配布について
 上記ご案内を希望される会員の方には無料でお届けいたします。
 ご希望の方は事務局まで部数をご連絡下さい。

2、あすなろ支援会のメーリングリストについて
 先月からお知らせいたしておりますように、表記本会のメーリングリストを整備し直すことにしました。今その復活についての作業を進めております。先日も早速会員の方からアドレス変更のお知らせがありました。このように今後もメーリングリストの整備を進めて参ります。どうか皆様の積極的なご活用をお勧めいたします。
 このメーリングリストに新しく登録を希望される方と、以前既に登録されていらっしゃる方で登録を解除したい方は、いずれも事務局までご連絡下さい。
詳しくは事務局までお問い合わせ下さい。
電話096-371-1234

3、パソコンを学習したい方は講師を会から派遣します
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 これらのパソコンや携帯の学習は有料です。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。

   ・会員情報
 平成22年の4月から本会会員の方々の情報をお伝えしております。今回もそのお一人の人について取り上げました。
森岡秀幸さん
 森岡先生は、長いこと盲学校に勤務されて多くの鍼師を育てられました。
 あすなろの学習会では数年前から私たちに身体のつくりや病気の時の筋肉や骨や神経に関する検査法を指導していただいています。
 そのご指導を頂く時の熱の入れ方がすばらしくて、私は先生の教師になられた経緯を思い出します。
 先生は若い頃鍼の修行中にアルバイトをなさっていて、そこにいた職場の職員の無節操な心ない鍼師としての態度に落胆されて、自分はもっとまともな鍼師を育てるために鍼の教師にならなくてはならないと一念発起され、鍼師を育てる教師になることを思い立たれました。
 それから自分の鍼の修行をやめて鍼の教師になる学校を受ける試験を目指されました。見事翌年合格、それから森岡先生は多くの生徒に熱意を持って接せられて、先ほど書いたように多くの心ある鍼師を育てられました。
 今後も先生はこのような人柄を持って、我々の鍼のためにご尽力いただけるものと心から期待致しております。 
 
 ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

骨粗鬆症の予防について
今回は、骨粗しょう症の予防法について書いてみます。
予防法は、かんたんに言えば次の3つとなります。
1.食事
2.運動
3.日光浴
とこれで終わってしまったら、何のことだか、よくわかりませんよね。
ということで、もう少しくわしく書いてみます。
□食事
まずは、バランスのとれた食事をとることを心がけましょう。
そのうえで、カルシウムを多くふくむ食品、そしてそのカルシウムの吸収を助けるビタミンDやビタミンKを含む食品を摂ります。
牛乳、スキムミルク、ヨーグルト、チーズ、ミルクココア、乳酸菌飲料、豆腐、納豆、小魚、ひじき、わかめ、さくらえび、ごま、のり、小松菜、ちんげん菜など。
ララは、牛乳となっとうが体質に合わなくてダメ。
これ、とってもイタいのですが、ほかの食品で摂っています。
□運動
骨に適度な刺激を与え、また筋力アップを目指します。
とにかく、毎日、続けることが大切です。
30分ほどのウォーキングや、水中歩行。
毎日、続けられて無理のない運動をみつけて行ってください。
□日光浴
ビタミンDは食品(魚類、卵、きのこ等)からも摂れますが、その生成に不可欠なのが太陽の光です。
皮膚の弱いひとは注意しながら、また、紫外線の強いときは避けながら上手に日光を浴びましょう。
とくに午前中に日光を浴びることは、不眠症の予防にもなりますよ。
□その他
コーヒーや果実、甘いもの、お酒などの嗜好品はほどほどに。
タバコは、ここでも厳禁です。
やめるように努力しましょう。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、中年の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑭(2011年01月)

「われ未だ木鶏たりえず」

これは大相撲の第35代横綱:双葉山関(入幕1932年:昭和7年~引退1945年:昭和20年)の言葉です。
双葉山関は優勝12回、全勝優勝8回、そして前人未到の69連勝を成し遂げ、「昭和の角聖」と呼ばれる名横綱です。

昨年の11月場所(九州場所)で、第69代横綱:白鵬関が先場所までの連勝記録62連勝をどこまで伸ばせるか、前述の69連勝という双葉山関の大記録を71年振りに塗り替えるか?という話題で騒然となったことは、皆さま周知のことと思います。
残念ながら白鵬関は11月場所の2日目で黒星を喫し、連勝記録は63連勝で途切れてしまいましたが、70余年という時を越えて、双葉山関の記録が如何に至難の業であるかを改めて世間に知らしめることになりました。

「われ未だ木鶏たりえず」という言葉は、70連勝を眼の前にして敗れたその夜に、双葉山関が友人に宛てて打った電報だと言われています。木鶏(=もっけい:木で作った鶏)のように無心の境地に至れなかった自分をいましめ、更なる精進を誓ったのだそうです。

もともと木鶏(=もっけい:木で作った鶏)とは闘鶏に由来する言葉で、闘鶏で最強の状態を指すと言われています。
他の闘鶏が翼を拡げていきり立ってきても、眼を怒らせて己の強さを誇示してきても、声を張り上げて威嚇してきても、全く相手にせず、まるで木鶏(=もっけい:木で作った鶏)のように泰然自若としている様子を指すのだそうです。孫子の兵法でいう「戦わずして勝つ」、と同義のように思われます。

前人未到の69連勝を成し遂げ、「昭和の角聖」とまで評された双葉山関にしてこの言葉、私のような凡人の理解の及ぶところでないのは十二分に承知しています。しかし弱冠25歳の横綱:白鵬関にはその意味するところが、しっかりと視えているのでしょう。
(文責:坂田)

 これであすなろ通信の今月号は終わります。
 皆様、極寒の中御身ご自愛の上、ふたつき先には必ず来る暖かな春を健やかにお迎えになりますことを祈念申し上げながら失礼いたします。