☆10月の勉強会報告

10月になってもまだまだ暑さが続くこの日、参加者7名。
小川先生の講義のテーマは、「自律神経について」でした。
司会担当は、嶋田裕先生です。

今回は、小川先生の友人の例を引いて、自律神経を整えるにはどうすればよいのか、具体的な事例をもとに、自律神経に対する治療の考え方についてお話をいただきました。

ご友人はいろんなストレスから自律神経をくずされ、しかし、ストレスのほうは、そう簡単に解決することはできません。
では、どうすればよいのか。
まずは、朝起きができないという訴えに対して、「朝日を15分浴びてください」と提案。
さいわい、これが効果をあらわして、だんだんに朝起きができるようになられたとか。
ほかの症状にもそれぞれに対処していくうちに、ストレスの原因になっている問題も解決していけるようになっていかれたそうです。

心身は密着していますので、「心」のほうは専門ではありませんが、「身」のほうからアプローチして、鍼をしながら的確な助言を与えられるように精進してゆきたいものです。

また、嶋田先生からは、
1.治療院にて、患者さんに話す大事な事
2.後脛骨筋(腓骨筋)について
の2点について、役に立つお話がありました。

☆7月の勉強会報告

普通ならばまだ梅雨中であるはずの7月7日に、晴天に恵まれ気温上昇の日曜日に勉強会は開催されました。参加者6名。

午前の小川先生による講義のテーマは、「電子マネー・電子決済、およびその導入について」です。司会は、私こと本田が担当いたしました。

近頃とみに耳にする電子マネー・電子決済ですが、私にはいまだ未知の世界!そこで、鍼灸のみならずITの世界にも詳しい小川先生に初歩の初歩からお話をいただきました。

普段、何気なく使用している交通系や買い物のICカードも、電子マネー・電子決済に当たるのです、と今更ながら目からウロコ。

そして、この電子マネー・電子決済を私たちの治療院に導入するには、どうすればよいのか?すべての電子マネー・電子決済システムを導入するのは不可能ですので、どれかをえらばなければならないことがわかりました。もしも導入するのであれば、まずはできるだけ手間のいらないもの、料金の納得できるものから始めるとよさそうです。

とはいえ、小川先生の「現金を使うことがなくなることは、まずありません」とのお言葉に心からホッといたしました。

☆4月の勉強会報告

4月の勉強会は14日の日に、参加者7名で行われました。
司会担当は、堀江照俊先生です。

小川先生による今回の講義テーマは、「頭痛」です。
自らの体験をもとにして、頭痛の種類や、症状、また、その処方についてお話いただきました。

そのなかで、〔片頭痛〕では、とくに光と音に対して過敏になること。
この場合、頭より首を冷やすとよいことなど。

緊張性頭痛は、首や肩、背中の緊張を取ってやれば快癒しますが、群発頭痛は非常に難しい!
めったにある症例ではありませんので、今後の課題になるかと思います。

お昼からの実技は二人抜けましたので、いつもよりやや静かに行われました。

本日は、熊本地震前震のあった日。
あれから8年が経ち、その間いろんなことがありましたが、こうして変わらずに〔あすなろ会〕を続けていくことができていて、本当に感謝です。
支えてくださっておられるみなさま方にお礼を申し上げます。
ありがとうございます。

☆1月の勉強会報告

1月の勉強会は、参加者6名。リモート参加者1名でした。

今回、小川先生の講義は、“自律神経”についてです。

自律神経とは、交感神経と副交感神経のことです。
呼吸や内臓系、いろいろなものを調節している神経ですが、これが乱れると、いわゆる“不定愁訴症候群”の状態を表してきます。

めまいや立ちくらみ、眠れない、疲れやすい、肩こりや腰痛など、ハリ治療院に来院される方たちも同様の訴えをよく聞きます。

自律神経研究の専門家である順天堂大学医学部教授の小林弘幸先生によると、『自律神経を整えるには、大切なのは運動、睡眠、食事です』とのこと。

小川先生の友人での例を引きながら、わかりやすいお話ををしていただきました。
先生、いつもありがとうございます。

あすなろはり勉強会(2023年10月1日)の報告

○10月の勉強会報告

8か月ぶりの勉強会です。
久々の勉強会だったせいでしょうか、とても熱気にあふれて盛り上がりました。
参加者7名。

今回から勉強会は季節ごとに年4回開催することになり、また、各季に司会担当者が責任をもって行うこととなりました。
今回は嶋田先生の担当です。

小川先生の講義、今回のテーマは「顔面神経」
鍼治療院にも、〔顔面神経麻痺の後遺症〕でみえる方がおられますので、あらためて聴講してみて非常にためになるお話でした。
私たち鍼師が対象とするのは、主にベル麻痺の後遺症です。
予後はよい方ですが、リハビリとともに鍼をすることで素早く、きれいに治っていきます。
この辺り、きちんと患者さまに説明をすることが大切ですね。

嶋田先生の症例発表は、短距離ランナーの肉離れに対する鍼治療。
一般に、競技会前の施術では、ゆるめ過ぎてはいけないといいますが、鍼数を限って、わるい部分をしっかりと取ることで大会でのよい結果を引き出すことができたという症例でした。

嶋田K君からの質問で、〔所見の取りにくい患者さまへの触診について〕の発問があり、各先生方から応答がありました。

午後は、鍼の実技。
お互いに鍼をしあいながら、話に花を咲かせました。