あすなろ通信第52号(1207)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。
あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
熊本市中央区出水8丁目19-24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス
https://asunaro-hari.jpn.org/
さて今月の通信は事務局からとして1.無料鍼体験会の実施は今年の9月に決定、2.会員やその他の方から葉書のご寄付をあすなろ支援会にいただきました、3.お助けウーマン2号が現れました、4.会員の高柳栄一さんから毎年現金のご寄付を本会にいただいております。今年もそれが始まりました。
新入会の方の紹介、あずにゃん無農薬野菜情報5号、今月の言葉32号をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。
・事務局から
今回は事務局から四つのお知らせです。
1.はり無料体験会はその実施が今年の9月に決定
これまで何度もいろんな所で検討しましたが最終的に今年の9月に行うことに決定しました。これにも皆様のご協力が必要です。その時々にこちらから声をかけさせていただきますので、その折には皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
2.会員やその他の方々から葉書のご寄付をあすなろ支援会にいただきました。ここにお名前を記して感謝いたします。(敬称略)
上野春美、上野陽子、才田覚、安達春香、鳥井美佐子、河村善弘、今村武俊、堀江照俊
以上の方々です。ありがとうございました。毎年の事業の内、本会で最も大きな位置を占めています支援事業に使わせていただきます。
3.お助けウーマン2号が現れました。
去年の義援金の手続きの時現れて下さったお助けウーマンに続いて、今年は上記葉書の寄付をいただく時にその手続きや葉書を届けるなど車で何度も走り回って支援会のために活躍いただいたのが、お助けウーマン2号の方です。ここに記して感謝いたします。
4.会員の高柳栄一さんから毎年現金のご寄付を本会にいただいております。今年もそれが始まりました。
高柳さんはパソコンに詳しい人で最近は会員の方がパソコンに関して必要なサポートを受けていてそのサポート料の2割を本会にご寄付いただいております。今年もその寄付が始まりました。ここに記して感謝いたします。
・新入会の方のご紹介
岡田睦子さん 平成24年5月18日入会
先月号で入会見通しを書きましたが、それがいよいよ実現したものです。
岡田さんは30年余りはりの治療を受けていらっしゃる方で最近はりをしながらあずにゃんの話が盛り上がり私もあずにゃんとはりを応援するために入会したいとおっしゃって下さった方です。岡田さんはご自分でお弁当のお店会社を続けていらっしゃって最近はあまり無理にならないようにと気楽にお弁当屋さんの手伝いを続けていらっしゃいます。そういう経歴をお持ちでやる気大勢の方です。きっとあすなろ支援会にもやる気を与えて下さることでしょう。
・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことをそしてその野菜作りのおもしろさを体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想ご意見ご提案ご要望をお待ちします。
あずにゃん第6号1207
皆さま、こんにちは。
最近、暑さが増して来たかと思えば寒くなったり妙な感じです。皆さんにこの通信が届く頃には、すっかり夏ですが。。。
そんな中、やっと胡瓜やインゲン豆、ジャガ芋、人参などがよく育ってくれて収穫を迎えています。胡瓜はどんどんみるみるうちに成長して、次々と実をつけてくれています。本当に成長が目に見てとれます。
前の作の秋蒔き人参は、思うように出来なかったのですが、今回の春蒔き人参はこの前のよりも立派に出来ました(笑)
実は私の中で力を入れていたもののひとつなのです。
私が尊敬し、いつも教えを請うている有機農業を長年されているNさんに、何度も様子を見て頂き、「よー出来とるっ!」と、ありがたいお言葉を頂きました(笑)
その一言で私は、天に昇る様な気分になります(笑)
私はいつも、畑に居て思う事があります。作物は種を蒔き、それが芽を出し、成長し、実をつけます。
当たり前ですよね。
この、「当たり前」と思っていることが、本当は最も重要で、どれだけ尊い事なのかと切に思うのです。
今、畑で育って実をつけてくれている胡瓜にしても、4月に種を蒔いたものです。
始めは、あの小さな一粒の種がやがて芽をだし、双葉になり、自らの力で、ぐんぐんと成長し、実をどんどんつけてくれるのです。それを目の当たりすると、「当たり前」が「当たり前」じゃなくなります。
人間は、葉っぱ一枚、種一粒すら造りだせませんよね。
あの小さな種から、これ程のことが繰り出されていく様は、本当に素晴らしく、敬意を覚えます。
そして自然と、「神様」と言う存在が頭に浮かび、感謝の念が湧き出てきます。
もしも、そういう存在、昔から言われている「お天道様」がおられるのであれば、私たちは、その素晴らしさを目の当たりにし、まざまざと見せられているのだろうと感じます。
畑の中で繰り返される、「環」 「循環」。
ずっと続いているもの。
それに気づき、ミクロの視点で見て、マクロの視点で見た時、そこに全てが在ると思いました。
だから私は今、畑をしているのだと思います。よく、「なんで農業なの?」と聞かれる事がありますが、正直、一言では言えません。
「食の安全」 「大切さ」も、勿論ですが、それだけではなく、それを越えたものが、大きな大切なものが、そうさせているのだと心から思うからです。まだまだ、手探りでやっていますが、これからも、心のこもったお野菜を皆さまにお届けできる様、頑張りますので、よろしくお願い致します。
今回も長々とお読み下さり、ありがとうございました。
今の「あずさ農園」のお野菜は、ジャガ芋、人参、インゲン豆、胡瓜、リーフレタスなどなどです。
ご注文はお気軽にご連絡ください。よろしくお願いします。
電話番号 080-3370-5449
川口 梓
・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。
今月の言葉:32(2012年7月)
「ことば」遊び
5月、6月と、かなり重たい「言葉」が続きましたので、今月は私の思いつくままの「ことば」遊びを綴ってみます。
どうぞリラックスしてお読みください。
※語意につきましては、三省堂国語辞典(昭和53年12月版:私が小6の時に買ってもらい、ボロボロですが未だに使っている辞典です)からの引用です。
①【情報(じょうほう)】:判断をしたり、行動を起こしたりするために必要な知識。
私の以前の同僚に、この【情報】という言葉を連発する輩(やから):O氏(私より6歳年長です)がおりまして、毎日本当にうんざりしました…。
例を挙げますと、
「朝青竜が巡業さぼってモンゴルでサッカーしよった【情報】、見た?」とか、
「○○と△△が付き合ってる(社内恋愛のことです)って【情報】、聞いた?」とか、………
私からすれば、「それが情報?井戸端会議の延長線上か、せいぜいゴシップの類いだろう!!」という感じなのですが、O氏は仕事の移動中も車のナビでテレビのワイドショーばかり見ている輩でした。テレビこそ最も「俗悪なメディア」だと思っている私は、O氏のような輩を「三面記事男」と揶揄しているのですが、本当に朝からの話題がそういう話しばかりなので、心のなかで「いい歳してテレビばかり見るな!」、「新聞は一面から読め!」とまるで親が子どもを躾けるような感覚を持ったものです。
【情報】とは「情(なさ)け」に「報(むく)いる」と書きます。1人の人間が他者と向き合い、生きていく中で感じる多種多様な「情」、その思いを斟酌して、それに「報いる」ことが出来る知恵・知識で読み込まれたものこそ、【情報】だと私は思います。
しかし良くも悪くもインターネットが、世界を更に「小さく」、「卑小」なものにしてしまいました。そこには、私が愛用している三省堂国語辞典を編集した方たちからは想像もできない【情報】がリアルタイムで飛び交っていますが、そのほとんどが【情報】と呼べるものではないと私は強く思います。
②【放送(ほうそう)】:(テレビやラジオで)大ぜいのひとびとにニュース・演芸などを送ること。
日常で当たり前の様に使われているこの言葉、文字通り読めば「送りっ放し」ということになります。
私はそれに気付いたとき、背筋が寒くなりました…。そうなんです、「テレビ」は一方通行の「送りっ放し」、一度【放送】されるとそれに尾ひれがついて拡がり、「テレビ」しか見ない人たちにとってはそれが「現実=既成事実」となってしまいます。
私は朝からまず新聞を読んで、インターネットを視て、次にNHKのニュースを見て、最後に民放のニュースを視て出勤します。その4媒体に共通して取り上げられるニュースは基本的に重要なテーマだと考えて間違いありません。「送りっ放し」のニュースの中から何が重要で、何がそうでないものなのか区別するためには、受けとめる側にそれぐらいの「最低限の構え」が必要ではないでしょうか?
③【忙しい(いそがしい)】:暇がない。気がせくこと。
私は【忙しい】という言葉が大嫌いです。総理大臣や大統領ならともかく、「私たち庶民に本当に【忙しい】ことなんてあるか!」というのが私の持論です。「今ちょっとバタバタしていて」とか「今週はちょっと時間が取れないので」、と言うのであれば理解できます。しかし【忙しい】が口癖のようになっている人がいます。たいして忙しそうでもないのに…。
漠然とそう思っていた頃(今から4,5年前)に、当時雇用していた事務員が「私は最初に勤めた会社で先輩から、【忙しい】という言葉は「心」を「亡くす」と書くから、使ったらだめよ。と指導されました。」という話しを耳にしました。それを聴いた瞬間、私の中でモヤモヤしていたことが、一瞬で解決しました、「まさしく、その通りだ!!」と。
「心」を「亡くす」ような、そういう自分自身すら見失っている状況こそ、【忙しい】という表現が相応しいと思うのです。そしてそんなことは、私たち一般人にはまずないと思います。
こういう「ことば」遊びは、日本語独特のものだと思います。国から伝来した「漢字」文化をそのまま使用せず、先達たちはまず日本人の暮らしに合うように「音読」と「訓読」という使い分けを考え出し、さらに「漢字」から「ひらがな」、「かたかな」を生み出し、世界的にも極めて稀な「言語文化」へと昇華させました。
何気なく毎日使っている「私たちの言葉」=「日本語」は本当に奥深いものだと思います。
皆さまはいかが思われますか?
(文責:坂田)
これで今月のあすなろ通信は終わります。
梅雨が明ければ酷暑の夏ですね。
夏は嫌いな人もありますが、一方あずにゃんのように好きな人もいます。あずにゃんには聞いたことはありませんが夏の季節は好きでも暑さそのものは好きじゃないかも知れません。このように物事には一長一短または2面性または多面性があるのが普通ですね
私たちはある物事に向かい合った時に、そのものの多面性の内、自分自身にあった、または自分に向いた部分そのものの一つの側面を探して見つめて歩き続けたいものですね。