あすなろはり勉強会(2020年8月2日)報告

今回の小川先生の講義の内容は、肩関節の運動についてです。
肩関節は、関節のなかでももっとも動く関節であり、肩甲骨の関節窩は、上腕骨頭の関節面の3分の1の面積しかなく、そのため、その不安定さをいろいろな形で補強して、多方向への動きを保持するという、いわば相反する固定性と可動性の二つの目的を、さまざまな形で補強しながら、非常に複雑な動きに対応しているのです。

このことを念頭に置きながら施術をしないと、なかなか思うような効果があがらないことにもなります。

午前後半は、嶋田氏の症例発表。
上腕の痛みを、頸椎直側のみの鍼で完快させたものです。
いつもながら、嶋田院長のカルテは、丁寧、かつ詳細で、その結果内容のみならず感心させられます。
次回も、楽しみです。

午後からは、それぞれペアを組んでの鍼の実技。
私、こと本田は、初めて、嶋田氏の息子さん、K君から鍼を受けました。
K君は、現在鍼灸の勉強中。
よい鍼師になることを切に願います。