あすなろ通信第35号(1102)

あすなろ通信第35号(1102)
あすなろ支援会会長 才田 覚

 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、あすなろ支援会会員相互の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき皆様のお役に立ちたいこと、そして会員間の一体感を高めて本会を発展させるために発行いたしております。
 このような意味で皆様には連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ


 
 さて今月の通信は事務局から、会員情報、健康一口メモ、今月の言葉をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から

1、役員会開催について
 この記事は先月の初旬に書いています。この1月から2月にかけて役員会を開き総会の準備をします。そのために1月現在会計さんに決算案を作成してもらっています。この役員会で総会開催が決定され皆様にお便りでお知らせします。
2、会員の皆様へのあすなろ関係鍼治療院のご案内無料配布について
 繰り返してのお知らせですが、上記ご案内を希望される会員の方には無料でお届けいたします。ご希望の方は事務局まで部数をご連絡下さい。
3、パソコンを学習したい方には講師を会から有料で派遣します。
 次のような方にはお勧めです。
①メールを覚えたい方(携帯電話やパソコン)  
 パソコンを買うことや色々なソフトのインストールも引き受けます。
②カルテの管理ソフトの使い方の学習
③ワープロの使い方の学習  
 これによって手紙やメールを書いたり、日記を書いたり資料を作ったりできるようになります。
 学習はあなたの家まで出向いて行います。費用は1時間1500円と公共機関の交通費です。
 相談は事務局までどうぞ。
   
   ・会員情報
 平成22年の4月から本会会員の方々の情報をお伝えしております。今回もそのお一人の人について取り上げました。

 ここで本題に入ります前に、お詫びと訂正を申し上げます。
 上にも書いておりますがこれまでこの「会員情報」は、平成22年4月から始まったように取り扱って参りましたがこの始まった時期を誤っておりました。正しくは平成22年1月からでした。ここにお詫びとともに訂正を申し上げます。

 さて、本題の会員情報に入ります。

坂田勇さん
 坂田さんは、この通信で「今月の言葉」を毎月書いていただいています。
 毎月メールで言葉の記事をいただく度に感動して御礼のメールを書いている状態です。
「何か基になる本があるんですか?」
と尋ねると
「調べることはしなくて出会ったものをとりあげることにしています。その方が心に深く入り心に残る」
ということでした。「今月の言葉」の中にも時々書いていらっしゃいますが、主に街頭、お店の壁、雑誌、本などで瞬間的に出会ったものから受けた強い感動を、心のエネルギーの後押しとして実際の言葉を紹介されるので読んでいる私達にも鋭くその意味が伝わるのではないかと思わされます。
 坂田さんと鍼をしながら、またお酒を飲みながら話していると、その話の深さと湧き出る泉のような知識につきない楽しみを感じます。

   ・健康一口メモ
 2009年3月から掲載を致しておりますララ先生の健康に関する記事を先生のご厚意で転載いたします。

   ララ先生の健康レシピ
 はり師のララ先生が実際に体験した健康に関するレポートをお届けします。
 この健康レシピのブログアドレス
 http://lulla3722.blog.bbiq.jp/
 インターネットをなさっていらっしゃる会員の皆様は、どうぞブログを上のアドレスから直接ご覧下さい。

    圧迫骨折

ララの母(82歳)が、3度目の圧迫骨折で入院してしまいました。「圧迫骨折」とは、左右から骨を押しつぶすような力が働いたためにおこってしまう骨折のことです。とくに下部胸椎や、上部腰椎で起こることが多いです。圧迫骨折の原因としては、墜落や転倒等ありますが、ララの母の場合、骨粗しょう症を素因として、これといった原因もなく自然に起こってしまったもので、このパターンがもっとも多いようです。ララの母は、MRI検査の結果では、それほどひどいつぶれではないようなのですが、痛みが激しく呼吸をするのも苦しいと訴えています。ただ、なかにはまったく痛みがない人もあるそうで、様々に個人差があるようです。治療としては、とりあえずの安静と固定ですが、高齢者は筋力の低下が早く、寝たきりになる恐れもありますので、1日も早く動くことを求められます。圧迫骨折を引き金に感染症や認知症が起こることも稀ではないらしく、ララの母の入院している病院では認知症予防のリハビリも行われています。
背中や腰の痛みが強い場合、とくに女性では、この「圧迫骨折」を疑ってみる必要があるのではないでしょうか。

 この健康一口メモの内容ですが、「どうかこんな記事を載せて欲しい」「こんな質問があるけど」など、私、才田までお寄せ下さい。
電話096ー371ー1234

   ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇

平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40歳代の自営業者です。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉⑮(2011年02月)

コトバの力

困ったものだよコトバって
せっかちでアタマでっかちで
矛盾するのが大きらい
黒か白かに整理したがり
やたら細かく名前をつける
今じゃコトバが多すぎて
ぼくらコトバの海におぼれてる

詩人:谷川俊太郎さん(1931年生まれ12月15日:今年80歳になられます)の「コトバの力」という詩の一節です。谷川さんは詩作のほか、絵本、翻訳、エッセー、童謡の歌詞など、幅広い分野の第一線で活躍されており、平明な中に深い思想が読み取れる作品を数多く発表されています(詩は国語教科書にも数多く収録されています)。また60校以上の小中高校・大学の校歌、「鉄腕アトム」の主題歌、宮崎アニメ「ハウルの動く城」の主題歌なども手掛けられています。2007年までに出版された80作を超える詩集・詩選集は、英語、フランス語、ドイツ語、スロバキア語、デンマーク語、中国語、モンゴル語などに訳されており、日本のみならず世界中に読者を持っておられます。

「言葉」に精通され、詩作にとどまらず、翻訳やエッセイ、歌詞といった分野にも造詣の深い谷川俊太郎さんのこの詩…何気ない一言が、知らず知らずのうちに相手を傷つけてしまったり、逆に勇気を与えたりすることがあることは、皆さんも日常生活のなかでご経験があると思います。「言葉」が「両刃の剣」であることを十二分に知悉されている谷川さんは、新聞記者の取材に際して下記のようにコメントをされています。「言葉は自分のものであると同時に、他人のものでもある訳ですから、言葉を発している自分の内部に、その言葉を受け取っている他人が存在できるような心のひろがりを持ちたいと思います。そのためには、自分の心をできるだけ静かに穏やかに保ちたいですね。」

やはり「言葉」を発する際には、相手に対する配慮や思いやりが大切であり、そのためには「自分の心を静かに穏やかに保つこと」が肝要だと仰りたいのだろうと思います。

あすなろ支援会も、鍼師の先生方はもちろん、会員の皆さまも色々な形で人と関わって日々の生活を送られていることと存じます。私も営業マンとして毎日「人」と関わって生かされています。そう考えると改めて相手に対する「思いやり」について考えさせられます。あすなろ支援会がますます躍進していくためにも、この「思いやり」の心、気持ちが大切だと思います。

P.S
余談ですがシンガーソング・ライター:中島みゆきさんは、大学の卒業論文で谷川俊太郎さんの詩をテーマとされています。
(文責:坂田)
 
 これであすなろ通信の今月号は終わります。
 皆様、今はまだ極寒の中ではございますが御身ご自愛の上、今月には光の春を、来月には暖かな春をお元気にお迎えになりますことを祈念申し上げながら失礼いたします。