あすなろ通信第68号(1311)

あすなろ通信第68号(1311)
あすなろ支援会会長 才田 覚
この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させることによりさらに鍼の普及をはかること、この二つの目的で発行いたしております。
このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

・会員募集についてのお願い
当あすなろ支援会では常時会員の募集を行っております。
これをお読みの会員の皆様も周りの人にこの会へのご入会をお勧め下さいませ。その時の資料としてあすなろ支援会へのご入会案内を同封致します。皆様よろしくお願い致します。

あすなろ支援会事務局
住所〒862ー0941
熊本市中央区出水8丁目19ー24
才田鍼専門治療院気付
あすなろ支援会事務局
電話096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月のあすなろ支援会通信は、会員常時募集についてのお願い、事務局からとして、
1あすなろはり無料体験会について 第4報
2販売部の品物価格の改定のお知らせ
3パソコンの学習について
それから、あずにゃん、今月の言葉(どちらも11月号)をお届け致します。
 今月のあずにゃんと今月の言葉はどちらも生き方の根幹に関わる問題を筆者の生きるスタンスをのぞかせながら書いていらっしゃいまして、どちらも編者の心に強く迫るものを覚えました。
 皆さまご期待下さい。

・事務局から
1.あすなろはり無料体験会開催について 第4報
 昨年から始めておりますが、第2回として今年は本会会員の堀江先生の「あすなろはり治療院ー味噌天神ー」で10月20日に行いました。
 以下簡単に内容を紹介します。

   ・あすなろ鍼無料体験会開催
 《場所》
あすなろ鍼治療院 ー味噌天神ー
熊本市中央区大江5-16-11 第18プリンスマンション 1F
企画進行:代表堀江照俊

 《日時》
平成25年10月20日(日曜)
午前:10時~12時
午後:1時~3時
※ベッド2台×4時間=8名
はり体験の時間:1人40分
この日は8人が来院され、好感想で終了しました。

2.販売部の品物価格の改訂のお知らせ
 販売部の価格が変わったり、品の種類が増えたりしておりますので、販売部の品の価格一覧を掲載致します
 皆さまのご利用をお願い致します。

 ・あすなろ販売部価格一覧201310
はり すり下ろし ミルキーウェイ 医交社風
             50本単位 1900円
              1本単位  50円
はり ヤンイー     1箱 税込み 1000円
           この郵送料は1箱140円
         3箱まで240から300円まで
    ゆうパックなら手渡しで500円4箱入る
アルコール(エタノール)  1本単位 450円
アルコール(イソプロピル) 1本単位 300円
綿花             1キロ  1800円
ペーパータオル       1包み  130円

3.高柳さんによるパソコンの指導を今年も行っていただいております
 ワープロ・表計算・パソコンを初めから習いたい・パソコンを買う手伝いを頼みたい、パソコンを買って初めの設定を頼みたい、ソフトを買ったのでインストールを頼みたいなどございましたら、相談は下記役員や事務局にどうぞ
 ・本会役員氏名
 藤川和代:庶務係、販売係
 木之田真帆:調査係、ホームページ管理係
 嶋田裕:本会副会長、本会会計係、本会技術指導係
 堀江照俊:本会事務局長
 才田覚:本会会長
費用は2時間3千円です。
この費用のうち2割を本会に高柳さんから寄付されます。

4.支援事業によるあすなろはり学習会の支援について
 あすなろはり治療院では毎月鍼の学習会が行われております。9月の学習会の終わったあと、冷蔵庫のビールを楽しそうに味わっている人たちを見て、これで学習や会に対する意識の高まりを強めることができれば支援会としても力を割いても良いと思いつき、最近山都町に引っ越しをされたあずにゃんのお宅を訪問することにして、支援会からも車を出したりして応援することにしました。
 その折、本会の会員さんのお一人は別の車で同行していただき、色々と皆さんの手助けをいただきました。その方に感謝しここに記してお礼を申し上げます。
 あずにゃんの家の前には小川があり、そこであずにゃんのお嬢さんが遊んだりされるそうです。
 参加された皆さんの雰囲気も良かったので、来春もあずにゃん宅を伺おうかと検討中です。

・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさや農全体に関する深い問題も、ひいては心の根幹に触れる体験談を交えてあずにゃん(山部梓さん)が平成24年の2月から連載して下さっております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第21号(2013.11)
 皆さん、こんにちは。朝夕、寒さが増して来ました。山都町の寒さを無事越えられるか今から心配です(笑)。とは言え、冬に向けての楽しみもあります。冬野菜は美味しいし、とくにほうれん草!燻製作りも楽しみです。
 子供たちも学校で稲刈りをしました。出来たお米は学校給食になるそうです。栗拾いにも行ったし、今度はうちの畑に里芋を皆で堀りに来ます。学校の中でも、大根を育てたりと山都町に来てから、私だけではなく子供たちも楽しんでいます。
 私がいつもお世話になっている有機農業を長年されている方(Wさん)が「ニワトリを潰すから」と言われ、「それは行かなきゃ!」と一つ返事で付いて行きました。
 前から一度は 見ておかなければいけない事と思っていたからです。
 分かってはいるものの、それはショッキングな事でした。もちろん私は付いて行ったところで見てるだけといった感じでしたが。。。 ニワトリの羽と脚を紐で縛り、羽を足で押さえつけ、首を手で持ちナイフを入れていくという流れでした。
 それから、熱いお湯をニワトリにかけて紐で逆さまに吊し上げ、毛を抜いて行きます。
 さっきまで生きていたはずのニワトリはもうぐったりと動かず、死んでいます。それから、さばいていって、私たちの見慣れたスーパーで売られている姿にやっとなりました。
 その一連の流れの作業を躊躇なくこなしていくWさんが、なんだか美しく見えました。
 私もお手伝いしながら、昔の話をいろいろ聞きました。Wさんが若い頃、同じように鶏を潰していると、「そんなことして!」と悪く言う人もいたそうです。しかし、Wさんは、「なんもせんで、食べるほうがまだ悪か」と言いました。納得です。「命を頂く」とは、まさにこの事でした。そして食べるまでにはこんなに大変なのだと知りました。
 私は帰ってから子供たちにこの事を話し、みんなで感謝して頂きました。
日常で口にしているものの大切さ、ありがたさを、生きている間に何度か思うだけでも違うと思います。子供たちにもそれが伝わればと願いました。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

ごあいさつ
 2009年11月から執筆させて頂いております「今月の言葉」が、おかげさまで今月で5年目に入ります。
 今春、病気入院により一時休載させて頂きましたので、お届けする「言葉」は今月で「45」です。
限りなく私の「独りごと」に近いと思われる、この「今月の言葉」ですが、皆さまの温かいご感想を頂戴し、ここまで書き進めることが出来ました。
 私の中で今では「今月の言葉」は、仕事に次ぐ「ライフワーク」となっております。
 私が皆さまにお伝えしたい言葉が、いつ枯渇するか分かりませんが、この場をご提供頂いた才田先生並びにあすなろ支援会の皆さまに深謝し、今しばらく「語り部」として参画させてください。
 ありがとうございます。 
(2013.09.12 自宅にて  坂田 勇)

今月の言葉:45(2013年11月)

誇れることがあるとすると、4000のヒットを打つには、僕の数字で言うと、8000回以上は悔しい思いをしてきているんですよね。
(中略)
記憶に残っているのは、上手くいったことではなくて、上手くいかなかったことなんです。

今年8月21日、日米通算4000本安打を達成したイチロー選手(現ニューヨーク・ヤンキース)が、記者会見で述べたコメントの一節です。
野球では「3割バッターでも、7割は失敗している。」とよく言われますが、4000本安打達成時点でのイチロー選手の通算打率は、それをはるかに上回る3割3分0厘。
まさに3分の1の確率でヒットを放っています。
それでいて「4000のヒット」=「上手く行ったこと」より、「8000回以上の悔しい思い」=「上手くいかなかったこと」のほうが記憶に残っている、というこのコメント…。
まさに孤高の天才、プロスポーツ界の頂点に立つアスリートの世界観なのだと感じました。
(私は過去の数えるくらいの成功体験にしがみつき、それを「プライド」に生きています…。)
これまでにもイチロー選手は8年連続首位打者(日米通算)、10年連続シーズン200本安打、シーズン最多安打(262安打:J・シスラーの1920年の記録を実に84年振りに更新)、守備でも17年連続ゴールデングラブ賞(日米通算)など、輝かしい記録の数々を打ち立てて来ました。
しかしそれに対するコメントはたいてい淡々としたものが多く、そのせいかイチロー選手を評してよく「ストイック」という表現が用いられますが、それだけではとても彼の偉業を説明することは出来ないと思います。
実はイチロー選手の裸眼視力は両眼ともに0.4前後と、トップ・アスリートとしては信じられないくらいの近眼です。
メジャー移籍した01年の春季キャンプではコンタクトレンズをテストしたそうですが、結局効果がなく、着用をとりやめ、現在も使用していないそうです。
オリックス時代、専門家の検査を受けた際、イチロー選手は人とは違う力の存在を知ったと語っています。
「止まった状態で動くものを見る以上に、僕は自分が動きながら、動く物体を見る方がいいらしいんです」。ちょうどサッカー選手がドリブルしながら瞬時に前方のスペースを察知するのと同じ「空間察知力」。当時の球界の常識を覆した振り子打法をはじめ、投手方向に動きながら打てるのも、そのたぐいまれな能力によるものだったのです。
この天性の「空間察知力」と、日々の努力の賜物である「鍛え抜かれた肉体」、そして「メンタル面の強さ」、この3つが相まって初めて、イチロー選手は走攻守に渡り、数々のスーパー・パフォーマンスを発揮しているのだと思います。
前述の数々の記録を持つ打撃(超広角打法)のみならず、俊足を生かした絶妙の盗塁、守備でもホームラン性の大飛球をジャンピング・キャッチしたり、外野フライをいわゆる「レーザービーム」で本塁へ返球して走者を刺したり…。
また2000年シーズン(日本でプレーした最終シーズン)には、3割8分7厘3毛という驚異的な通算打率を記録していますが、その際も、
『僕は決して「打率4割」とは言わないんです。6割の失敗は許してやるわ、と。いつもそう言っているんです。』
というコメントを残しています。
やはりイチロー選手にとっては、「上手くいかなかったこと(=8000回以上の悔しい思い)のほうが記憶に残っている。」ようです。
凡庸な私には何とも羨ましい限りです。
皆さまはイチロー選手のこの言葉、いかが思われますか?
(文責:坂田)

 これで支援会通信の平成25年11月号は終わりです。
 やがて来る厳しい冬の前に、もうしばらくありますなごりの秋を皆さまと共に楽しみたいと思います。