あすなろ通信第57号(1212)

     あすなろ通信第57号(1212)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただき、皆様のお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862ー0941
   熊本市中央区出水8丁目19ー24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

さて今月の通信は、事務局からとして支援事業3報についてお届けし、それからあとは健康情報(不定期)、あずにゃん11号、今月の言葉37号です。どうか最後までお読み下さいますように。

  ・事務局から
 今回は支援事業3報についてお知らせ致します。
 第2報として先月「あすなろはり治療院ー大矢野ー」がほぼ開業ということをお伝えしました。今回もその続きを少し書いてみます。
 治療室ですが、これまでの和室を使うことになりました。そこに敷物を敷いてベッドとイスを置き、一応形を本人は整えたいということで準備を続けていらっしゃる模様です。
 支援会で設けられた販売部で扱っているベッドも買ってもらいました。
 今週の金曜(11月16日)、保健所に最終的に開設届けを出す手はずになっていて、それが通ったらすでにできている看板を立てるそうです。以前から多くの患者さんを本人はお持ちですので、仕事はうまくいくことははっきりしていて安心なんですが、これからは更に支援会のことや後輩の面倒などのことに力を尽くしてもらえたらなと期待しています。

  ・健康情報
編集部
 どうしても皆様にお伝えしたくて突然この不定期な欄を設けました。
 この支援会の会員でもいらっしゃる方が、足の親指の不調を訴えられて来院されましたので、見ますと足の親指第1指が外側に根元から曲がりつつありました。
 鍼の終わりに、私は室内から慣らせばいいので、廊下と台所では鼻緒のある草履を履いてくれませんかと頼みました。
 この足の親指の付け根からの小指側への曲がりを外反母趾といいます。この予防または悪化を止めるのは足の腹の筋肉を強めることと、親指と次の指との間に何かを挟んでやること。これらを行って親指の小指側への曲がりを止めることが必要なのですが、まず私の所では草履を使われるように提案したわけでした。するとある日その方がスポンジでできているグッズを見つけてこられて私も見せていただきました。
 必要と思われる方は事務局に問い合わせて下さい。紹介します。

  ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさを、体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第11号(1212)
悲しい時、何かに対して怒っている時、心の中がモヤモヤとして何をするにもスッキリとせず、歩みを止めてしまいそうな時。
 そんな時は皆さんありますよね?
 その問題の大きさに関わらず、心が停止状態になり、動きたくなくなります。
でも、現実は仕事もしなくちゃいけないし、子供の面倒をみないといけないしと、なにかしら体を動かして生活を続けています。 私もつい先日、悲しい事があり沈んだ気持ちで草取りをしていました。常々、薄々気づいてたのですが、人間という生き物はそんなに複雑ではなさそうです(笑)
 草取りをしていると、体を動かし草取りに集中してきて、そのうちに知らない間に気分が良くなってきて、気持ちが外に向き始めるのです。それは、今までも薄々と気づいていたのですが、実際の所、別に考える事もなく流れのままでしたが、最近、その薄々と感じていた事を確信に変え、信じてみようと思い、気分が沈んでいて考えがまとまらない時などは、わざと草取りをする事にしてみました。すると、やっぱりしばらくすると、やっているうちに考えがスゥーっとまとまり、先が見えるようになります。どうやら人間ってものすごく単純なものなのだなと思いました。悪い意味ではなく、ものすごく雑に出来ていて、その事が素晴らしくバランス良く、繊細であって、やはり生かされているのだと感じます。
私は、「癒し」と言う言葉をあまり簡単に使いたくないのですが(笑)しかし、無意識に「癒され」ているのです。自然界はわたしたちに平等にいつでもそんな力をくれていると感じます。そして、よく出来ているな~と感じるのは、自然界だけでなく、自分自身の行動でもそれを感じる事ができる事が凄いです。
 つい先日、知り合いのリハビリの先生と話していたら、なんの気なくそんな話になり、私の草取りの話をすると、リハビリではその心理的な部分が関係していて、それに基づいたリハビリをやるらしいのです! 実際にされていた事など私は知るはずもなく、なんだか嬉しくなりましたが、自分の無知さにも笑えました。しかし、確信ができたので強いですね。
自然界でなくとも、人間は体を動かす事によって内面の心理まで動くのです。やはり、考えているばかりもダメだし、悩んでいるだけではダメだし、何かわからなくても、渦中にいる時こそ動いて、自ら内面を動かすのだと本当に心底思いました。それは単純ですが、難しく、本当の強さだと思います。自分をきちんとコントロールできる人になりたいと常々思います。
日々、修行!です(笑) 楽しんでますが。。。(笑) 今回も、長々と読んで下さりありがとうございました。

  泥臭い風味が懐かしい
 編者は小さな頃、野菜が嫌いでした。しかしその中で、ほうれん草のごま醤油和えは大好きでした。子供心にもこの泥臭い風味は自然でいいなと思っていました。大人になってからはそのほうれん草を食べる機会はなく、家人に頼んで色々なほうれん草を求めてもらってもその泥臭い風味には出会えませんでした。ところが野菜好きに最近なった私はあずにゃんの野菜を食べるようになって秋のほうれん草に出会いました。なんとあの泥臭い自然な風味がします。幸せです。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:37(2012年12月)

今より前に進むためには
争いを避けて通れない
そんなふうにして世界は
今日も回り続けてる

日本のロック・バンド:※Mr.Childrenn(ミスター・チルドレン)の「Tomorrow never knows」(トゥモロー ネヴァー ノウズ:邦訳すれば「誰も知ることのない明日」、6枚目のシングル)の一節です。1994(H6)年11月リリースですから、もう18年も前の楽曲です(ついこの間のような気がするのですが、まさに「光陰矢の如し」、自分の歳を痛感します…)。

Mr.Children(ミスター チルドレン)はバラードから癒し系の曲、また現代社会を舌鋒鋭く風刺した曲まで、幅広い楽曲を発信しているロック・バンドです。
その楽曲のほとんどの作詞・作曲をボーカルの桜井 和寿(さくらい かずとし:1970年3月8日-)氏が手掛けており、上記の詩よりも過激な(現在の日本を憂いた)詩も多数あります。余談ですが、私:坂田(1967年3月31日-)より3歳年下ですので、世代がマッチするため、多くの点で共感出来ることがあります(無論、桜井氏は大スター、私はしがない一営業マンですが…)。
そして桜井氏は、私が自分より若年で唯一尊敬している人物でもあります。
桜井氏の辛辣な風刺曲の「詩」の一例を挙げますと、
・秩序のない現代にドロップキック:「everybody goes ~秩序のない現代にドロップキック~」(1994年12月リリース)より
・殺人鬼も聖者も凡人も共存してくしかないんですね、毒蜘蛛も犬も乳飲み子も共存すべきだよと言って:「マシンガンをぶっ放せ」(1996年8月リリース)より
・受け売りの知識 教養などをほうばり 胸やけしそうなら この指とまれ:「ニシエヒガシヘ」(1998年2月リリース)より
・時代は混乱し続け その代償を探す 人はつじつまを合わすように 型(かたち)にはまってく:「終わりなき旅」(1998年10月リリース)より
・デキレースでもって 勝敗がついたって 拍手を送るべきウィナーは 存在しない:「光の射す方へ」(1999年1月リリース)より
などです。

冒頭の「Tomorrow never knows」(トゥモロー ネヴァー ノウズ)の一節は、安易な戦争肯定論でもなければ、単に「我を通せ」と言うものでもなく、1人の人間が「本気」で「真正面」から「物事」に取り組んだ時には、必ず「譲れない一線」がある。その時に付和雷同(ふわらいどう)や面従腹背(めんじゅうふくはい)といった「小手先」でかわすのではなく、波風に臆することなく明確に己の主張を貫くべきであり、人類の歴史はその繰り返しである、という桜井氏独自の歴史認識と強い想いを私は感じます。
とはいえ、それがなかなか難しいことは、皆さまご承知のことと存じます。
人間はひとりひとり皆違います。それを前提に如何にして他人と折り合いをつけ、コンセンサスを造り上げるべきなのか、凡庸な私には答えが見いだせません…。
ただ桜井氏は「愚直」に「本音」で生きることで、それが可能だと実感しているのだと思います。

あすなろ鍼法も、東京鍼科学研究会の平方鍼法をベースとしながら、才田先生の「愚直」に「己の主張を貫く」姿勢から生れ、その想いを「真正面」から受け止めた先生たちと、それを支持する患者さんたちの手によって、ここまで拡がり続けてきたのだと、私は思っています。
ちょっと生意気な結びとなりましたが、皆さまはいかが思われますか?

※Mr.Childrenn(ミスター・チルドレン)は日本のロック・バンド、略称は「ミスチル」。 活動期間は1989年から現在まで。
ボーカルで作詞・作曲を手掛ける桜井和寿氏を中心とした男性4人のロック・バンドで、シングル「君がいた夏」(1992年8月)でメジャー・デビュー後、「祈り~涙の軌道」(2012年4月)で34作目のシングルをリリース、2012年7月時点でのCD総売り上げ枚数:約5750枚(歴代2位)、1994年に5thシングル「innocent world」(イノセント ワールド)で第36回日本レコード大賞を受賞。2005年には26thシングル「Sign」で2度目の日本レコード大賞を受賞するなど、そうそうたる記録を持つロック・バンドです。
文責:坂田

 執筆者の本領がいよいよ発揮され、今月の言葉も益々面白くなり、次の号も楽しみです。どういうわけか次号もすでに届いていて、内緒で見ると益々面白く納得いきます。。皆様お楽しみに。

 これで支援会通信12月号は終わりをむかえています。
 今年この通信で始まったあずにゃんの書き手は、いつもその人柄にふんわりした中に自然体で、そして自然とつながろうとした一貫した芯の通った生き方を貫こうとしたものを持っていらっしゃることを感じて、私はそれを毎号読んでいます。
 ところで私の所に昨日届いたメールマガジンを読んでいますと、生き方には2つあって、1つは目標を設定してそれに向かって突き進んでいく方法、もう1つは天命を追求していく生き方、この後者を選んであずにゃんは生きていらっしゃるような感じがして、これもいいなと最近思わされています。
 自分にとって天命とは何か、これを求めて心や魂や脳のアンテナを張って、天命を感じながら私はこの形で野菜を作り続けるのは、天命に今もかなっているかなと問い続けて活動を続けていらっしゃる様子を感じます。
 皆様どうぞ各々の生き方でよいお年をお迎え下さい(編集担当)。

あすなろ通信第56号(1211)

     あすなろ通信第56号(1211)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862ー0941
   熊本市中央区出水8丁目19ー24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は事務局からとして支援事業2報についてお届けし、それから後は、あずにゃん10号と今月の言葉36号です。
 どうか最後までお読み下さいますように。

  ・事務局から
 今回は事務局から支援事業2報についてお知らせ致します。
 第1報として、先月大矢野に行く話をしましたが、その時は看板の場所と治療室・待合室の場所と、それが法律に合っているかを検討して簡単な図面を書くところまで話は進みました。
 2回目は大矢野町(上天草市)の当該保健所の天草保健所(旧本渡市)に担当官をお訪ねして、開業の届けを出す前の事前相談に行きました。その結果、あと1度書類を調えて提出すればよいことになり、これでほぼ「あすなろはり治療院ー大矢野ー」が生まれることになりました。

  ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことを、そしてその野菜作りのおもしろさを、体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想・ご意見・ご提案・ご要望をお待ちします。

あずにゃん第10号(1211)
皆さま、こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか?
今回も、私が畑で発見、感じた事を書こうと思います。
夏も過ぎ、新生姜の季節に私も自分で育てていた生姜を初収穫しようと、張り切って、そして恐る恐る生姜を抜いてみました。生姜を育てるのは初めてで、二通りのやり方で育てていました。ひとつは、肥料も入れて、貝殻のミネラル分も入れた畑。
もうひとつは、草や、葉っぱ、オクラや茄子の終わった殻を積み上げて置いておいた後が、腐葉土になっており、見て、触った感じもとても良い所。フワフワとしていて鍬で耕すと、クワガタが出てくる程でした(笑)。そこに、何も肥料も入れずに生姜を植え付けてみました。始めは芽が出てくれるかどうかさえ不安でしたが、その時期が来ると、ちゃんと発芽してグングン成長してくれました。背丈も随分と高くなった頃に土寄せをしようと生姜畑の中に入ると、私の体に生姜の葉っぱが触れるたびに、生姜の爽やかな香りが広がってとても幸せになりました。そんな風にして、両方の畑の生姜たちは成長し、いよいよ収穫です。
私は、期待も膨らみ、しかし、残念な結果かもしれないと、ドキドキしながら抜いてみました。 あの時の感動は何とも言いがたく、満足でした(笑)。他の人の生姜と比べた事がないのでわかりませんが、初めてにしては、良くできた方だと思います(笑)。根っこを食べる野菜は、収穫するまで、中がどうなっているかわからないので、その分、ドキドキ感が高まります(笑)。
だんだん、そのドキドキ感が癖になりそうです(笑)。来年は生姜と里芋を倍の量植え付けようと考え始めています(笑)。
話しは飛びましたが、その両方の畑の生姜を比べてみても、腐葉土の生姜は、全く負けてなく、場所によっては勝っていました(笑)。凄いですっ。そして、そこの草取りをしていた時、トマトが一本勝手に生えてきていたので、取らないで残しておき、支柱をたてて大事にしていたら、丁度、赤い実がひとつあったので食べてみると、これが唸る程美味しく、甘さもひつこくなく、酸味も尖んがらず絶妙でした。
 私がわざわざ育てていたトマトより、数倍美味しかったです(笑)。
 私の中では奇跡のトマトですね。
 やっぱり土なんだぁっ!と、目からウロコでした。頭の中で分かっているつもりでも、やっぱりそれは「つもり」でしかなく、現実を見せつけられると、唸ります。
涙がでる程、感激しました。
私は、その感動をすぐにリアルタイムで誰かに言いたくて、言いたくて、思わず畑仲間の友人に電話しました(笑)。
なんだか、一つの答えを見せられた気分でした。畑仕事をしていたら、こういう発見が少なくありません。
ホントに人生の修業のようなものだと感じます。また、何か発見がありましたら、皆さま私の話しを聞いて下さい(笑)。よろしくお願いします(笑)。
それでは、また次回に。。。

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:36(2012年11月)

良樹細根(りょうじゅさいこん)
「根深ければ、葉繁し」
樹は、広く深く細かく根を張っていなければ、大樹には育ちません。
何事を始めるにも、根が先で葉は後。

私が尊敬している※①鍵山秀三郎さんの言葉です。
鍵山さんの日めくりカレンダーの11日目に記されています。
このカレンダーには他にも数多くの素晴らしい言葉があり、私は事務所の壁に掛けて、毎日ひと言ひと言を噛みしめています。
私も人として一番大切なことは、しっかりとした「根」(=「心」、「志」、「信念」)を持つことだと思っておりますので、この言葉は本当に身に沁みます。

表現は違いますが、故:相田みつを氏(書家・詩人)は、「花を支える枝 枝を支える幹 幹を支える根 根はみえねんだなあ」という作品を残されています。

また現役のイラストレイター※②太田朋さん(女性)には、「根っこが頑張る」という作品があります(ポストカードサイズの用紙にシンプルなイラストと一文を添えたものです)。

やはり尊敬される人物、大事を成す人物というのは、小手先のその場しのぎや、口先で調子のいいことばかり並べたてたりせず、心胆の奥まで深く張った筋の通った「根」(=「心」、「志」、「信念」)を持ち、そのゆるぎない「根」の下に行動するパワーを持つ人物だと確信しました。
ただ残念なことに現在の日本では、家庭及び学校教育を筆頭に、この一番肝心な「根」(=「心」、「志」、「信念」)の部分がおろそかにされている気がします。
「金(かね)」が全てという風潮が日本人の価値観の大勢を占め、「根」(=「心」、「志」、「信念」)が置き忘れたままになっているように思えてなりません。
企業は1円でも多くの利益を追求するあまり、偽装(食品業界や建築業界、製造業界)や粉飾決算に走り、自らの社会的責任を一番後回しにしています。
その結果、雪印食品の偽装問題が表面化するや否や、瞬く間に一流企業(東証一部上場企業)の偽装問題が次々と発覚しました…。
また「ほりえもん」(元ライブドア社長)や、「村上氏」(元村上ファンド代表)といった「金(かね)儲け」以外に価値観を見いだせない、理念なき哀れな経営者・実業家が現れ、その表面上の経営手腕で一躍「時代の寵児」としてマスコミにもてはやされたかと思えば、その実態は道徳観念が完全に欠如した人物であり、法律や信義則を無視した事業活動を平然と行っていることが露見して、あっと言う間に逮捕されてしまったことは、皆さま周知のことと思います。

繰り返しになりますが「根」は人間で言えば、「心」、「志」、「信念」だと思います。
「心」、「志」、「信念」のない人物に、「花」や「枝葉」が育つはずがないと私は思います。
皆さまは、いかが思われますか?

※①鍵山 秀三郎(かぎやま ひでさぶろう、1933年8月18日 – )氏
カー用品店:株式会社ローヤル(現 イエローハット)の創業者。
日本を美しくする会の相談役も勤められており、掃除をテーマにした活動・講演を全国各地で行われています。

※②太田 朋(おおた とも、1972年 – )氏
・イラストレーター
・1993年 大手前女子大学美学美術史科卒業
・1994年~東京・大阪・神戸などで個展・グループ展などの活動を開始。
▽著書 『Soul』(青心社)、『宇宙の一粒』(青心社)、『シアワセのカタチ』(リヨン社)ほか多数
文責:坂田

 これで支援会通信の11月号は終わります。
 昨年は水前寺にあすなろ関連鍼治療院「あすなろ鍼治療院ー水前寺ー」ができましたし、そして今年は大矢野(上天草市)で、同あすなろ関連鍼治療院「あすなろはり治療院ー大矢野ー」ができます。
 このようにあすなろ関連鍼治療院が増え、本会の目的であります鍼の普及が少しずつなされていることを実感できることは私たち会員一人一人に、そして本会にとりましての非常に大きな喜びです。役員一同会員の皆様に心から感謝致します(編集部)。

あすなろ通信第55号(1210)

     あすなろ通信第55号(1210)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862ー0941
   熊本市中央区出水8丁目19ー24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
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あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は事務局からとして2つのお知らせと1つのお願いを致します。次に新入会の方の紹介、それから後はあずにゃん無農薬野菜情報9号と、今月の言葉35号です。
 どうか最後までお読み下さいますように。

  ・事務局から
 今回は事務局から2つのお知らせと1つのお願いです。
1.はり無料体験会は先月の9月9日に終わりました。体験を希望される方は6名と多くはありませんでしたが、トラブルもなく終わることができてよかったなと思っております。
 最後にミニ反省会を5分で行った時の話は、勉強になった、良かったという意見がありました。また体験会の途中で出た意見は、次の体験会では鍼の講演もして、体験もしてもらったらどうかという意見もありましたが、反省会では難しいので来年も今回と同じやり方がいいのではという声が多くありました。
 これをいずれにするのかについては今度開催の前の話し合いで決めることにしました。
 またこの体験会には色々と会員の方のご協力をいただきました。その中の1例を挙げますと、会員のお一人が体験者お二人をあすなろ鍼治療院ー水前寺ーの会場にお連れいただきました。
 このように、この体験会はその他の行事にもいえることですが、皆様のご協力が必要です。その時々にこちらから声をかけさせていただきますので、その折には皆様のご協力をよろしくお願い致します。
2.今年度の主支援事業として2ヵ所の支援を本会で行っています。
ア.あすなろ鍼治療院ー水前寺ーへの支援。これはすでに終わっています。この内容としましてはホームページ作成及びそれに関する付属的な支援です。
イ.大矢野の藤川先生が近々鍼の治療院を開業されます。本会ではこの開業について支援することになりました。
  9月に私才田と副会長の嶋田先生ご夫妻の3名で現地に行って支援の内容を検討することに致しております。

 事務局から会費納入のお願い
 今年も年度末(12月)をやがて迎えようとしております。そこで皆様にお願いですが、支援会会費の納入がまだの会員の方にはこちらから振替用紙(記入済み)で振り込み手数料も不要な新しい用紙を同封致したお願いのお手紙を会長会計の名前で差し上げますので、どうかお忙しいとは思いますが支援会会費を近くの郵便局でお振り込みいただきますようお願い致します。
 尚、会費納入とこの上記手紙が行き違いになりました場合にはどうかご容赦下さいませ。

  ・新入会者の方のお知らせ
 今回いらっしゃったことを皆様と共に喜びたいと思います。

田中孝子さん
平成24年9月4日入会(維持会員)
 人生の先輩をほめるのは失礼ですが、田中さんは昔のお嬢さんですが、今もお嬢様みたいな心の澄み切ったやさしい心をお持ちの方です。このきれいな心であすなろ支援会をこれから応援いただけると思うと、大変支援会にとりまして有り難いことです。

   ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことをそしてその野菜作りのおもしろさを体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想ご意見ご提案ご要望をお待ちします。

あずにゃん第9号(1210)
 (これが書かれたのは9月中旬です)
 皆様お変わりありませんか? 昼間はまだまだあついですが、風がもう秋ですね。冷たいです。畑仕事をしていて、この夏発見と言うか、単純にスゴイ!と思った事が二つあります。
 一つは真夏36度くらいあって、Tシャツも絞れそうな程汗だくになり、木陰に入って休んでいると、ピューっと風が吹いて、それがものすごく涼しく感じるんですよね。当たり前の話の様ですが、人のこういう感覚ってスゴイなと思ったりして。。。(笑)
 吹いてる風は絶対、熱風だと思うんですけど、自分の体が濡れているせいで冷たく感じられて、単純にありがたいな~、よくできてるな~と思いました。汗をかいてなかったら、嫌なくらい暑いですよ(笑)
風がないと、本当に暑くて、どうしようもなくなりますが。。。
もうひとつは、「草」ってやっぱりスゴイと再確認です。
梅雨から秋口までの間は本当に草に追われて、畑も草だらけです。それを必死に刈ったり、手で取ったりして、それも単純に、草をただ積み上げとくのもなんなんで、ちょうど、しょうがの乾燥よけ&草よけになると思って、取った草を全部しょうがの畝に乗せました。「あ、これってやっぱり一石二鳥だ」と実感して、これもありがたく、よくできてると思いました。もう、本当に草取りってキライじゃないですが、さすがにこの時期の草の大きさも、背丈も、ハンパじゃないので参ってくるんです。そんな中の発見でした(笑)
 梅雨で元気になった草が、真夏になって刈られて、乾いてる作物を守ってくれるって、そのタイミングといい、スゴイです(笑)よくできてます。
 大変だし、私も完璧に出来ないですが、そのプロセスがステキな事だな~と、草を敷き詰められたしょうが畑を眺めて、なんだか優しい畑になったなと感じました。ちょっと、満足感でした(笑)
 今の「あずさ農園」は、残念な事に野菜がほとんど無い状態です。。。茄子やきゅうり、カボチャ、オクラがあるにはあるんですが、茄子とオクラが調子が悪いです。こういう、野菜切れをこれからないようにしないとと、反省、反省です。 茄子とオクラは予想外でした。ピーマンは全滅でしたし。。。 落ち込んでいる暇もなく、今は秋冬用の野菜の準備に忙しい毎日を送っています。
秋冬用の野菜が実ったら、また皆さまよろしくお願いいたします。
では、最後までお読み下さり、ありがとうございました。  あずさ

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:35(2012年10月)

日の光を藉(か)りて照る、
大いなる 月たらんよりは、
自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ。

夏目漱石氏と並ぶ明治の文豪、森鴎外氏の言葉です。
出版社が思い出せませんが、ある文庫本のしおりに書かれていた言葉です。
私はこの言葉、有名なことわざの
「鶏口牛後(けいこうぎゅうご)」=「鶏口(けいこう)となるも牛後(ぎゅうごと)なるなかれ」
(大きな集団の中にいて人の下になるよりも、たとえ小さな集団であっても、そのトップとなるほうがずっといいという意味)
と、同義だと思いました。
しかし「舞姫」に代表されるロマンチスト:森鴎外氏の言葉としては「意外」でした。
(私のイメージする)森鴎外氏は、「燈火(ともしび)」でなく、迷わず儚い「大いなる月」を選ぶはずと、思い込んでいたからです…。
ところがよくよく考えれば時代は「明治」、アメリカのたった4隻の黒船(軍艦)に徳川幕府:江戸250年の太平の世は吹き飛ばされました。
武力を背景に恫喝とも言える「開国」を迫られ、時代に対応出来ない徳川幕府を薩摩・長州藩の有志(西郷隆盛、大久保利通、桂小五郎:のちの木戸孝允etc.)らがリードする形で倒幕し、「明治維新」(1868年)という革命を、日本人だけの手で成し遂げた時代です。
作家:司馬遼太郎(しば りょうたろう)氏がその著作:「坂の上の雲」で描き、称賛した、近代日本の「国家の成長」と、それを構成する1人1人の「国民の成長」がイコール(オーバーラップしていた)であった時代の気質を、間違いなく森鴎外氏も持っていたのでしょう。
「明治人」はアジア各国が、欧米列強の「植民地」(イギリス:インド・シンガポール・マレーシア・ビルマ・香港、フランス:ベトナム・ラオス・カンボジア、オランダ:インドネシア、アメリカ:フィリピン、ポルトガル:マカオetc.)とされている世界情勢をリアルに感じ取っていました。
そしてついに隣国:清(=中国)が自国領土を「租借地」として先述の英・仏・米らに借り取られ、もはや独立国の体をなしていない状況となり、「明治人」は生れたばかりの大日本帝国(1889年)を独立国家として欧米列強と互角に渡り合える先進国とすべく、欧米列強に遅れること約100年(イギリスの産業革命:1760年代、アメリカ独立宣言:1776年、フランス革命:1789年)の状況から、天皇を国家元首とする憲法及び議会制民主主義を持つ近代国家への転換を果たし、「産業革命」の一括導入による驚異的な国内の殖産興業、近代化された常備軍の創設等を、約四半世紀の間に一気に成し遂げた、まさに奇跡的な才覚とエナジーを持った人々でした。
明治期は政治家はもちろん、多くの文化人(学者、医師、作家etc.)が欧米渡航・留学をしています。
森鴎外氏は陸軍軍医だったこともあり、ドイツへ留学しています(ちなみに夏目漱石氏はイギリスです)。
おそらく森鴎外氏はドイツ留学中に、西洋の軍事、医学、文学はもちろん、政治を学び、「自立した個人の集合体」が「国家」を構成しているという事実を肌で感じ、近代日本国民のあり方として「自ら光を放つ小さき燈火(ともしび)たれ。」という結論に至ったのではないか?と私は思っています。
皆さまは、いかが思われますか?

P.S.
そして今、「あすなろ鍼法」はまさに「明治期」を迎えているように、私には思えます。
まず才田先生(さしずめ先生は西郷隆盛でしょうか?)が「あすなろ支援会」を立上げ、独立した先生たち(西郷の志を受け継いだ、小松帯刀や伊藤博文、板垣退助たちでしょうか?)を「支援事業」で手助けし、その先生たちが「あすなろ支援会」のホームページの作成や、各自の「あすなろ治療院」をしっかりと根を張ることで、「あすなろ鍼法」を新しい鍼の「流派」として広めて行っているように思えます。
再度、皆さまは、いかが思われますか?
文責:坂田

 これで今月のあすなろ通信は終わります。
 9月9日には無料鍼体験会をあすなろ関連鍼治療院の先生方と、その他に本会会員の方とのご協力によって、あすなろ鍼治療院ー水前寺ーで行いました。最初からうまくいき、今後来年からも継続的に行い、あすなろ関連鍼治療院が力を蓄える1つの方法となればいいなと願っております。会員の皆様の応援をお願い致します(編集部)。

あすなろ通信第54号(1209)

     あすなろ通信第54号(1209)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862ー0941
   熊本市中央区出水8丁目19ー24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096ー371ー1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は事務局からとして3つのお知らせを致します。
 それから後は、あずにゃん無農薬野菜情報8号、今月の言葉34号をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から
 今回は事務局から3つのお知らせです。
1.はり無料体験会はその実施が今年の9月9日に決定。3報
 この通信で前にも書きましたが、最終的に今年の9月9日に行うことに決定しました。
 8月からそれに向けて事務局は動き始めています。これはその他にも皆様のご協力が必要です。その時々にこちらから声をかけさせていただきますので、その折には皆様のご協力をよろしくお願い致します。
2.今年度の主支援事業として2ヵ所の支援を本会で行っています。
 ア あすなろ鍼治療院ー水前寺ーへの支援……これはすでに終わっています。この内容としましてはホームページ作成及びそれに関する付属的な支援です。
 イ 大矢野の藤川先生が近々はりの治療院を開業されます。本会ではこの開業について支援することになりました。9月に私才田と副会長の嶋田先生夫妻の3名で現地に行って支援の内容を検討することに致しております。
3.本会の郵便振替用紙を変えようとしています。
 郵便振替のための用紙は皆様もご存じかも分かりませんが、お金を振り込む人の負担になる用紙と、振り込む本人ではなくて本会の負担になるものとがあります。これまで本会では前者の用紙を使っておりましたが、今回新しい会員になって下さった方が入会の手続きをなさる時、思うところがあって、振替手数料を会の負担となる用紙に変えようと思っておりましたが、やっと今月からそのことを会計の嶋田先生にお願いできる段階になったわけでした。

   ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことをそしてその野菜作りのおもしろさを体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想ご意見ご提案ご要望をお待ちします。

あずにゃん第8号(1209)
暑い日が続いていますが、皆さまお変わりございませんか?
 今の(8月10日)あずさ農園は、きゅうりの苗を育てています。一回目のきゅうりがそろそろ終わりますので、皆さまにしばらくの間お届けできないかもしれませんが、次の二回目のきゅうりさんたちが頑張ってくれる事と思いますので、少々お待ち下さい。。とは言え、この号が、皆さまのお手元に届くころには、実っているかもしれませんね(笑)
ところで、夏野菜と言えば「茄子」がありますが、露地栽培の茄子は、日に焼けたり、風で葉っぱなどに擦れて、実の一部が茶色く、「かさぶた」のようになったものが、よくあります。
 こういう茄子の事をよく、「やけ茄子」と言う言い方をされます。
 見かけは良いとは言えないこの茄子。
 茄子の皮には、ポリフェノールがたくさん入っているのですが、実は、きれいな茄子より、「やけ茄子」の方に、ポリフェノールが多く入っているのだそうです。
 「かさぶた」になっている所を茄子自身が治そうとして、ポリフェノールが寄ってくるのだそうです。さらに、茄子は調理する1時間前に日光に当てておくと、ポリフェノールが増すらしいです。
 ポリフェノールには、動脈硬化や脳梗塞を防ぐ、抗酸化作用があります。
 これでこれから茄子を食べる時に、少し楽しく?なりますね(笑)
 今回はテレビの受け売りになりました(笑)
 それでは皆さま次回まで、さようなら、さようなら、さようなら。。。
 今、懐かしい!!と思われた方!
 そうです、その人の真似です(笑)
 では、本当に次回まで、さようなら。

 ※文中さよならを3回繰り返す人のことが出てきましたね。私も懐かしくなりお礼かたがたあずにゃんに尋ねましたところ、映画解説者の淀川長治さんに間違いないそうです。
 ゴールデン洋画劇場とか思い出しますね。そういえばあずにゃんは今も若いですが、もっと若い頃、映画監督になろうとして東京に行ったそうです。それがきっかけで彼女は沖縄に3年間住むことになり、それから自然の大切さ人の優しさを土台とした生き方をするようになったようですね。
 今回もナスの病気のことを書こうとしたり、ポリフェノールの病気に対するノウハウを書こうとしたりしたのではなくて、彼女の書きたかったのは、その弱っている、彼女流にいうと、ナスさんの中の弱い人もちゃんと自然からさりげなくポリフェノールを多く持たされていて、自然の歯車の一つとしてちゃんと生かされていますねと言いたかったように思えてなりません。(編者)

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:34(2012年9月)

「日本語で話せ!!」

昭和56(1981)年、日本電信電話公社(通称:電電公社、現NTT)民営化のために、民間企業のトップから総裁に抜擢され、着任したばかりの※真藤 恒(しんとう ひさし)氏が、会議中に電電公社の幹部に向けて発した言葉です。

当時、電電公社では電話線を架設するのに、従来の木やコンクリートに代わって、耐久性や軽さで利点の多い鋼管柱を使いはじめていました。しかし鋼管だから中は空洞になっていて、てっぺんにふたがないため、スズメやシジュウカラなどの野鳥がどんどん入ってくるようになったそうです。入るのは容易でも、空洞が狭いため羽ばたけず、上空に飛び出せなくなり、あちこちの鋼管柱から野鳥の死がいが見つかり始めました。それが「電電公社は大量殺害の凶器を全国に立てている!」という大ニュースとして新聞に掲載され、鋼管柱は全国で既に120万本立っていたため、1本5羽としても「年間600万羽が死んでいる!」というのです…。

電電公社の企業イメージに関わる重要な問題であり、公社の立場は当然どんどん悪くなりました。真藤総裁は急遽幹部会議を開き、対応策について議論したところ、公社の幹部たちは口々に、
「全国の鋼管柱すべてにキャップをするとなると、3年はかかる。」
「キャップの費用や人件費で何億円ものコストがかかる。」
そういうことばかり言って、一向に前向きな議論にならない…。「これはいかん!」と真藤総裁は思ったそうです。
電電公社の幹部・職員たちは電電公社の中でしか通用しない、いわば「電電語」の発想・習性がしみついてしまっていて、一般人の感覚とかけ離れてしまっている。これでは日常業務でクレームが山積するのも当然のこと、まさに「お役所仕事」だと…(国がバックの電電公社の職員は実質的に「公務員」でした)。
そこで真藤総裁は会議で「とにかく、やりなさい。他人事ではなく自分の仕事として、早く、安くキャップをかぶせるにはどうすればいいかを考えなさい。」と指示し、それに反論する公社の幹部に対して、冒頭の「(一般のお客様に通じる)日本語で話せ!!」という言葉で締めくくったそうです。
そのため電電公社の幹部たちは重い腰を上げざるをえなくなりました。するとあっと言う間に対策は下記のようにまとまったそうです。

①プラスチックでキャップをつくる。百数十万個の大量発注のため値引きしてもらえて、一個当たりの単価は非常に安価で済む。
②公社の職員が年二回、全国の電話回線網を巡回して点検しているので、そのついでにキャップをかぶせて回れば人件費はかからない。

その結果、3年どころか半年で、全国百数十万本の鋼管柱全てにキャップをすることが出来たそうです。また費用は当初、公社幹部が主張していた額の十分の一で済んだそうです。
この一件以来、電電公社の体質は驚くほど変わり、「世間の常識」が通じやすい組織となり、それがNTTへの民営化に際して相当なプラスになったそうです。
このエピソードを書籍で知ったあと、私は保険代理店の営業マンですので、お客様に「保険業界語」で話していないか、自分の仕事を振り返るようになりました。
「日本語で話す」=「当たり前のこと」ですが、世間から離れた組織の中にいると、「業界用語」で話すという弊害が逆に「当たり前のこと」になるのも事実のようです。
私は市役所や県庁(出先機関も含みます)、日本年金機構(旧社会保険庁)、健康保険組合などへ問い合わせをして、電話をたらいまわしにされた経験が少なからずありますので、そうした公的機関が民間企業では考えられない「業界ルール」で動いていることを身にしみて感じます(もちろん真面目に職務を全うされている職員もいらっしゃるとは思いますが…)。
皆さまはそういうご経験、ありませんか?

※真藤 恒(しんとう ひさし):日本の実業家、1910(明治43年).7.2~2003(平成15年).1.26:92歳で逝去

真藤氏は1960年代、当時造船では二流企業でしかなかった石川島播磨重工業(現IHI)を、その辣腕で業界トップの三菱重工業を追い抜くという快挙を成し遂げ、1972年11月6日、社長に就任、1979年4月2日に退職。
それから2年後の1981年、その手腕を買われて、日本電信電話公社(電電公社)の総裁に就任、同公社の民営化を推進し、1985年4月、日本電信電話株式会社(NTT)発足に伴い初代社長に就任、NTTの民営化にあたって多大な貢献をした人物です。
しかし1988年12月12日に「リクルート事件」(インサイダー取引事件:値上がり確実なリクルートコスモス社の非公開株1万株の譲渡を受けていたもの)の責任をとってNTT会長を辞任、1989年3月6日にNTT法違反(収賄)容疑で逮捕され、東京拘置所に収監。1990年10月9日、東京地裁から懲役2年、執行猶予3年、追徴金2270万円の有罪判決を受け、確定。その罪を一切弁明せず、公職や経営の第一戦から身を引くという、「立つ鳥跡を濁す」非常に残念な晩年を送った人物です。

文責:坂田

 これで今月のあすなろ通信は終わります。
 9月9日には無料はり体験会をあすなろ関連はり治療院の先生方のご協力によってあすなろ鍼治療院ー水前寺ーで行います。最初からうまくいくとは限りませんが継続的に行いあすなろ関連はり治療院が力を蓄える1つの方法となればいいなと願っております。
 会員の皆様の応援をお願い致します。編集部。

あすなろ通信第53号(1208)

     あすなろ通信第53号(1208)
あすなろ支援会会長 才田 覚
 この「あすなろ通信」は、あすなろ支援会会員の皆様にこれをお届けすることにより、一つはあすなろ支援会会員の方々の動きや鍼と健康に関することを皆様にご理解いただきお役に立ちたいこと、そして二つ目には会員相互の一体感を高めて本会を発展させること、この二つの目的で発行いたしております。
 このようなことでございますので皆様には会へのご協力をいただく意味で連絡、ご意見、お尋ね等々、何でもございましたら会の事務局(下記)までお寄せ下さいますようお願いいたします。

あすなろ支援会事務局
住所 〒862-0941
   熊本市中央区出水8丁目19-24 
   才田鍼専門治療院気付
   あすなろ支援会事務局
電話 096-371-1234
あすなろ支援会ホームページアドレス

ようこそ

 さて今月の通信は事務局からとして下の3つのお知らせを致します。
1.無料鍼体験会の実施は今年の9月に決定。2報
2.今年度の主支援事業として2ヵ所の支援を本会で行います。
3.会員やその他の方から葉書のご寄付をあすなろ支援会にいただきました。2報
 あずにゃん無農薬野菜情報7号、今月の言葉33号をお届けいたします。どうか最後までお読み下さいますように。

   ・事務局から
 今回は事務局から3つのお知らせです。
1.はり無料体験会はその実施が今年の9月に決定。2報
 最終的に今年の9月に行うことに決定しました。
 今のところ9日に予定して、それに向けて今月から動き始める予定です。これにも皆様のご協力が必要です。その時々にこちらから声をかけさせていただきますので、その折には皆様のご協力をよろしくお願い致します。
2.今年度の主支援事業として2ヵ所の支援を本会で行っています。
 ア あすなろ鍼治療院ー水前寺ーへの支援。これはすでに終わっています。この内容としましては、ホームページ作成及びそれに関する付属的な支援です。
 イ 大矢野の藤川先生が近々鍼の治療院を開業されます。本会ではこ開業について支援することになりました。9月に私才田と副会長の嶋田先生夫妻の3名で現地に行って支援の内容を検討することに致しております。
3.会員やその他の方々から葉書のご寄付をアスナロ支援会にいただきました。先月号でこのことをお知らせ致しましたが今回もお一人から葉書の寄付をいただきました。あすなろはり治療院ー呉服町ーの木之田真帆先生です。ここに記して感謝致します。
 なお、これにつきましては会員のお一人のお助けウーマン2号の方が職場で使うからと言ってその葉書の買い取りを行って下さいました。これもここに記して感謝致します。

   ・あずにゃん無農薬野菜情報
自然の野菜作りのことをそしてその野菜作りのおもしろさを体験談を交えてあずにゃん(川口梓さん)が今年(平成24年)の2月から連載致しております。
事務局(上記)ではこれをお読みの皆様のご感想ご意見ご提案ご要望をお待ちします。

あずにゃん第7号(1208)

残暑お見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
梅雨が明けてからのこの暑さは、「ここは、インドかっ!」と、ツッコミを入れたくなる程の気温の上がり様ですね。
本当に変ですね。先月は大雨の各地の土砂災害で多くの方が亡くなられ、家にも帰れない状態になりました。被災に合われた方には、この場所をお借りしましてお見舞い申し上げます。
私も大変な時に「農」というものを始めたものだと改めて感じました。あの雨の降り方はスコールの様でした。
昔、タイを旅行した時、ちょうど雨期でよくあんな風な雨に降られ、泊まってたゲストハウスの一階のフロアが水に浸かってしまい、カエルまで泳いでいて、掃除と後片付けを手伝った思い出があります(笑)
もう、この際パイナップルか、さとうきびでも植えてやろうかなという気になります(笑)。さとうきびはすでに熊本でも栽培されていますね。でもあれは、確か、真冬の収穫だった様な気がするので止めておこうと思います(笑)
しかしこんな時だからこそ、「農」をやっていることは間違ってないという風にも感じます。必ず将来、食料危機が来ると思っていますし、TPP問題にしても、「食」と言うものがだんだんと目に見えなくなり、いつの間にか知らない間に、「食べ物」とは言えない「食べ物」を口にしていると言う事になりかねません。今、「食の安全」としきりに言われていますが、「そんなもの、なんだったんだ」と思う事になるでしょう。。。「食べ物」と言えない「食べ物」は、上手い謳い文句で、キワドイラインで、分かりやすそうで解りにくく、私たちの前に並べられた時には気づかない様にされて来るのですから。。。
本当に大変な問題だと考えます。
が、世の中には逆らえませんので、それはそれとして、私は自分にできる事をただひたすらやっていこうと思います(笑)
これからもよろしくお願い致します。
まだまだ暑さが続きますが、皆さまご自愛下さい。 あずさ。

文中でサトウキビは日本でも栽培されていたとありましたが、私の子供の頃、熱帯で砂糖をとるために作られていたもののようには大きくありませんが、私の育ったふるさとでも直系1、2㎝の子供のおやつとして栽培されていて、それをふるさとではあまきびと呼んでいました。大変懐かしく感じました。編者

  ・今月の言葉
今月の言葉担当 坂田 勇
 平成21年11月から「今月の言葉」を紹介させていただいている坂田と申します。熊本市在住、40代の営業マンです。
 私などがこのような場で執筆するのは、正直少々気恥ずかしいのですが、ここで紹介いたします「言葉」が、皆様の毎日の日常に少しでもプラスになればと思い書き進めてまいります。どうぞ宜しくお願いいたします。

今月の言葉:33(2012年8月)
成功しなくたっていいんだよ。
「チャレンジしない奴」よりマシだろう?

元NBA(アメリカのプロバスケットボールチーム):シカゴ・ブルズのスーパー・スター:マイケル・ジョーダン氏(1963年生れ:現在49歳、現役:1984年~2003年)の言葉です。
全盛期には推定43億円という破格の年棒をもらいながら、1993年と1994年の2年間、NBA(プロバスケットボール)のオフ・シーズンに、二足のわらじを履く形でMLB(アメリカのプロ野球リーグ=大リーグ)へ挑戦した際、マスコミの質問に対して語った言葉です。
多くのNBA(バスケットボール)ファンが、「NBAのスーパー・スター」であるジョーダン氏がNLB(ベースボール)へチャレンジすることを快く受けとめず、多くの非難が寄せられたそうです。
そしてマスコミの「あなたほどの超一流のNBA(バスケットボール)選手が、なぜ今になってNLB(ベースボール)にチャレンジするのか?」との質問に対して、ジョーダン氏は「子どもの頃の夢だから。」と答え、続けて上記の言葉を述べたそうです。

※余談ですがMLB(アメリカのプロ野球リーグ=大リーグ):「シカゴ・ホワイトソックス」傘下の2A(マイナー・リーグ)に入団したジョーダン氏は、2年間でMLB(アメリカのプロ野球リーグ=大リーグ):「シカゴ・ホワイトソックス」へ昇格することは出来ず、ジョーダン氏の「チャレンジ」は終わりました…。
その後ジョーダン氏は2010年にNBA(アメリカのプロバスケットボールチーム):「シャーロット・ボブキャッツ」を買収し、現在は同チームの筆頭オーナーとなっています。
NBA(アメリカのプロバスケットボールチーム)で超一流のプレーヤーとして頂点を極めたジョーダン氏が、「子どもの頃の夢だから。」という理由で、MLB(アメリカのプロ野球リーグ=大リーグ)へチャレンジし、その結果、失敗したことは、ジョーダン氏の名声を高めることはあっても、決して辱めることではないと思います。

成功しなくたっていいんだよ。
「チャレンジしない奴」よりマシだろう?

この言葉は私も含め、世の多くの凡人には、到底理解しがたい境地の「言葉」だと思います。
スポーツ全般、特にNBA(アメリカのプロバスケットボールチーム)について疎い私でも、「マイケル・ジョーダン」氏の名前は知っていました。
しかしこれほどの天才、偉人の1人であることは、この逸話をラジオで耳にするまでは理解していませんでした…。
筋金入りのプロフェッショナルのこの言葉、皆さまはいかが思われますか?
文責:坂田

 これで今月のあすなろ通信は終わります。
 今年の梅雨末期には大きな水の害がありましたね。会員の皆様で、その本人、または関係者に害があった方には心からお見舞い申し上げますとともに、1日も早いご回復、復旧を祈念申し上げます。編集部。